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海外の美学が目につくのはコンプレックスなのか
本屋さんで「美しい生き方」に関する本を見ていても、ビジネス書を見ていても、海外の考え方を取り入れたものがすごく目につく気がしています。
「フランスから学ぶ◯◯」
「ニューヨーカーが教えてくれた◯◯」
なんだか「日本ってそんなに外国から学ばないとダメかなぁ…」という気持ちになってきてしまいます。
先日ゲスト出演させていただいたポッドキャスト、automagicでも触れた話と通じるところがあります。普段日本人として生活していながら、急に仕事のやり方に欧米からきた考え方を取り入れようと言われることがとても多いです。そもそも、業界としてデザインは欧米が主導なところも多いと思うのですが。
諸外国と違うことはきっと多々あるとはいえ、日本ならではの美学だってきっといっぱいあるはずです。むしろ「違っている」から素敵なこともあるはず。でも違っているから相手に寄せよう、という気持ちは自分が不安だからきている気持ちもきっとあるんだと思います。
わたしは海外に行ったこともないですし、文化の違いに直面するという場面はほとんどありません。なのでこんなことを書いているのかもしれませんが、諸外国と比べて真似をするばかりでなく、日本人の価値観で生きていることを大切にしたいと思っています。
英語を勉強したり、フランスの文化に感化されたりしている今日この頃。言語を勉強して海外の文化に触れることはもちろんいいことでしょうが、同時に言語を使って自分の国、日本についてももっと知っていたいと思うのです。 英語で日本の文化の本を読むとか、一石二鳥かもしれません。
日本に住んでいると、日本の素晴らしい部分も当たり前に感じてしまっているのだろうと思います。よく「外から見た日本は全然違った国に感じる」と海外に滞在する日本人が言っているのを見たことがあります。自分自身の心も、国民性みたいなものも、なかなかその場にとどまっているだけでは見つけにくいんでしょうね。
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