経理パーソンはプロダクトマネージャの夢を見るか?
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このエントリを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした会計の世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このエントリを作ったんだ。
じゃあ、注文を聞こうか。
エグゼクティブサマリ
経理で転職を考えている方、プロダクトマネージャも候補に入れて検討してみてね!
大変お恥ずかしいことに、この記事は「会計系 Advent Calendar 2023」の一部を構成する、12月16日の担当になります。
昨日ははちけんさん、明日は招き猫.mdbさんの記事になります。お楽しみに!
PdMへの扉
PMとも略されますが、プロジェクトマネージャと混同されがちなため、ここではPdMと呼称します。(ちなみにプロジェクトマネージャはPjMになります)。
職種の名称として独立するかはともかくとして、有形無形を問わずすべての「製品」に存在する「役割」になります。が、ここでは特に「会計系サービス(SaaS)」製品のPdMについてお話しようと思います。
SaaS製品におけるPdMは、基本的に「リサーチして」「機能を企画して」「開発リソースを確保して」「スケジュールを管理して」「リリースして」「効果を測定する」のが仕事になります。エンジニア側の職種ではありますが、コードを書くのは専門のエンジニアさんですし、デザインするのはデザイナーさんですし、品質管理するのはQAさんです。このへんの役割分担は会社や規模によっても異なるはず(コードを書くPdMさんもいるでしょうし、リサーチはリサーチャーさんがやるところもありそうですし)ですが、いったんそういうものだと思ってください。要は「専門職がいないところ全部やる」です。
参考に、会計系サービスのPdM採用情報をいくつか見てみましょう(リンク切れしていたらごめんなさい)
どこもキラキラして見える・・・
いま見かけたんですが、LayerXさんのこのページ、めちゃくちゃいいですね。これだけ情報発信しているというのがすごい。いい会社だなぁ。
共通して言えるのは「いろいろなバックグラウンドの人がいる」「どこも採用活動してる」「とりあえずカジュ面しようぜ」ですね。ちょっとでも気になった人は気軽にカジュアル面接申し込んでいいと思います。このあたりの会社はほんとにカジュアルにやってくれるイメージです。
PdMという職種自体が日本で独立するようになって日が浅く、どの会社も人員難(そもそも日本国内に絶対数が少ない)みたいですよ。チャンスですね~。
AIさんによる解説
- ユーザーのニーズを把握し、市場調査を行いながら、新しいプロダクトのアイデアを提案する役割を果たします。例えば、インターネットの利用が急速に広がっている今、ユーザーが求める新たなインターネットサービスを開発することができます。
- プロダクトのライフサイクルを管理し、開発から販売、そして運用までをトータルに管理することができます。新製品のリリースや改善案の実施など、プロジェクト全体のスケジュール管理も行います。
- ユーザビリティの改善にも力を入れます。ユーザーテストを実施し、ユーザーの声を収集し、プロダクトの使いやすさを向上させるための提案を行います。
- プロジェクトチーム内でのコミュニケーション能力も必要です。エンジニアやデザイナー、マーケティング担当者など、異なる専門家たちと協力してプロダクトを開発するため、円滑なコミュニケーションが必須です。
- イノベーションの推進にも関与します。常に新しいトレンドやテクノロジーを追いかけ、競合他社との差別化を図るためのアイデアを提案します。たとえば、AI技術を活用した新たなサービスや、エコロジーに配慮した環境に優しいプロダクトなどの開発案を出すことができます。(筆者注:そういえば環境配慮を前面に打ち出した会計サービスってまだないですね?ESG開示もそのうちパッケージ入りするんだろうか。)
プロダクトをかける経理
経理会計職種のキャリアパスの選択肢を考えると、もちろん財務会計を中心としてFP&A、コンサル、監査、アセマネ(投資)、学術研究、会計士税理士などなど考えられますが、「製品を作る」側に入ることは稀です。
でも一度はこう思ったことありませんか?
