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小沼真之って?④

 高校時代、自分の人生が大きく変化するきっかけが生まれた時期。今までふわっと誰かに頼って生きていた人生を自分の足で歩み始めた。そうした瞬間、加速度的に色んなモノが変化する。環境、人、学び、情報....

髪の毛がおかしい

サッカー選手を目指す

 進学した高校は隣町の商業高校で全校生徒300人程度。サッカー部員は、1,3年生の時は20名程度、2年生の時は、8人になる時もあり、いわゆる弱小サッカー部だった。環境も設備も不十分過ぎる中、中学から始めたサッカーは、サッカー選手になるという思いになり本気で取り組んでいた。
 
 その思いを実現する為、1年生から引退まで朝早く登校し自主練をしていた。1年生の時は、同じ思いを持った先輩がいたのでその人とボールを蹴りそれ以降は、1人で行っていた。

 また、環境を変える必要があると感じたので、1人で東京や埼玉、大阪に行きトレーニングプログラムやセレクションに参加した。上の写真は、ナチョという元レアル・マドリードの選手のプログラムに参加した時のもの。質問コーナーの場面だ。

 僕は手を挙げ彼に、こう質問した。
「環境が悪い中でプロになることは出来るのか?」って。

 彼は、答えた。
「出来る。どんなに環境が悪くても自分の強い思いさえあればそれは実現できる。思いや気持ちを持ち続けること、それが一番大切。」だと。結局僕は、プロになれなかった。色んなサッカーの環境に触れることで自分の実力不足を感じ思いが弱くなってしまったからだ。でも、写真を見れば分かる通り、その当時僕は本気だった

 本気で物事に取り組めば、環境が悪いなんて関係ない。実際に、朝練を1-3年までやっていた事やより良い環境でプレーする為東京などに行ったこと。本気で取り組めば、それを実現する為に自分で考え、工夫をし一歩でもそれに近づくように行動する。ナチョの言っていた事は、本当だ。

 僕の6年間という短いサッカー人生は、僕の人生や性格を変える大きな出来事であった。とりわけ、東京や埼玉に1人でサッカーをしに行った事は、行動力や挑戦心、好奇心を僕に与えてくれ、今の僕のベースとなっている。

 そして、その経験の中で僕の中に方程式が出来上がった。

行動→視野・世界が広がる→探究心→行動→・・・・

大学進学

 僕がサッカーを辞めて次にやり始めたのは、勉強だ。今までテスト勉強もした事ない、テストで20点を普通に取るやつが学ぶことに目覚めた。
 
 高校の初めから東京に進学することはなんとなく決めており、2年生の夏から徐々に意識し始めた。僕は商業科だったので進学するには指定校推薦しかない。単位は普通に取れておりもう少し頑張れば確実に目当ての大学に行けるということが分かったので、人生で初めてテスト勉強をしてみた。
 
 結果は、すこぶる良かった。テストの点数は、大体平均で80点以上。僕は、「なんだ、俺でもやりゃ出来んじゃん!」と今更ながら成功体験をした。それからテストの度に勉強をし、良い点数を取れることで楽しくなってきた。僕の中で勉強というものがすごく前向きなものに変わった瞬間だ。

 僕が進学した大学は、拓殖大学 政経学部 経済学科。なんで拓殖大学か?なんで経済学科か?というと。

 1点目は、拓殖大学に桂太郎塾という特別講座があることだ。これは、「あらゆる分野においてオピニオンリーダーになりうる俊英を養成し、国家の発展と繁栄、世界の平和と安寧に資すること」を目的とした次世代リーダー育成講座だ。そこでは各界のスペシャリストからの講義や学生同士でディベートをする。

 僕は、ちょうど学ぶことが好きになり、もっと色んなことについて学び、将来は世の中に貢献できる人になりたいという思いが非常に強くなった時だった。そんな僕にピッタシだった為、拓殖大学を選択した。

 2点目は、商業ではなく経済を学びたかったからだ。通常、商業科の指定校推薦は、経営学部であり拓大の推薦も当然商学部で来ていた。ただ、僕は簿記などの商業の勉強は好きじゃなかったのともっと幅広い知識を付けたかった為、経済学を学びたかった

 そんな中、2年2学期の総合の時間に学年全員で大学説明会に行く機会があった。ちょうど拓大も参加していたのでそのブースに行き担当の方に「僕は、商業じゃなくて経済を学びたい」と話した。担当の方は、「分かりました。確認します。」ということでその場は終わった。

 後日、推薦枠が僕の為に商学部から政経学部に変更になり、僕はそこで拓大に行く事に決まった。

 僕は、大学でもサッカーをやるつもりだったけど、キャンパスが変わってしまうのと学べる勉強の質が落ちるという事だったのでサッカーを辞め、プロになることもそこで諦めた。大きな転換点であり、それと同時に自分の可能性を新たに感じた時でもある。

 高校では良い友達、良い恩師にも出会うことができ、充実した学生生活を送ることが出来た。久しぶりに担任の先生にも会いたい。

 高校時代、自分の人生を僕自身が意思を持って一歩づつ歩み始めた瞬間だ。

#自己紹介 #高校時代 #サッカー選手 #勉強 #大学進学 #可能性 #新生活 #FIRE

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