2024年9月19日(木)「開業準備・創業融資」
今日の東京も曇りのち雨。
朝方の最低気温は24.5℃、日中の最高気温は33℃。昨日も書きましたが、どうやら今週で夏は終わりそうで、日曜日からは雨予報。やっと本格的な秋の到来でしょうか。さて、
昨日は「醗酵食品・出来上がった手前味噌」についてお届けしましたが、本日は「開業準備・創業融資」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。創業融資。
創業をする際に金融機関から借入することを一般的にこんな風に呼んでいるらしいです。
今回居酒屋を始めるにあたって、資金的には手金(自己資金)で賄うコトは可能な状況にあるのですが、家庭内稟議で諮ったトコロ、よっぽど家族の構成メンバーから信用が無いらしく(恥)、その許可条件として以下2点が付されてしまいました。
1. 家族の構成メンバーも出資者として参画せしめるコト(←自分独りでヤルと暴走する可能性大なので、ソコに歯止めを掛けたいらしい(笑))
2. 極力レバレッジを利かせて経営するコト(←少ない家族資金で効率的経営を追求するコト、外部の目も入れて透明性高い経営にしたいらしい)
まぁ、許可条件の1番目は適宜調整するとして、2番目については金融機関からの借入をせねばなりません。と言うコトで、(仕方が無いので?)早速地場(武蔵野市)も主戦場としている信用金庫である多摩信用金庫サンと日本政策金融公庫サンの2行(2庫?)に絞って相談を始めているトコロです。
何故その2行としたのか?
フツーならばカネ借りるのならばマズはメガバンクでしょ!と思われるかも知れませんが、メガは中小企業、小規模事業者なんて相手してたら効率が悪過ぎるのか、余りマトモにお相手して貰えないんですよね(吉祥寺の某緑色銀行なんかは支店に中小企業担当すら置いてなかった…)。
その点、地場の信用金庫ってのは、中小企業振興や地域活性化をそのレゾンデートル(存在意義)としているコトもあって、随分と親身になってお相手してくれるんですね。また、地場の市区町村役場とも組んで「中小規模事業者事業資金融資あっせん制度」の窓口金融機関にもなってます(メガもなってますが)。創業資金融資の場合、現状では1.9%利率適用で、武蔵野市から1.6%の利息補填を受けられることとなっており、仕上がりは0.3%。コレは利用しない手は無いですよねぇ。
と言うコトで、多摩信用金庫サンには種々相談させて貰ってます。
ただ、この融資制度の欠点?は融資期間がソレほど長くないコト。運転資金で最長5年、設備資金で最長7年。仕上がり金利が低いのはとっても魅力的なのですが、将来キャッシュフローを引いてみて、その期間でキチンと返済可能か否かが問題になって来るワケです。
次に、日本政策金融公庫サン。コチラも中小企業の創業融資には注力されていて、(何と言っても唯一の株主が財務省なので、国策として中小企業振興をする機関なのです)。コチラの創業融資の場合、上述のような利息補填は無いので、ソコ迄は低利にはならないものの、各種割引制度があり、(自分のケースでは現状で)最終的には1.8%前後の低利での借入が可能なようです。コチラの長所は、融資返済期間が長いコト。運転資金でも最長10年、設備資金は最長20年。今考えている事業規模での借入だと、ソコ迄長い期間の借入はムリぽではありますが10年程度ならば行けそうな感触なんですね。
と言うコトで上述の2行(2庫?)からの借入(協調融資?)とする場合、金利の高低やら融資返済期間の長短等も考慮し、想定するキャッシュフローとも睨めっこし乍ら両行(両庫?)からの借入額を夫々幾らにするのかを決めねばなりません(現在そのシミュレーション作業中)。
ただ、コチラが希望すればそのまま貸してくれるかと言えば、流石にそんな甘いモンではないので両庫の担当者とも良く打ち合わせをしながら、彼らの融資審査を上手くパス出来るよう創業計画/事業計画を作成しつつ、融資申請をせねばなりません。
また、その融資申請をする為には、物件がほぼ内定状態になっていないと家賃や保証金、礼金やら仲介手数料、内装工事の見積り、導入する厨房機器や什器・食器類等の設備資金が決まっている必要があります。でないと、総需要資金が決まらない。当面の運転資金を含めた総需要資金が決まらないと、資本金と借入額を夫々幾らにするかが決まらない。協調融資の場合には2行(2庫?)から借りる金額も決めなきゃならない。また、ある程度取得必要な許認可の目途も付けておかねばならない。
と言うコトで、物件の確定・会社設立・内装工事や主要設備の見積り取り付け・許認可取得の目鼻付け等、同時並行的にヤラねばならんコトが沢山あって、結構忙しいモンです(金融機関への事前根回しは、概算ベースではヤリつつあるのですが)。
最近はそんな日々を過ごしています。
明日は「内臓料理(動物)・血を使った料理」について書いてみたいと思います。
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