稲冨公民館2

[ 言葉の繊維 ] 4. 疑問

エキストラ募集のメールには、1〜5まで番号が振ってあり、

それぞれの撮影日時(すべて11月)・場所・条件が記してある。

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1.筑前前原駅 (11月1日)

2.糸島市岐志 姫島行渡船場(3日11時〜16時)

3.糸島市稲富公民館集合(3日15時〜21時(遅くなる可能性あり。 
交通手段の関係上、お車で来られる方限定))

4.市役所玄関集合(4日12時〜(準備の手伝いを含む))

5.同上(4日16時〜)
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このなかから参加できるものを選ぶのだが、
知らない土地で、はじめてのことでもあるので、
疑問がでてくる。
 

まずは、場所と行き方だ。
 

公民館ってどこだろうか。

そもそも住所の記載がない。

ローカル感が強い。
アウェイな感じだったらどうしよう。
 

場所の確認でメールを返すと、
地図に赤い点を記した画像が返ってきた。
 

僕にとって、
映画「糸」はクラウドファンディングで初めて支援した、
いや、支援されたプロジェクトだ。
 

安全を約束されたテーマパークに行くような
期待をしていたわけではない。
 

アウェイに飛び込むような不安が浮んできたが、
未開拓の土地や出会いへの好奇心がわいてくるのも感じていた。
 

そういう意味では、公民館の条件は魅力的だった。
 

遅くなる可能性があるということは、
より長く撮影時間を共有でき、
役者さんの演技を間近で体験できるということではないか。
 

車で来られる方限定ということは、
より深く糸島の暮らしを知ることができるチャンスではないか。
 

そう考えたこともあり、カーシェアリングを探し、
3.公民館と4.市役所を申し込んだ。
 

航空券の予約ができたのは、出発の5日前だった。
 
 

#好奇心 #撮影 #映画糸  

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