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『妄想銀行』

遅ればせまして。

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『妄想銀行』星新一


人間のさまざまな妄想を取り扱うエフ博士の銀行は大繁盛。男子学生が抱く艶めかしい願望を預かり、反省のない被告に悩む弁護士に罪悪感を販売する。博士は順調に業務を遂行していたが――。
現代社会への皮肉が効いた表題作のほか、道で拾った風変りな鍵に合う鍵穴を探し続ける男を描く「鍵」、自殺の名所に佇む青年を雇ったエヌ氏の顛末を追う「半人前」など、傑作ショートショート32編を収録。(Amazonより)


はじめましての星新一。そしてショートショート。

小気味良いブラックユーモアは、子供の頃に観た『笑ゥせぇるすまん』を思い出した。

昔のSFは、現代との答え合わせみたいで楽しいし預言みたい。特に「住宅問題」はYouTubeやサブスクの広告とどこか通じる部分を感じた。

あと、ラスト前の「とんでもないやつ」はそれまでの大小悲喜様々な30偏を回収するような壮大さと怖さがあって見事だった。

ほかの色んなも作品読んでいこう。




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