「自分も製作(ものづくり)に関わってみたい・・・」
経理が製作して世に出るものなんて、「決算短信」「有価証券報告書」「アニュアルレポート」くらいなものです(異論は認めます)。そして残念ながらそのどれも「自分が作った感」がとても薄いです。あれなんでなのですかね?数字も文章も自分がまとめたはずなんだけどな・・・。
では経理から製造現場に移ろう!と言ったってそう簡単ではありません。技術職に移りたいわけでもないし(プログラミングなんてできないよ~)、経理のキャリアを捨てたいわけでもない。ちゃんと経理の経験やスキルは活かしたい。それはそうです。わたしもそう思いました。
そこで選択肢に出てくるのが、「会計系サービス」の「プロダクトマネージャ」です。専門職ではないので、高度なプログラミングスキルは不要です(とはいえ書けなくても基礎知識はあると良いです)。
また、ここで求められるのは「高度なドメイン知識」です。ドメイン知識とは、製品のターゲットセグメントについての知識経験です。ほら、これを読んでいるみなさんは高度経理(会計)人材だったじゃないですか!それですよそれ!
PdMには会計士や税理士資格を保有している方も多くいますが、実際のところ経理実務を経てきた猛者もかなり重宝される印象です。資格で語れない暗黙知は、財産です。
高度なドメイン知識は、精度の高い企画につながります。「サービス利用者の欲しい機能を作る」ができるわけです。だって企画者はサービス利用者だったわけですから。逆に言うと、みなさんが日常的に思っている「なんでこの機能ないんだろう」「こんなこともできないのか」を改善、実現できるチャンスなのです。ほら楽しそうでしょう?「ぼくのかんがえたさいつよのかいけいしすてむ」を作ってくださいお願いします!世に無いなら自分で作っちゃえ。
連結CFをシステムから一発出力できるとかさぁ・・・(要出典)
仕訳のマイナスエントリーを標準にするとかさぁ・・・(諸説あります)
すべての銀行APIと接続して入出金を自動化するとかさぁ・・・(禁則事項です)
AIさんによる解説
- 経理が会計ソフトのプロダクトマネージャに転職するメリットとしては、経理職の経験を活かしながら新しいスキルを身につけることができる点が挙げられます。会計ソフトのプロダクトマネージャとして働くことで、ソフトウェア開発や製品戦略、マーケティングなど、幅広い業務に関わることができます。経理職で培った専門知識とプロダクトマネージャとしてのスキルを組み合わせることで、独自の視点で会計ソフトの開発や改善に貢献することができます。
- 転職先の会社やプロダクトの規模によっては、より大規模なプロジェクトに携わることができる可能性もあります。経理職では限られた業務範囲での作業が中心でしたが、会計ソフトのプロダクトマネージャとしては、多くのチームメンバーや外部のパートナーとの連携を通じて、大規模なプロジェクトを推進することができます。自身のスキルや業務範囲の拡大によって、更なる成長とキャリアアップの機会を手にすることができます。
- 会計ソフトのプロダクトマネージャとして転職することで、経理の専門知識や業務フローに関する洞察を活かした改善や革新に取り組むことができます。経理職では、現行のプロセスやシステムが持つ課題や不満点を把握しており、それを解決するためのアイデアを持っていることがあります。会計ソフトのプロダクトマネージャとして、そうした課題を解決するための機能追加や使いやすさの改善などに積極的に取り組むことができます。
- 会計ソフトのプロダクトマネージャとして転職することで、経理職では経験できなかった新しい業界やクライアントとの接点を持つことができます。経理職の業務は主に企業内部での活動が中心ですが、会計ソフトのプロダクトマネージャとしては、多様な業種や企業との取引先や顧客との接点が生まれます。新しい業界やクライアントとの関わりを通じて、幅広い人脈やビジネスチャンスを得ることができます。
- 会計ソフトのプロダクトマネージャとして転職することで、成果を具体的に見ることができる機会が増えます。経理職では、数字やデータと向き合うことが多いため、自身の業績や成果物を具体的に評価される機会は限られています。一方で、会計ソフトのプロダクトマネージャとしては、ソフトウェアの開発や改善の成果がユーザーや顧客に実際に反映されることがあります。自身の努力やアイデアが具体的な結果として現れることで、やりがいと喜びを感じることができます。(筆者注:自分の成果が具体的に見える、見えてしまうというのはほんとに新鮮です。新鮮すぎて・・・)
All You Need Is sKill.
こんな人はPdMに向いているかもしれません。
サウナが好き(なんでかサウナ好きな人多くない?)
