若手漁師がカミングスーンする浜
昨日書いた南三陸町・海のビジターセンターについての投稿の続きです。このビジターセンターの展示物でもうひとつ気になったのは、「漁師名鑑」。
南三陸町戸倉地区の若手漁師たちがズラリとならび名鑑になっている。戸倉地区は後継者が多く、若手が育っている浜だ。そんな若手を上手に前に押し出していると思った。
「カミングスーン」の張り紙がいいね!新規就業したら、ここに顔写真がのるのだ。ちゃんと後継者が「カミングスーン」する浜、とっても素敵です。
さらに「へ~~」っとなったのは、おきなくらEELs。
ここのビジターセンターを拠点に、石巻・登米・南三陸での自然体験や学びの場を提供している若者グループだが、戸倉の漁師が数多くカヤックガイドとして就任しているらしい。普段から牡蠣やワカメを養殖している庭のような海を案内してくれる漁師カヤックガイド。漁師ならではの話が聞けるに違いない。外の人と接することで漁師自身の環境意識やコミュニケーションスキルもあがる。そして夏の時期仕事がすくない漁師の雇用の受け皿にもなっていて、一石三鳥みたいな状態だ。
こういうのって「いいじゃん」って言うのは簡単なんだけど、実際に組織して運営して根付かせるのってホント大変なんすよね…。そういう活動にたくさん南三陸では出会うことができて、町に蓄積された思想だったり人的資産、ネットワークの存在にどんどん興味がひかれていくのでした。
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