【パイオニアEDH/PiEDH】《宴の結節点、ジェトミア/Jetmir, Nexus of Revels》解説(BRO時点)
眞白井エイドです。
普段はVtuber/VPW(Virtual Planeswalker)として、『MULTIVERSE HAS NO BORDER』を合言葉に、Youtube/Twitchにて、MtG(マジック:ザ・ギャザリング)中心に活動しています。
今回は、自分が愛用している《宴の結節点、ジェトミア》のパイオニアEDH版デッキのご紹介です!
『パイオニアEDH』というフォーマットについては、先日公開した記事にまとまっていますので、ぜひそちらをご一読いただいた上でご覧になっていただけると分かりやすいかと思います。
統率者について
『ニューカペナの街角(SNC)』出身のナヤカラー(白赤緑)の伝説の猫・デーモン。
3体いれば+1/0&警戒!
6体いれば+2/0&警戒・トランプル!!
9体いれば+3/0&警戒・トランプル・二段攻撃!!!
殴れば相手はだいたいしぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジェトミア》自身もクリーチャー数カウントに含まれるため、意外と3体以上の条件は達成しやすく、序盤からライフを削ることに意味のあるパイオニアEDHではとても頼もしい統率者です。
「殴りジェネラルを使いたい」「普段青い統率者が多いので別の色をやってみたい」で選んだのですが、思ったよりも強い!!!
ということで、企画後も強化を繰り返しており、だいぶリストが変わったため、改めてのご紹介です。
基本戦略
クリーチャーを並べる
↓
ジェトミアを出す
↓
殴る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
冗談抜きにこれに尽きます。
マナクリーチャーやトークンを序盤から展開し、《ジェトミア》着地時にクリーチャーカウントが3体以上、可能なら6体以上になることを目指して動きます。
無理に《ジェトミア》を最速展開するより、役者が整ってから出したほうが強い印象。
「とりま一回流しておくか〜」の全除去には気をつけながら、クリーチャーを並べていきます。
他のプレイヤーの動きが早ければ、最低限の挙動(マナ加速、置物設置)を続け、息切れした後半に一気に動いて捲るというのも手です。
また、自分のデッキの特徴としては、Xマナトークン展開呪文を多用し、「後から引いても強いカード」とドローソースを中心にデッキを組んでいます。
《選定された行進》などといった強力なシナジーカードもクソでかスペルを見ることをPiEDHの生きがいとしている者としては採用したいのですが、ジェトミアは意外とヘイトが高く、除去を繰り返し食らった結果ジリ貧になりシナジーが活きないというケースがままあるため、単体で仕事をするカードを多くしています。
基本は空いてる相手の顔面を削っていきます。
パイオニアEDHでは、3体以上での+1/0警戒略してそれなりモードでも圧はかなりのものです。
警戒付与なので、マナクリも空いている所に行けるのがいいですね。
その他はトークンメインなので相手も相打ちを渋ることが多々。
大物が立っている相手は、9体以上の+3/0いろいろ付与略してわっしょいモードのときに一撃で仕留める気持ちで行きます。
クリーチャーをちまちま失うほうが辛いので弱きものから狙っていきましょう。自然の摂理なのにゃ……。
マナベース
マナクリ:
《エルフの神秘家》《ラノワールのエルフ》《培養ドルイド》《楽園のドルイド》《枝葉族のドルイド》《イーリシアの女像樹》《祝祭の出迎え》
マナファクト:
《秘儀の印鑑》《名誉ある家宝》《合格通知》《スカイクレイブの秘宝》《彩色の灯篭》《伝説の秘宝》《グレートヘンジ》+《謎の石の儀式》
土地:
34枚(うちフェッチ2枚)+《エメリアの呼び声》《髑髏砕きの一撃》
《祝祭の出迎え》は「団結」でタップ状態で宝物を生成してくれるので実質マナクリ。インスタントのトークン生成がマナ加速になるので非常に優秀です。ライフ回復も染みる。
マナファクトのうち、最近のカードで特に強化だったのは《伝説の秘宝》。
伝説クリーチャーが比較的多いのと、ジェトミアのそれなりモードでの警戒付与と相性がとても良く、殴ってからのダブルアクションが容易になります。
2枚目の《謎の石の儀式》とも言える。
1~2Tに緑アンタップインが欲しいことが多いので、土地はアンタップイン優先で、色比率としては緑>白>>赤。
占術ランド・ゲインランド・《ジェトミアの庭》以外のサイクリングランドは取っていません。