業務フローを見ながら改善ポイントを考えるのが好きな人
システム導入プロジェクトをやっちゃった人
データ連携を脳内で再現する人
日頃から「自分だったらこんな機能作るのにな」と考えながら生活している人
攻め
「俺が、システムだ!」
また、こんなスキルがあるとPdMに向いているかもしれません。
Excelマクロ、SQL、Python、、、を書ける
どんな立場の誰とでも打ち解け、楽しく会話できる
経理のどこかの分野でスペシャリストと言える
「細けぇこたぁいいんだよ!(AA略)」と「神は細部に宿る」の両方の性質を併せ持つ♣
ユーザは無慈悲な・・・
経理の基本は「会計基準」や「各種法律」を遵守して計算し、仕訳をして財務諸表や各種資料を作ることにあります。ある意味答えがあってそこに合わせていく仕事であり、ここに「攻め」の余地はありません(諸説あります)。
一方、PdMは「使ってもらえる機能」、ひいては「売れる機能」を企画する必要があります。また、「これは絶対に必要だ」と思っても、様々な制約により実現できないことも多々あります。ここに正しい答えはないのです。一番良さそうなものをその場で選択し、少しずつ積み上げていくしかありません。
この「一番良さそうなもの」を選択するにあたり、重要になるのが「リサーチ」となります。ユーザやユーザ候補者に直接インタビューしたり、すでに市場にあるレポートを参照したり、競合他社を研究したり。手段はいろいろありますが、ここでも経理のドメイン知識が活きてきます。自らの経験を元にアタリをつけるだけでなく、インタビュー先のユーザと近い目線に立つことができるため、寄り添った形でのインタビューを実行することができます。本音を引き出す/見抜くことができる・・・と思いきや、自分の意見を仮託しているだけになることもあるので注意が必要です。客観的な分析と主観的な意見は分けないといけませうっ(何かを思い出した)
リサーチしたりすることで「一番良さそうなもの」の候補がいくつか見つかるわけですが、リソースが無限にあるわけではないので、その中から優先順位をつけていくことになります。難しいですよね、優先順位。大事そうなものと、必要とされそうなものが食い違うこともあります。ユーザに提供できる価値の高い方から並べればいいのですが・・・価値、価値ってなんだ・・・?振り向かないことさぁ?
ほんとこれは苦しみました。何かしらの仮定を置いてみて計算すればするほど「もしかして、価値低すぎ・・・?」と「この機能、誰にも使われないのでは・・・?」を行ったり来たりするだけになりました。もちろん最終的には選択肢からいずれかを選んで実行するのですが、ロジカルに詰めていくのもなかなかきついものがあります。個人差が大きいところかもしれません。
とはいえ最後はユーザがすべてです。ユーザに良いものを届けましょう。このPdMの信念が機能を向上させるのです。
AIさんによる解説
- 時間管理の難しさ: プロダクトマネージャは複数のプロジェクトを同時に管理しなければなりません。そのため、時間管理が重要です。プロジェクトの優先順位を決め、リソースの配分を適切に行うことが求められます。
- ステークホルダーのバランス: プロダクトマネージャは、エンジニア、デザイナー、マーケティングチームなどさまざまなステークホルダーと協力してプロジェクトを進める必要があります。しかし、それぞれのステークホルダーは異なる要求や意見を持っているため、彼らをバランスさせることが難しいです。
- リスク管理の重要性: プロダクトマネージャはプロジェクトの成功に向けてリスクを管理しなければなりません。開発の遅れや不具合の発生など、予期せぬ問題が発生する可能性があります。リスクの特定と評価、そして適切な対策の策定が求められます。(筆者注:リスク管理、期待値調整は超大事)
- ユーザーのニーズの把握: プロダクトマネージャはユーザーのニーズを把握し、それをプロダクトに反映させる必要があります。しかし、ユーザーのニーズは多様であり、それを正確に把握することは容易ではありません。市場調査やユーザーインタビューなどを通じて、より正確な情報を収集する必要があります。
- コミュニケーションの重要性: プロダクトマネージャはさまざまなステークホルダーとコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進める必要があります。しかし、相手の意図を正しく理解し、自分の意図を明確に伝えることは難しいです。効果的なコミュニケーションスキルが求められます。(筆者注:経理もコミュニケーション職ですが、PdMはさらにコミュニケーション色が強いです。まる1日全部MTGという日もよくあります。)
PdMの終わりに
ここまで書いておきながらなんですが、経理出身のPdMは割合多いです。上記の理由から、サービスベンダ側も経理出身者を求めているからですね。先に述べたように、会計士(USCPA含む)や税理士ホルダーの方も多くいらっしゃいます。
ではわたしがなぜこんな記事を書いているか?それは「経理→PdM→経理」と戻ってきたからです。観測範囲でこのキャリアはまだ見たことがありません・・・。そこで、ここでは「PdMを経験したことでその後の経理業務にプラスになったこと」について書きます。
サービスベンダ側の論理を知る
経理はユーザとしてベンダに対して改善要望を出したりするわけですが、PdMを経験することでベンダ側の背景(状況)がなんとなくわかるので「こういう情報欲しいだろうな」「自分だけ意見しても動かないだろうから、もう少し練ったほうがいいな」などベンダが受け入れやすくなる流れを考えるようになりました。そんなのユーザが考えることじゃない、と言われればそれまでなんですが、ほら「相手の立場に立って物事を考えろ」なんてよく言われるじゃないですか?
