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FF7 RB 66時間総論

2024年12月を丸々1月使ってFF7 rebirthメインストーリークリアまでいけたので総論、振り返りをしてみたい


主観も客観もごちゃ混ぜに、ただただ思ったことを書いていくつもり


それとは別にがっつりスクエニのRPGを38才のおじさんがプレイするということ、ゲームとの向き合い方みたいなのはこの後に別の記事として書いてみようとも思ってる


最初から最後までしっかりエアリスが出演していたのがまず良かった

涼やかで美少女であり、まさにエアリスゲーだった


分作発表されるということで、今回は原作通りにいけば

忘らるる都

エアリスとのお別れ


までが描かれるということをレビューや要約から概ね知ってはいたので

忘らるる都でのエアリスを見届けるという

目標設定が暗黙的にあった


まずそのことを今思い返してみると

最後の終わり方はどうだったのだろうか?

といささか疑問ではある

初代から30年の間にさまざまなアニメ、マンガ、ゲームでシナリオが研究され尽くしてきた


マルチバース、世界戦、異世界、多次元、時空分岐と


直接的にはエアリスが亡くなることはなかったかのように描かれていた

もしくは一時的に祈りの場所に移ったのか

星に還ったのか


おそらくは次回作もしくは最終作で壮大に回収されることが予想されるかたちではあった


今回のこのあたりの演出は連作、分作化する弊害にもなっていた

結局死んだの?まだ生き返れるの?どっちつかずなの?という気持ちにプレイヤーは取り残されたままにいる


初代ではバッサリ、また唐突に襲いかかる運命という

テーマを表現できていたのだなとあらためて考えさせられた


ある種の冗長さということは他の場面にも見受けられた

30年前とのちがいはメディアがちがうこと

当時はCD romであった制作上で容量の制限があった

現在では追加のDLCによって拡張ができるため

作品全体的に冗長になりやすいように思える


とはいえ原作があるからこそのメタ表現であったり

前提の設定を省くこともできているのでメリット、デメリットはある


30年の進化と日本最大級のゲーム制作陣を感じたのはキャラのモデリングと背景オブジェクト、造形の美しさだった

各キャラクターはいずれも一級品のプラモデルであり、フィギュア作品であり

街、自然の景観は一級品のジオラマだった


特にゴールドソーサー、コスモキャニオン、セトラ神殿、忘らるる都は幻想的に美しくて、キャラクターを止めてそのままフィギュアを鑑賞するようにただ画面を眺めて楽しんだ


ゲームデザインとしてはメタ、遊び、クソどうでもいいことの要素が結構あって

でもどうでもいいことのなかにちょっとしたリアリティが感じられた時ふと心の中琴線に触れる


今回はもしかしたらコスタ・デル・ソルでのクソどうでもいい時間、

あの操作性の悪い二輪車セグウェイにのってた時間だったのかもしれない


それでいうと前作FF7 REMAKE時のエアリスとの教会での出会いのフィーリング、

屋根を伝って歩き5番街の外れのエアリスの家に行くシーケンスが作品のハイライトだった



リアルタイムでこの作品に触れておけて良かった次回作がでるまでエアリスや星のことを想っている時間が楽しめそうです


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