フェッチはいつの間にか増えていました。
クリーチャー
トークンを生成する
《毅然たる援軍》《ティロナーリの召喚士》《輝かしい聖戦士、エーデリン》《信義の神オケチラ》《終わりなき巣網のアラスタ》《不和のトロスターニ》《発明の天使》
ロードクリーチャーを2枚採用し、その他の面々もタフネス高めで火力除去に巻き込まれにくくしています。
身を守る
《前線の衛生兵》《無私の霊魂》《ガーディアン・オブ・フェイス》《国王ダリアン四十八世》《運命を紡ぐ者》
《運命を紡ぐもの》《ダリアン》がかなり抜けそう。
リソースを回復する
《噂の蒐集家》《歓迎する吸血鬼》《秘密を知るもの、トスキ》《長老ガーガロス》
リソース回復のカードはかなり重要で、初期手札でキープするか、サーチで呼び込みたい所です。
妨害する
《巨人落とし》《報奨密偵》《第三の道のロラン》《ドラニスの判事》《異端聖戦士、サリア》《スカイクレイブの亡霊》
最近スタックス寄りにしているため、妨害カードが多めになっています。
最近入れたカードだと《報奨密偵》《第三の道のロラン》が好感触。
《孔蹄のビヒモス》
《州民を滅ぼすもの》
おもしろ枠です。
オリカ度が高いのはなんと言っても《ティロナーリの召喚士》。
余ったマナを注ぎ込むと一人しにます。
コストも軽いため、《召喚の調べ》で持って来やすいのも◎。
しぬことに気づかれた瞬間除去されますが、他にも除去されたくないカードは多いので少ない除去を吸ってくれるだけでもありがたいですし、通れば勝ちます。
スペル
トークン生成
《荒野の確保》《軍団の上陸》《踊りへの参加》《太陽の神のお告げ》《大集団の行進》《森林の目覚め》《太陽の勇者、エルズペス》《エメリアの呼び声》
X呪文中心に揃え、一回きりの呪文はなるべくサブ効果を持つものにしています。
特に強いのはインスタントの《荒野の確保》、招集持ちの《大軍団の行進》、プラス連打マシーンの《太陽の勇者、エルズペス》。
《森林の目覚め》は地味にサイクロン耐性があります。
防御
《夏の帳》《ボロスの魔除け》《英雄的介入》
《夏の帳》は正直微妙なので、《むかしむかし》との入れ替えを検討しています。
《ボロスの魔除け》はわりと顔に撃ちます。
妨害
《耳の痛い静寂》《息詰まる徴税》
雑に強い枠。
除去
《隔離する成長》《セレズニアの魔除け》《残骸の漂着》《招待制》《家の焼き払い》
《セレズニアの魔除け》は地味に役立つ追放除去カードで、抜いてたのを最近戻しました。
《招待制》はトークンでのリカバリが容易いこの構成ならではの除去カード。少数精鋭デッキに刺さります。
《残骸の漂着》は撃たれたくないが撃つと強い。
バーン
《衝撃の震え》《鍛冶の神、パーフォロス》
PiEDHではバーンは雑に強い。
《告別》以外では基本流されない《パーフォロス》の定着力はすごいです。テーロス神サイクルは統率者としてもかなりポテンシャルを秘めてると思います。
サーチ
《牧歌的な教示者》《呼応した呼集》《召喚の調べ》
《鍛冶の神、パーフォロス》《息詰まる徴税》《謎の石の儀式》など、探したいエンチャントが意外に多いのでチューターを採用してます。
《栄光の探索》と《呼応した呼集》を入れ替えるか、他を削って追加するか悩んでるところ。
ドローソース
《伝説たちの秘本》《婚礼の発表》《野生語りの帰還》《巫師の天啓》
ドロソは多め。とはいえクリーチャー依存のドロソが色の宿命として多いので、ラスゴ後はかなしみを背負いやすいです。
強み
じわじわプレッシャーをかける動きも、爆発的に攻める動きも出来る!
意外とインスタント挙動が多いので、相手の裏を突きながら殴れる!
青がいない卓なら除去上等でジェトミア突っ張りしてもヨシ。顔面を削れ!!!
弱み
全除去!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《空の粉砕》《至高の評決》《神々の憤怒》あたりはまだ《無私の霊魂》《英雄的介入》《ボロスの魔除け》で捌けますが、《食肉鈎虐殺事件》《陰謀の悪魔》《虐殺のワーム》《黄金の死》などなどの全体マイナス修整が来るとしにます。
ちなみに《悪行の大悪鬼》もきつい。
なんなら《影の評決》《絶滅の契機》偶数もきつい。
黒がいたらこの辺がないことを祈りましょう。
あっ普通に《告別》《サイクロンの裂け目》はアウトです。
cEDHでも研究が進んでいるらしい《ジェトミア》。
パイオニアEDHでも十分パワフルで楽しいデッキが組める統率者だと思います!
ぜひ、皆さんもお試しあれ!
それでは、また!