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10/14 朝霧JAMで考えたこと 散文

傷ついた出来事は自分の人格形成に大きな影響を及ぼすけれど、それ自体が自分のアイデンティティであると勘違いしてはいけない。自分の魅力はもっと別のところにあって、そういうものを自分がちゃんと受け入れて自信を持って表現できるといいんだろうな。自分の弱さを見せられるのは良いことだけれど、それが誰かを傷つける可能性があるということを常に頭のどこかにおいておかなければいけない。


心理的安全性のあるコミュニティは最高だ。何を言っても否定されない、誰かが拾ってくれるような空間は本当に安心して楽しむことができる。意味のない楽しい話をして腹を抱えて笑い合うような時間が大好き。酔っ払いながら急に真面目な話をして、大真面目に会話をしても翌日には誰もはっきりとは覚えていなくて、それでも必要な時にはその時の言葉や会話を思い出すことができて、それが人生の支えになる。こういう人や時間をずっと大事にしていきたい。


自分の人生における恋愛の優先順位みたいなものが少しずつ下がっているのを感じる。元々恋愛至上主義で恋愛を中心に生活が回るような人間だったのでおそらく一般的な人並みになったぐらいでしかないものの、明確に20代前半の恋愛とは色々なものが変わっているのを感じる。自分の生活を大事にしたい想いが今はとても強い。恋愛を中心として生活を回し過ぎてしまうがゆえに精神的に疲弊してしまうことも多かったけれど、今は自分の機嫌の取り方が昔よりも分かってきたので距離感や時間の使い方を考えられるようになった。今年の目標は「自分の好きに生きる、やりたいことをやりきる」なのでそれが体現できているのかもしれない。この変化は割とポジティブに受け入れている。でも恋愛をすることは大好きなので多分これからも揺れ動きながら生きていくんだろうな。楽しみだね。


今年はたくさんライブやフェスに行っていて心動かされる瞬間が多い。大学生〜社会人初期(2013年〜2019年ごろ)はクラブには行くもののあまりライブやフェスに行けず、自分の中で音楽の優先順位が下がってしまっていた。なぜなのか今思い出そうとしても思い出せないけれど、良くも悪くも退廃的でくだらない時間を過ごしていたからなのだと思う。コロナの少し前からまた音楽を聴くようになって今年は2〜30本程度の公演に行っている。新しい音楽を知るのは楽しい。アーティストのライブを観ながら頭を空っぽにして踊ったり、全く別のことを考えたりするような時間は今の私にとってはとても重要だ。「配信でいいじゃん」と言う人が私の周りにもたまにいるけれど、その時その瞬間にしかないものがあるんですよね。


自分の生活においては仕事6割プライベート4割ぐらいでここ数年は推移しており割とご機嫌に暮らしている。一方で30歳になった今年、このままでいいのか?という迷いが常に心の中にある。仕事に対して10割とまではいかないものの8割ぐらいのギアで向き合わなくていいんだっけ?とずっと思っていて、モヤモヤとした日々を過ごしている。海外で生活する夢も諦めたくもない。今目の前の楽しいことの積み上げだけではなくて自分が今後の人生で体現したいことや発揮したい価値について改めて向き合って考えるような時間が必要だと思う。久しぶりにひとり温泉旅でもしようかな。


カテゴライズやラベリングされることが人一倍嫌いだ。自分がこういう人だよねと言われる時、それを自分がアイデンティティだと受け入れていない場合、強烈な違和感を覚える。ピンク髪の期間が長くなりその特徴でいろいろな人から呼ばれることが増えた。ピンク色はまあまあ似合っていたし気に入っていたけれどそういう人たちを惑わしてやろうと思って髪を切って青緑に染めた。本当の私なんてあなたたちには教えてあげないのよ。分かった気にならないでね。


愛をもって人に接していきたいと思っているし、自分が愛を伝えたい時に適切な手段でそれを伝えていきたいと思っている。この三連休は友人や恋人に愛を伝え続けた。そして今の私はとても幸福だ。私もあなたもいつ死ぬかわからないから後悔のないように愛を伝えて生きていきたいね。ここまで読んでくれてありがとう。愛を込めて。

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