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【テニス】初級〜中上級の方向け。大会で勝つためのロードマップ
以前は正社員でテニスコーチをやっていました。
今は月2回ほど副業として1つのチームにレッスンをやっています。
一応テニスコーチの端くれなのでたくさんの方を見てきて、大会で1勝を挙げるまでに必要な順序を僕なりに持っています。
今回はそれを書いてみたいと思います。ちなみにダブルスの考えです。
大会で勝てるようになるロードマップ
ミスせずに相手コートに返球すことができる
ミスせず相手の前衛に捕まらないコースで返球することができる
ミスせず相手がミスをしやすいボールを打つことができる
ミスせずこちらからポイントをとる攻撃ができる
自分達の得意パターンでポイントを取ることができる
このロードマップの大切なところは1~4にしつこく書かれている「ミスせず」です。
また大前提として順番にできるようになり、1をしっかり実践しながら2にチャレンジしないとダメです。2に意識が行きすぎて1が疎かになるならもう少し1をやった方が良いです。
レベルが別れている大会なら3までできれば勝てると思います。
1.ミスせず相手コートに返球することができる
初級~中上級者の主な失点理由は「自滅」です。
基本的なショットの基礎ができたら、ミスせず返せる力加減を探してみましょう。また自分が打ちやすい高さはどの辺なのかを考えるのも必要です。
動かされて体勢が崩れ場合どうするかもミスを減らすことに繋がります。
その場合、普通に返すのかロブなどに切り替えるのかの判断も重要です。
2.ミスせず相手の前衛に捕まらないコースで返球することができる
ダブルスの場合、前衛がいます。前衛に触られると圧倒的不利ですのでミスせずに返球ができるようになったら次は前衛を意識します。
クロスのやや外側に返球することができる、またはロブで返すなど徹底的に捕まらないことを意識します。
ポジションチェンジなどでストレートの展開になる場合もあるのでストレートでのラリーも練習しておきましょう。
3.ミスせず相手がミスをしやすいボールを打つことができる
自分が打たれたら嫌なボールは何か考えてみましょう。一般的にはバックハンド、高く跳ねるボール、低く滑ってくるボール、球威があるボールなどが該当しやすいです。
ここで重要なのは相手がミスしやすいショットを選択することにより、自分のミスが増えてしまうことは避けるということです。
自分のミスが少なく、なおかつ相手が打ちづらいボールを意識しましょう。具体的には高く跳ねるボールはリスクも少ないので、まずはこれから練習してみましょう。
それ以外のショットはスピン、スライスなど回転が必要であったり、球威を出すにはリスクが上がるので難易度は高くなってきます。
この段階が一番時間がかかると思います。
4.ミスせずこちらからポイントをとる攻撃ができる
ここからは前衛のボレーが中心となります。ダブルスで一般的な陣形である雁行陣は後衛が展開を作り、前衛がポイントをとるのがセオリーです。
王道のパターンとしては後衛が相手後衛の打ちにくいボールを送り、甘く帰ってきたボールを前衛がボレーで決めるパターンです。
この時重要なのは前衛がちゃんと決め切れるかどうかです。
今まで見てきた中でここで苦戦している方がとても多いです。
具体的には前衛がボレーをミスしてしまう、ボレーを後衛に返してしまうなどです。
ミスせずに相手前衛側に返す練習としてはクロスのボレストで内側だけでボレーをするなどの練習をしておけば逆クロスのボレー練習ができます。
5.自分達の得意パターンでポイントを取ることができる
ここまででたくさん試合練習はしていると思いますので、今までの試合練習で自分と自分のペアはどのパターンでポイントを取ることが多かった考えてみましょう。
例としては
粘ってポイントをとる
攻めてポイントをとる
ストロークから崩した
ボレーで決まる
サーブで崩してボレーで決める
二人とも前衛に出る
他にも色々あると思いますが簡単な考えだと上記あたりだと思います。
自分はどういうタイプなのか?ペアはどうなのか?コンビでポイントを取るにはどうしたら良いのか?をペアと話してみると良いでしょう。
ちなみに僕の場合はどちらかというとボレーが得意なのでボレー主体の並行陣を軸として、ペアが攻撃的な方なので僕が崩してペアが決めるパターンが多いです。その時僕は無理してポイントを取りに行かず、コントロール重視でペアにチャンスが来るように考えてプレイしています。
まとめ
上記はあくまで「考え方」です。
様々な練習方法はあると思いますが、どう考えて練習するかは重要だと思います。
見てきた中で技術は十分なのにミスが多くて勝てない方もたくさんいました。ミスを減らすだけで試合に勝てる確率は大きく上がると思います。
皆さんの参考になれば幸いです。