2024年11月4日(月)「未利用魚・クマエビ(アシアカエビ)」
今日の東京は終日晴れ。
朝方の最低気温は10℃割れ、日中の最高気温は23℃迄上昇。朝の気温は低かったけれども、日中は上がりましたね。週末は土曜日雨が降ってましたが台風の影響は殆どなく、昨日今日と良い天気に恵まれました。
週末には二十四節気・霜降の末項、七十二候の「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」(紅葉が深まる時季)になりました。そうですね、そろそろ紅葉が見頃になりつつある頃でしょうか。
今週中から週末に掛けてはグッと気温低下するみたいで、最低気温で10℃以下、最高気温も20℃以下になる日が多くなるようです。そりゃ、紅葉も色付きますね。さて、
先週末は「開業準備・モノ消費とコト消費、そしてトキ消費について」をお届けしましたが、本日は「未利用魚・クマエビ(アシアカエビ)」について書いて行きたいと思います。
クマエビ。
あまり聞き慣れないエビでしょうね。写真を見てもお分かりの通り、カタチはクルマエビ、脚が赤いので結構色んな地域でアシアカエビとの呼び名が付けられているクルマエビ科のエビです。
コレも殆ど市場やスーパーには出回らないエビなので、水揚げのある産地の市場で稀に手に入れられる程度のモノでしょうか(クマエビはクルマエビと違って養殖されていないので、あまり見掛けないのはその影響もあるのでしょう)。日本でも割と広い海域に棲息はしてるみたいですが、国産の活けのモノは少ないようです。また世界的にも割と広く分布しているようで、この輸入モノは結構日本にも入って来てはいるようです(あんまり見たいコト無いような気はしますが、インドネシアからはイリアンタイガー、インドやスリランカからはフラワーエビと言う名(ブランド?)で入って来てるようです)。
そんなクマエビ。
一色さかな村には、深海底引網漁をやっているフネからの水揚げもあるので、偶に活きたクマエビが売られています。クルマエビよりは少々お安めの価格で売られているので(かと言って、味的には然程優劣を付けられるホドの差はないので、ある意味コスパ良い)、偶に出てるとついつい買ってしまうエビの一つであります(もう一つは、フトミゾエビ)。
一つ疑問なのが、ネーミング。
通称であるアシアカエビはまんまなので分かり易いのだけれども、何故コレがクマエビなのか。
海老の関係は割と他の動物に似ていると言うコトで、その手の名前が付けられているコトが多いのです。例えば、通称ブラックタイガーは牛のように大きいコトからウシエビ、細かい毛が沢山あるのはサルエビ、ゴジラのようにイカついカラダをしているイバラモエビは通称ゴジラエビ、セミに姿形が似ているセミエビ等。
でも、クマエビに関しては格好は別にクマっぽいワケでも無いので、ナンでかと思ったら、彼らは熊のように獰猛な性質を持っているらしく、共食いしたりするからこの名が付けられたのだとか。性質でのネーミングは思い付きませんわね(笑)。
割と大きくなるクルマエビ的なエビなので、茹でて良し焼いて良し、フライにして良し、天ぷらでも美味い。エビの仲間では万能選手ですね。ハズレ無し。価格的にもクルマエビの1/2~2/3程度で買えるので、お財布に優しいエビだと思います。
入れば、お出ししたいモノの一つです。
と言うコトで本日はコレにて。
明日は「醗酵飲料(焼酎)・新焼酎 やきいも黒瀬 焼きたて」について書いて行きたいと思います。