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8月24日(木)「醗酵飲料(日本酒)・蓬莱泉」

今日の東京は晴れ。
最低気温は26℃、最高気温は33℃。
昨日から、お店の盆休み代休もあって一時東京に戻ってます。東京の方が愛知よりもやや涼しく感じられますね。さて、

昨日は「二十四節気・処暑(しょしょ)」についてお届けしましたが、今日は地元愛知のお酒である「醗酵飲料(日本酒)・蓬莱泉」について書いて行きたいと思います。

蓬莱泉。
このお酒を造っているのは愛知県は奥三河地方の設楽町にある関谷醸造さんと言う酒蔵ですが、その創業は1864年と言うコトなので、江戸末期で160年近くの歴史のある蔵、と言うコトになりますね。現在は七代目で、農大ご出身の関谷健さんが切り盛りをされているようです。
「蓬莱泉(ほうらいせん)」と言うのはココのメインの銘柄であって、この他にも「明眸(めいぼう)」と言う銘柄も出しています(昔からの銘柄としてこの名前は聞いていたのですが、同じ蔵で造っていたんだ!と言うコトを今回の蔵訪問で初めて知りました)。
この蔵では、地元愛知県産の原材料にも拘っていると言うコトで、お米の自社栽培もやっているようで(全国では蔵元でお米の自主栽培を行っているのは僅か20社程度なんだとか)、愛知県で育てた山田錦以外にも、山間部用に開発された「夢山水」と言うお米も使っているのだとか。夢山水なんて酒造好適米は初耳でしたね。
また、この蔵のモットーとしては「和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」と言うモノがあって、コレは蔵人達の良いチームワークが良い酒を造ると言うことと、良い酒が飲む人たちの和を創ると言う2つの意味があるのだそうです。前者の為にこの蔵では機械化・コンピューター化も積極的に進めておられるそうで(主に温度管理)、その浮いた?時間を利用して、社員の方々がクリエイティブな取り組みをしたり、人間にしかできない感覚的な部分を追求することに時間を割いたりしているのだそうです。中々にスバらしいですね。
ココは本社工場である設楽の他に、豊田の稲武にも「吟醸工房」と言う工場もあり(今回はコチラを訪問)、また名古屋市内には江戸時代の酒蔵を改修して作った「SAKE BAR圓谷」では奥三河の食材を使ったメニューも取り揃えているそうです(一度、行かなきゃ)。
 
この蔵の主力商品は前述の通り「蓬莱泉」なのですが、そのサブラインナップとして入手困難な「空(くう)」や「吟(ぎん)」、「美(び)」や「朋(とも)」、「摩訶(まか)」や「可。(べし)」等があります。このヘンの銘柄は時々県内のスーパーや酒屋さんで見掛けてましたが、今回吟醸工房を訪問して初めて知ったのが、コレら以外にも可也の数のサブラインナップを出されていること(一念不動、Gold、Silverなど)。コレ以外にも、2つの工場でしか買えない瓶詰生酒や、米の搾りかすで造った粕取焼酎など)。いやはや、まだまだ奥が深い。
お味の方はと言うと、全般的には落ち着いたやや甘めのお酒が多いかな、と言う印象ですが、上述の通り色んなラインナップを取り揃えておられるので、辛いのもあれば発泡もある、香り高いスッキリ系もある。フルーティなモノもあれば、円やかで奥深い味わいのモノもあり、まぁ様々なお味を楽しめると思います。
と言う蓬莱泉、都内では中々入手困難かとは思いますが、見付けたら是非お試し戴ければと思います。
明日は「有害鳥獣(番外編②)・モンゴルのタルバガン」について書いて行きたいと思います。
 


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