(ましこの競馬予想)G2弥生賞【中山 2024.3.3】
前置きはせず早速本題といきましょう。
おさらい
中山2,000
スタート後1角までは400m。1〜2角中間まで上り坂で、向正面は平坦。3〜4角は緩い下り坂で直線は300m。直線は短いながらも急坂あり。
レース傾向
基本的にペースが流れることはなく、スロー前残り。ただそれなりに決めてはほしいイメージ。
近年はディープの好走が印象的でしたが、ディープ亡き今、どれをチョイスするかですね。
今年は少頭数かつ逃げ馬不在の2つ要素でよりスローでしょう。
出走予定馬考察
ニシノフィアンス
2戦ともボッテリ見せてきているがおそらくは体型。まあ2戦目は幾分か削がれましたが。ロベルトっぽいと思ったらブライアンズタイムでしたか。後肢は父産駒っぽいけどゴツ目。全体的にロベルト色強め。
四肢が太めなのと脚も速くないタイプなので芝よりはダート向きじゃないですかね。まして流れにくい弥生賞はあまりイメージ湧かないです。
前走は前残りなレースだったので特段評価もせず。
ファビュラススター
字面のとおりパワー型。造りのベースは中距離なので、前走の延長は血統も相まってプラス要素でしょう。まだ緩いけど、いい柔らかさ。ですが、繋ぎの反発力がいまいち。スタートで位置取りにくいのでそこが課題。差しが効くタフな馬場とかいいんじゃないですかね。
シュバルツクーゲル
斬れない中距離馬。
前走は逃げ馬以降は実質スローでしょうか。長く脚を使うレースでしたが位置関係から差し馬には厳しい展開。これで残せないと…といったところ。
特に評価はしないです。中山2,000なら1,800の方がいいし、中京2,000とか阪神2,000とかそこらじゃないですかね。内回りとか先行有利とか。
エコロレイズ
前走の4角、普通ならそのまま伸びて入線なんでしょうが、差されてしまいした。レイズさんは四肢が太め。そして斬れないのであれはまあ仕方ない内容。
でも元値は悪くないですから適条件で買いたいところ。
アメペイ×ディープはダートで活躍してますし、造りもダートなら納得。
ダート替わりで買いとメモ。
アドミラルシップ
アドミラルシップさんは悪さがなくて好みなんです。柔らかさの中に強度もあって。
上積みを残して勝った新馬から2戦目のホープフルは間違いなくデキはキャリアハイ。内容も悪くなく次走楽しみにして迎えた前走は意外と…。造り的には東京2,400は全然許容。むしろ合う。レースレベルは高くなかったけど、敗因がさっぱりだったんですがおそらくは出来落ち。ヨロを中心に萎んでいました。激走の反動でしょうか。
兄弟で相沢厩舎。頑張ってほしいところ。成長しててほしかった前走から今回、立て直しがどこまで出来るかに注目。
トロヴァトーレ
ライツェントは優秀な繁殖馬ですね。素質を感じます。
トロヴァトーレさんは後肢の造りが秀逸で、全体的な造りは父似。生き写しとまで言わずとしても、だいぶ似てます。造りは基礎スピードの観点から2,000ベストの中距離馬でしょう。
2戦目はパンプアップしてさらに良化。完成度も十分ですよ。坂上がってからの伸びも素晴らしいです。間違いなく素質馬。
産駒にありがちな肩の悪さもそこまで気にはなりませんから、走るケースの産駒でしょう。
シンエンペラー
首差しが太く短め、胸も厚めなので基礎スピードは高く、距離は長くてもこのあたりじゃないですかね。ベストは1,600かと。
柔らかみがあった初戦から徐々に硬さが。このあたりはシユーニが1,600あたりで走っていたことが起因してきそう。
気性でミスらなければスタートは大丈夫でしょうし、基礎スピード、鞍上的にも先行できるはずです。ソラを使うのでそこをどうするかを見たいところ。計算しても皐月賞までと考えてますがそれでも現状世代上位ですから。
ゆくゆくは1,600中心に。阪神外回りなんかどうですか。
サンライズジパング
ダート使われたりしてましたが芝馬ですよ。ダートで勝ち星上げましたが稍重だったのが功を奏したといったところ。
全体的にスレンダーではありながらも馬体重によるサイズ感はデカめ。それでも鈍足どころか素軽さはあります。道悪の前走は能力で押し切ったイメージで、本来は良馬場の方が走る造り。今回の方が期待は出来るんじゃないですか。これまでのレース評価はさておき横でも足りてます。
ダノンエアズロック
ここ最近の父産駒という感じ。一目で“あなたモーリスの息子ですよね”と。
初戦は細く非力な印象もバネは密かに感じる後肢。休ませての2戦目は成長十分。全く太くない。超瞬発力戦を制して2勝目。
造り以上に走ってきた気はするんですけど今回は重い印はつけ難い感じ。理由は後で書きますよ。
本命候補馬
ズバリ、トロヴァトーレ。
今のところ父産駒の最高傑作じゃないですか。そして鹿戸厩舎のクラシック1番手だと思いますよ。
2戦目の良化・成長は素質馬のそれです。
考察でも書きましたが、前走の坂を上がってからの伸びは秀逸。何度見返しても素晴らしい。
今回の鞍上は父にも跨ったスペシャリストですから上手く乗ってくれることでしょう。
文句なしの本命候補です。
印は今のところ
◎トロヴァトーレ
◯シンエンペラー
▲サンライズジパング
△アドミラルシップ
⭐︎ダノンエアズロック
⭐︎レッドテリオス
シンエンペラーさんはなんだかんだ世代上位。
サンライズジパングさんも同様。
アドミラルシップさんは出来次第。変わってなければ消しでいい。
ダノンエアズロックさん。中山で走るロベルト全開なモーリスじゃないんですよ。“僕は大箱、東京走るぞ”みたいな感じで、中山の好走が全然イメージできないです。コーナー4回よりはワンターンがいいと思ってます。なので今回は下げ。まあスタートセンスはありますから。
レッドテリオスさんは新馬のみでレベル疑問ですが、そこまで悪さなさそうなので。当日次第。
レガレイラさん物差しにしてダノンエアズロック、シンエンペラーに甲乙つけようとする人多そうですが、ホープフルSとそれ以前のレガレイラさんは別馬ですよ。
トロヴァトーレさん、楽しみにしてますよ。