その人が心地よく過ごせればいいじゃない
先日、ちょうどファンデーションが終わりかけていたので、それを機会に自分の生活にとってメイクとは何かを考えた。
わたしはフリーランスで働いているので、毎日必ず人と顔を合わせるわけではない。かといってずっと家にいるほうでもないので(この辺りは本当に人それぞれみたいだ)、人と会う予定が重なる時期もある。
そう考えると、毎日バシッとフルメイクをする必要はない。それに、ファンデーションなどのコスメはクレンジングが必要で、わたしはそのクレンジングの手間でテンションが下がる。肌に負担もかかるだろう。肌にやさしめだと言われているクレンジングを使っているけれど、それでも。
そこで、メイクに使うコスメを全部、お湯で落ちるものにした。ファンデーションはミネラルファンデーション。そのまま眠ってしまっても大丈夫(らしい)。お湯で落とせるマスカラもあった。それなりにきちんとしたいときは、このミネラルファンデーションとマスカラを使い、シャネルのルージュを使うことにした。ルージュはさすがにポイントメイクリムーバーは必要だろうけれど、しっかりめの赤を合わせてもらったので、一気に顔が変わる。
特段肌に自信があるわけでも、顔に自信があるわけでもないのだけど(むしろ自信はない)、メイクをするたびにめんどくさいなあと感じていたので「この気持ち、女性としてどうなんだろう…」みたいな変な落ち込みはなくなった。パッと粉をはたき始めたら、本当にすぐ終わるのだから。
何より、わたしの生活にとってメイクはさして重要じゃないとやっと思えた。メイク崩れを気にしてアクティブに動けないほうがずっと嫌だ。もちろんプロのヘアメイクさんにメイクしてもらったときはすごくテンションが上がったし、きれいになれるのは嬉しい。でも365日、好きじゃないメイクを無理してすることもないと思った。メイクを「好きじゃない」と言ってもいいと思えた。
「女性だったら〜」という論調で語られることはすごくたくさんあるけれど、メイクもそのひとつである気がする。わたしはそういう風にまとめられるのも、マウンティングされるのも、自分が他人と比べてしまうのもごめんだ。そもそも生きている前提が違う人たちを、何かひとつの指標でくくること自体、無理があると思う。
普段のメイクをごくごくシンプルにすることで、時々パーティなどでしっかりメイクをすることを楽しむこともできそうな気がする。それでわたしの今の生活においてのメイクは十分だ。わたしの心地よさは、わたしのもの。
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