結果として自分たちにとって使いやすくなってくれればいいですよね。相手が動きやすく整えてあげるのも、戦略のうちだと思います。会計システムの裏側を知る
導入プロジェクトなどに関わるにあたり、そもそもこのシステムはどういうロジックでどういう挙動を想定して作られているのかを知っている、理解できることのメリットは非常に大きいです。上記と少し重複しますが、ベンダ側が何を考えて、どういう前提で、どういうユーザのどういうユースケースを想定してこの機能があるのか(または無いのか)を理解できれば、自社のケースが一般的なのか特殊なのかの切り分けが比較的容易になります。
単純に会計システムとはいえデータベースとロジックの積み重ねなので(最近の機械学習、AIサジェストはちょっと横に置いておきます)、会計システムの構造を理解できるだけでもかなり重宝されると思います。
エラーが出たときに、なんとなく理由がわかったりね・・・とりあえずやってみる精神を入手する
経理をやっていると間違えたくない意識が強く働くので「完璧なものができてからはじめる、公開する」になってしまいがちでした。ただ、「完璧なもの」なんていつまでたってもできはせず、結果として後手に回ってしまったり展開が遅くなってしまうことがありました。
PdMの仕事では完璧なものよりもとにかく早くアウトプットすることが重要になります。完璧ならそれに越したことはないですが、周囲にいる専門家の仲間たちの力を借りて、素早く叩き上げていくのです。そうすることで、一人でうんうん悩むよりも何十倍も早くいいものを仕上げることができます。
これは経理の仕事でも同じことができると感じました。50%でも60%でも何かしらの形になったところでとりあえず周囲に出してみる、そしてフィードバックを受けながら改善していくことで、格段に前に進むようになります。財務諸表の守護者たる経理の精神とはなかなか相容れないところもあるのですが、やってみると他部門からも意外と受け入れられたりもするので、試してみる価値はあると思います(ただし最大の敵は、経理内の上司だったりもしますので気配を読みましょう)。周囲を巻き込むことの重要さ
PdMは自分だけでは何もできないので、エンジニアさんやデザイナーさん、セールスさん、マーケさん、その他のみなさんと協業するわけですが、当然ながら皆さんが完全に自分の思う通りに動いてくれるわけではありません。皆さんご自身それぞれのペースや優先度があります。とはいえこちらにはこちらの優先度があります。どう説得して動いてもらうか?ロジックで詰められればそれに越したことはないですが、、、前述のように難しいことも多いです。それでも自分の判断と信念と情熱を信じて説明を続け、周囲を巻き込めるように(例え巻き込めなくても)諦めずなんとかして進むしかありません。
経理でも、某インボイス制度とか某電帳法とか、自分は悪くないのに(制度考えたやつにやらせればいいんですよ!)なぜか社内から悪者扱い・・・よくありますよね。文句は多々ありますが、それでも挫けずに対応を進めると、思わぬところで助け舟があったり、理解者が増えてきてくれたり。うまく人を巻き込めると、とても心強いです。自己開示しようぜ
社風もあったかもしれませんが、自分の趣味とかやりたいこととか、内面を結構アピールしている人が多かったですし、自分もそうしていました。そうするとはじめて協業するときにも話のタネになりますし、なんだか身近に感じやすい気がします。これは経理に戻っても個人活動としてずっと続けていますが、おかげでチャットでもオフィスでも色々な人から話しかけてもらえるようになりました。経理は情報のハブになれると仕事の精度や効率を格段に高めていけるので、割とおすすめです。ただ、打算だけでやると辛くなるし見透かされもするので、自分が楽しい範囲でやりましょう。まず社内チャットのアイコンから、なにか好きなものに変えるとそこから話が広がったりしていいですよ。ツッコミ待ちポイントを大量にばらまいておくイメージです。
Nice boat.
