2024年10月31日(木)「醗酵食品・豆汁(dou4 zhi1)」
今日の東京は終日晴れ。
朝の最低気温は11℃、日中の最高気温は21℃。朝はまた気温低下、日中は昨日ホドではないものの20℃は超えて来ました。湿度も低く、爽やかな一日でありました。ただ、台風21号がヘンな動きをしてて、週末3連休のお天気は期待出来そうにありませんね(泣)。
今日で10月も終わり、明日からは11月だなぁ。今年もアト2ヶ月。時が経つのはメチャ速いわ。さて、
昨日は「開業準備・ココのところ注力していた有力物件が…(泣)」についてご報告させて戴きましたが、本日は「醗酵食品・豆汁(dou4 zhi1)」について書いて行きたいと思います(冒頭写真は昔北京の「老磁器口豆汁店」で食べた時のモノです)。
豆汁(dou4 zhi1:どうぢぃー)。
知らないですよねぇ。コレは中国でも北京近辺で伝統的な朝食として食されている醗酵食品です。
緑豆から春雨やデンプンを製造したアトの搾り粕と汁とを乳酸醗酵させ、煮込んで作った健康飲料、とでも言うモノでしょうか。その意味では、大豆の搾り汁で豆腐の素となる豆乳とは一線を画すモノであります。しかも、乳酸醗酵をさせたモノである為、随分と酸っぱく少々苦みと甘みもあるモノで、決して飲み易いモノでもありません。老北京人(まぁ、北京の江戸っ子みたいな古いヒト達)でさえも敬遠するヒトもいる位のモノであります。一方では「没有渇過豆汁児、不算到過北京」(豆汁を飲んだコトが無けりゃあ、北京に来たことにはならん!)なんてコトバもあるようです(笑)。
が、コレを飲み付けてしまうとクセになる味と言うか、一種の中毒性があると言うか。悪くはないです(勿論、お店によって飲み易い/飲み難い、美味い/不味いはあるんですが)。
主として朝食に食べられるモノですが、流石にコレだけだと腹にも堪りませんので、定番の付け合わせとして「焦圏」(jiao1 quan2:じゃおちゅえん…揚げドーナツみたいなモノ)と「辣鹹菜」(la4 xian3 cai4:らぁしぇんつぁい…ピリ辛の漬物)があり、大抵のヒトはこの3種をセットで注文してますね。
もしもコレをどうしても飲みたいと言うヒトがいれば、北京の下町で天壇公園北門近くの磁器口と言うトコロにある「老磁器口豆汁店」と言うお店に行ってみて下さい。ファストフード風のお店ではあるものの、北京で一番有名な豆汁店であり、名店であると思います。値段はメチャ安なハズですので(上記3つのセットで食べても300円も行かないんじゃないかな)、ご安心のホドを。味は、保証します。
日本でコレを再現するコトは(多分)出来るとは思うものの、ソレを飲みたいと思うヒトは殆どい無さそうなので、敢えて作ったりはしないでしょうねぇ(リクエストあれば検討しますが(笑))。少々マニアックな醗酵食品(飲料?)でした。
明日は「開業準備・モノ消費とコト消費、そしてトキ消費について」をお届けする予定です。