SHIBUYA QWSで益子焼作家のビジネス座談会を開催しました
こんにちは。栃木県益子町のofficialコミュニティ「ましこみゅ」です。
皆様ご存じかもしれませんが、益子町には300を超える窯元と50以上の陶器販売店があり、伝統と創造性が息づく地域です。近年は益子焼の製造・販売スタイルも多様化し、それぞれの窯元が独自のアプローチで事業を展開しており、他業界の事業者と出会い更なる発展を目指す窯元も多くいらっしゃいます。
そこで、前回に引き続き益子町商工会窯業部と益子町の共催で、益子焼作家との交流イベントを益子町未来共創拠点SHIBUYA QWSにて開催しました!その様子をレポートいたします。
お茶会形式で距離の近いイベントに
今回はキッチンスペースでの初開催で、長テーブルを参加者の方々と一緒に囲み、益子焼の器でコーヒーとお菓子をいただきながらアットホームな雰囲気で始まりました☺️
栗谷昌克氏による益子焼のご紹介
まず始めに、陶芸作家の栗谷さんより益子焼がどのように発展してきたか、現在はどのような状況なのかなどについてお話しいただきました。
続いては、作家の皆様より自己紹介を兼ねてプレゼンテーションいただきました。有限会社かじ庄の渡邉吉人さんが司会進行を行ってくださいました。お話しくださった作家の皆様をご紹介させていただきます。
薄田窯 薄田いと氏
薄田窯の薄田いとさん。Instagramでの発信の工夫点や、今年台湾のマーケットに出店されたお話など積極的に活動されているなお話が印象的でした。
健一窯/伝統工芸士 大塚雅淑氏
健一窯の2代目として、また益子焼伝統工芸士として作陶されている大塚雅淑さん。益子の伝統的な釉薬を使いながら、現代の生活にあった器を製作されています。
清窯代表/伝統工芸士 大塚一弘氏
清窯代表であり、益子焼伝統工芸士である大塚一弘さん。ご自身の作陶と、陶器製品のプロダクトプロデュースもされています。
オフィスましこのね 栗谷昌克氏
秋田県ご出身の栗谷さんは作陶のために益子町に移住されました。テレビ局に勤務されていた経験も活かしながら、ご自身の作陶と益子町の地域活性化につながる活動も幅広く活躍されています。
質問タイム
様々な背景を持ちながら同じ益子町で作陶されている4名。チームのような連帯感を感じるプレゼンテーションの後は、自由な質問タイムとなりました。
そもそも益子焼とは何なのか?
益子焼がどのように発展してきたか
益子焼と笠間焼きの違いは?
農業と窯業の比較
職人とは?
などなど、参加者の皆様が熱心に質問してくださり、作家の皆様も真摯に答えてくださって、想像していた以上に本質的な話が出て有意義な意見交換の場となりました。
まとめ
今回も様々なバックグラウンドを持つ方がご参加くださり、いつも以上に本質的な部分まで濃密に会話する時間になりました。その場で答えが出ないような課題についても生の声を共有し、活発に意見交換が行われていました。今回のご縁と経験を次につなげていけますように今後も努めていきたいと思います。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
ましこみゅは「益子町未来共創拠点SHIBUYA QWS」と益子町を拠点として、イベントやコミュニティ運営を通して益子町に興味を持ってくださる方を大切にする活動を行っています。今後も情報発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。