さて、なぜわたしはPdMになれたにも関わらず、経理に戻ってしまったのでしょうか。PdMを続けられなかった原因を抉って・・・みましょう・・・。
成果を求められるプレッシャーに潰れた
前提として、会社や上司からはゆっくりでいい、すぐに成果なんか出ないからとはずっと言われていましたが、それでも今までとまったく異なる職種で、まったく異なる評価基準に身を置くことは結構な重圧でした(新鮮だったけど・・・)。自重で潰れたともいえるでしょう。もっと周囲を信じて、リラックスしてできていればよかったのかもしれません。でも年齢的、経験的に「即戦力」を期待されて採用されているわけですから・・・と思うと負のループです。キャッチアップがしんどかった
経理はどこの会社でもそれなりに経理なのですが、PdMはほんとに異世界でした。まず言葉が全然わからないし(チャーンチャーンって子連れ狼かよ)、仕事の仕方もさっぱりわからないし、周囲みんな忙しそうだし。わからないことをわからないなりに楽しむ、というのがわたしは苦手だったようです。答えのない仕事を続けることが不安だった
前述したように経理は割と答えのある仕事だと思います。一方でPdMの仕事に、ただ1つの正解はないです。それでも自信を持って進めていけるだけのバイタリティのようなものがあればよかったのですが、残念ながら持ち合わせていませんでした。周囲の優秀さに気後れしてしまった(劣等感)
びっくりするくらい、周囲が優秀に見えるんですよね!同じPdM職種の人、エンジニアの人、みんなとても良くしてくれたんですが・・・早く追いついて成果出せるようにならないと、と思うほどドツボでした。もっと豪快に甘えてもよかったのかもしれませんが、自分の能力不足だったんでしょう。。。
経理以外全部沈没
今回企画を見て勢いで参加ボタンを押してしまいましたが、その後になってあまりのガチ勢メンバーに恐れおののき、結果としてひねり出した文章がこちらになります。AIさんにも助けていただきました。
PdMを経験してみるのもいいかな、と思ってくれる人が1人でもいてくれたらいいなと思います!
経理→PdM→経理はレアケースな上に、実は旧所属会社に戻ってきたという二重のカムバックなんですよね。そんなことあるのか。そちらの出戻りについても、需要が確認できましたらどこかでお話できればと思います。
2023年PdMの旅
PdMを理解するのに助けになるかもしれないコンテンツを紹介します。単に好きなだけかもしれない。
本はいっぱいあるのでAmazonで検索してみてください!
100話でXXする新卒PM
めちゃ好きです。最初からサラッと読むと雰囲気がわかる。
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
PdMが何を求められる仕事なのかわかる本。なりたいと思ったら読んでみると面白いです。
プロダクトマネジメント入門講座:作るなら最初から世界を目指せ!シリコンバレー流Product Management
98%オフとか頻繁によくわからない値付けをするUdemyにあって、まったく値下げされない曽根原さんのコンテンツ。値段相応の価値はありますが、PdMになってから見るんでもいいんじゃないかな・・・。
新世界より
いかがでしたでしょうか?ここまで読んでいただいたみなさんは、PdMが楽しそうでやりがいのある仕事であることがおわかりいただけたでしょう。ただ、失敗例もあったり今までとまったく違う環境に身を置くことに不安になることもあると思います・・・。
ただ!!それだけ得るものは大きいですし(申し遅れましたが、エンジニア職なので一般的に経理職よりもお給金が良い傾向にあると思います)、もし今の環境に不満があるのなら、また自分を試してみたいという野望があるのなら、有望な道であることは間違いないと思います!!!
ぜひ有志の方にはPdMになっていただき、プロダクトをよりよいものに磨き、またまったく新しいプロダクトを創っていただきたいです!今後もPdMから目が離せません!!