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私が付き合っている病気はこんなやつ
私は4歳の頃から「脳下垂体機能低下症」と呼ばれる病気と付き合っています。
今回はこの病気がどんな病気なのか、この病気と付き合うことになったきっかけ、どのような生活を送っているのかを簡単に紹介します。
脳下垂体機能低下症ってどんな病気?
簡単に言うと、体のさまざまな働きを調節する
ホルモンという化学物質を自分で作ることができなくなってしまう病気です。
脳には「下垂体」と呼ばれる器官があり、体の働きを調節するさまざまな種類のホルモンを分泌する役割を担っています。
体調を整えるホルモンや尿の量をコントロールするホルモン、成長を促すホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンといった性ホルモン、などなど
しかし、この下垂体が何らかの原因で損傷してしまうと、ホルモンを自分で作ることができなくなってしまいます。
これが脳下垂体機能低下症です。
症状は↓な感じ(人によって違いあり)
体温調節がうまくできない
疲れやすい
ストレスに対する抵抗力の低下
喉が渇きやすい
トイレが近い
身長がなかなか伸びない
性ホルモン(精子や卵子)を作ることができない
などなどです。
この病気と付き合うことになったきっかけ
では、なぜ私はこの病気と付き合っていくこととなったのか?
この病気と付き合うことになったのは、今から24年前、私が4歳の頃でした。
脳に腫瘍(がん)が見つかり、摘出手術を受けることに
手術は無事成功!
しかし、腫瘍によって下垂体が圧迫されてしまっていたことや手術の過程でどうしても下垂体を刺激しなくてはならなかったことなどが原因で下垂体が損傷
手術後の後遺症として、下垂体機能低下症と付き合っていくことになりました。
この病気を抱えている私の生活
では、私はどのようにしてこの病気と付き合いながら生活をしているのか?
結論から言うと、一般的な人とあまり変わらない生活を送ることができています。
普通に働くことができていますし、学校にも普通に通うことができていました。
ただ、自分でホルモンを分泌することができないので、朝と夜に数種類の薬を服用したり自己注射を週に1回打つことでホルモンを補充しています。
また、2ヶ月に1度通院し、薬によってホルモンがしっかりと補充されているかどうかを採血で検査したり、診察を受けたり、薬をもらったりしています。
薬のおかげで一般の人と同じく生活することができているので、特に不自由はないです。
でも、時々薬の効果が早く切れてしまうことがあります。すると、どっと疲れが出てきたり、トイレの頻度が多くなったりすることがあり、それが悩みです。
また、薬の管理が少し大変に感じることもあります^^;
まとめ
今回は私の持病である「脳下垂体機能低下症」について簡単に紹介しました。
おそらく、私はこの病気と一生付き合っていくこととなると思われます。
薬のおかげで普通の生活を送ることができているので、そこはとても感謝しています。
ただ、下垂体を再生できるような画期的な治療法が開発されないかな〜と医療の発展に少し期待も抱いています。