【転職した人が転職先で気を付けること】…「歳下の先輩」との付き合い方 / 転職先にフィットする / 群れてはいけない
ニイハオ。マーシーです。
僕みたいな経済素人がネットニュースやSNSで経済動向を見ていると、不景気になる予感しかしません。そう思う主な要因は、米中関係の悪化と香港デモ関係、あとはドイツ銀行の問題もなんだかんだ言って見過ごせなさそうですし、自動車業界のMaaSとCASEへの対応も遅れれば日本経済には大打撃になります。
さて、そのような状況の中、トヨタ自動車の社長が「終身雇用継続は難しい」旨の発言をして大きな反響を呼びましたし、金融庁からの「公的年金以外に老後資金2000万円必要」といった報告も大変な話題になりました。いよいよ労働者の働き方が根本的に問われ始めてきています。もはや、一つの企業にこだわった働き方は身を滅ぼしかねません。
というわけで、今回は、転職に関する記事を執筆しました。僕は二度の転職を経験しているので、その経験則に基づいた「転職先で気を付けるべきこと」をご紹介します。転職を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
それではよろしくお願いします。
【転職した人が転職先で気を付けること】
トヨタ社長の終身雇用に関する発言は大きな反響を呼びましたが、それでも日本社会は「終身雇用」を前提とした企業が跋扈しており、各企業では「会社の在籍年数」を基準としたカーストが形成されています。しかし、上記で述べたような社会の現状を前提として考えると、このカーストに組み込まれて上に昇り詰めるのはやはり悪手です。では、このカーストが存在する組織内で、転職者はどのような策を講じればいいのでしょうか。
★「歳下の先輩」との付き合い方
転職するとまず間違いなく遭遇するのが「歳下の先輩」です。歳下の先輩とは、「歳下だけど転職先の在籍年数は自分より少ない人」という存在なのですが(歳上の後輩はその逆)、大抵の日本人が持っている人の評価基準は「年齢」と「その会社の在籍年数」であり、「歳下の先輩」や「歳上の後輩」という存在は、この評価基準と矛盾します。そのため、基準通りに人を評価することが出来ず、お互い対応に苦慮するのです。
このように、転職者側は転職した時点から「経験値は自分が上、会社の在籍年数では歳下先輩が上」というねじれ現象が発生した状態でのスタートとなるため、まず第一関門として、この歳下先輩への対応が求められます。それで、歳下先輩との接し方ですが、これはもう「無心」ですね。
最初は「歳下の先輩」に社内の雑務やルールなどを教えてもらうのがほとんどだと思うので、ここで関係を悪化させてしまうと社内で居づらくなってしまいます。これでは転職した意味が無いのですが、かと言って媚びへつらうような真似をしては自分の価値を下げるだけです。年下の先輩とは必要最低限の接触のみに留まり、吸収できるものはさっさと吸収しましょう。こうして、良くも悪くもない関係を構築しておいて、必要無くなったら後は一切の関わりを絶ちましょう。あなたはメイン業務に集中して、向こうから何かアクションがあれば応える程度で大丈夫です。これでほぼノーリスクで対処できます。
★転職先にフィットする
まぁ、たいていの場合、転職者は何かしらのスキルを持っているはずで、まともな転職であれば、そのスキルを活かせる会社(部署)へ転職しているはずです。業務的な要素知識を持っている分、即戦力としての期待感は高いはずですが、そのスキルを活かすためには、いち早く転職先にフィットする必要があります。
例えばエンジニアであれば、転職先が製造している製品(サービス)や社員が使用しているソフト、ツール、設備(ロボット)を理解し、把握する必要があります。営業職であれば、各社で書類作成や決裁方法が微妙に違うと思いますし、特に部署内の人間関係をいち早く把握する必要が出てくるはずです。こうした部分を十分に理解して仕事をこなしていかないと、いくら自分が前職でスペシャルな能力を培っていたとしても、その能力を活かすことはできません。
★群れてはいけない
最後に挙げるのは特に気を付けてほしいことなのですが、既存社員とは仲良くなりすぎないでください。と言っても抽象的すぎてわかりにくいと思うので、具体的な指標を出します。
転職後、既存社員とは
「会社で会ったら挨拶する程度」
「必要な時に報・連・相をする程度」
に、留めましょう。なぜかと言うと、既存社員の存在は「次の転職の支障になるから」です。
多くの場合、既存社員は新卒からその企業に勤めているため転職を経験しておらず、その企業のことしか知りません。そのため、転職という「よく分からない行為」に対してある種のマイナスイメージを持っており、あなたが次の転職を行う際に障害として立ちはだかってくる可能性が非常に高いです。あと、単純に仲良くなりすぎると離れるのが辛くなってしまいますしね。
しかしながら時代は転職を許容し始めており、人生設計に転職は必要不可欠なものとなりつつあるので、なるべく転職を行う際の障害は予防しておきたいものです。
そのためにも、既存社員との距離感はある程度確保しておくのが良手です。転職者は距離感を意識して日々生活しましょう。
人は入れ替わる時代です。今までは人が停滞気味でしたが、これからはどんどん人の流れが激しくなります。この状況の変化に対応すべく、転職時の身の振り方をしっかりと見に付けておきましょう。
著者 : マーシー
Blog : https://masa7831.com/
Twitter : https://twitter.com/shaly7831
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