2025年1月15日(水)「調理道具・酒燗器『かんまかせ』」
今日の東京は晴れ。
朝方の最低気温は0℃、日中の最高気温は15℃近く迄上昇。今日は朝方こそ冷えたものの、日中は割と暖かかったですね。
今日からは二十四節気・小寒の末項、七十二候の「雉始雊(きじはじめてなく)」(雉がはじめて鳴く時季)になります。実際に雉が鳴き始めるのはもう少し後の立春の頃かららしいのですが、このコトバは春を待ち侘びるヒトの心情或いは希望を表してるんですかね(笑)。
また、今日は小正月。と言っても、今や小正月だからどうと言うコトもありませんね。松の内の終わりは大正月だし、昔の元服の名残の成人式も1月の第2月曜日に移行してしまったし(笑)。さて、
昨日は「未利用魚・トウジン」について書きしましたが、今日は「調理道具・酒燗器『かんまかせ』」についてお伝えして行きたいと思います。
今のこの時季、日本酒を飲むんなら燗酒ってのもエエですよね。
通常燗をつける際には、今時だと一番カンタンなのはレンチン(徳利等に酒を入れてレンジでチン!)なのでしょう。
が、昔乍らのヤリ方をするとすれば、熱したお湯の中に徳利を入れて温める湯煎方式が良いとされています。ナンでかと言うと、レンチンの場合にはレンジの上部部分と下部部分とで温度にムラが出てしまうから、なのだそうです。また、レンチンじゃあ如何にも風情もありませんしねぇ。
その点、湯煎方式であれば、上述の温度ムラは出ないし、風情もあるし、日本酒の味わいもより柔らかで円やかになる、と言う利点があります。ただ、その一方面倒臭い(笑)。
燗酒をヤル場合、その温度帯によって呼び方が異なり、凡そ以下の通りとなってます。
コレを湯煎でヤル場合、徳利の中に温度計を突っ込んで一々温度を見計らってやらなきゃイケないのは、矢張りとっても面倒臭い(まぁ、そんなに厳密に計るコトも無いのだけれども)。
ソコで、登場するのがこの小泉成器㈱サンが燗酒に適した旨い酒造りをされている神亀酒造さんとコラボで作った酒燗器の『かんまかせ』(KOP-0401/K)。
ナニが優れてるって、上述の燗酒の温度帯を日向燗(35℃)・人肌燗(40℃)・ぬる燗(45℃)・上燗(50℃)・あつ燗(55℃)・飛切燗(60℃)・ひれ酒(80℃)の7段階で自動調整してくれる機能が付いてるので、一々温度計を突っ込んで計る必要が無い点。
実はこのバージョンの1つ前のKOP-0400/Kだと、人肌・ぬる・上・あつ・ひれの5段階だったのだけれども、今回はソレに日向と飛切も追加されたと言うワケ。
実際に買って、使ってみたら(作りとしては単純・カンタンなモノではあるけれども)ラクちん。チロリにお酒入れて温度設定をして放っておけば、自動的に出来ちゃう。設定温度に到達したら、「ピーッ」と言うアラーム音で知らせてもくれる。実際の酒の温度がデジタル表示でもしてくれればもっと分かり易いとは思うけれども、1万円もしない酒燗器に過剰な要求はしないでおきましょう(笑)。
一つだけ難点を言えば、付属のチロリがアルミ製で少々安っぽいってコトですかね。まぁ、コレは自分で銅か錫製のモノにでも買い替えれば良いハナシではあるのですが。
特に今のように寒い時季だと、燗酒を呑みたいヒトは多いかと思いますので、この手の手抜き(?)酒燗器はワンオペ前提の店となると、便利ですね。
まだ最終的に決めてないのでワカリマセンが、この手の燗酒も飲みたい方が勝手につける方式の採用もあり得るので(ワンオペ前提だとそのヘンも手抜きしないと…(笑))、この酒燗器のように造りが単純で誰でもセット出来るようなモノは、とっても有り難いモノになりそうです。
と言うコトで本日はコレにて。
明日は韓国で代表的なモノであり日本でもすっかりポピュラーになっている「醗酵食品・キムチ」についてお届けする予定です。