2024年12月18日(水)「醗酵飲料(焼酎)・最近流行りのフルーティ系焼酎」
今日の東京も快晴。
朝の最低気温は1℃弱、日中の最高気温は13℃弱。さて、
昨日は「漁師料理(?)・いかめし」についてお伝えしましたが、本日は「醗酵飲料(焼酎)・最近流行りのフルーティ系焼酎」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。
フルーティ系焼酎。
元々、自分達が学生の頃(1980年央の頃)ってのは、所謂本格焼酎(乙類焼酎)は芋の「さつま白波」、麦の「いいちこ」・「二階堂」がある程度で(勿論、甲類焼酎の「宝焼酎」や「トライアングル」、「鏡月」なんかの無味無臭系焼酎はありましたが)、焼酎のイメージはオヤジ達が飲むクサい酒、と言うモノでした。
そんな世界を一変させてくれたのが、1990年央に登場した西酒造さんの「富乃宝山」だったのではないですかね?(個人的には、コレです)。自分的には、元祖フルーティ系焼酎はコレだと思ってます。初めて飲んだ時には、ホント衝撃でした。
そして時代は移り変わり。
その後も、以前のクサい焼酎とは一線を画す本格焼酎は色々と出て来てました。特に、熊本の鳥飼酒造さんの「吟香 鳥飼」も球磨焼酎でありながらも、フルーティな吟醸香を纏った優れた酒を出してくれてましたねぇ。
そして、更に時を経て。
鹿児島の若潮酒造さんの造る「GLOW EP05」(2022年発売)は秀逸で、個人的には富乃宝山登場以来の衝撃的なフルーティ系焼酎でありました。勿論「酒屋が選ぶ焼酎大賞」で3連覇して殿堂入りするだけの実力がありました。
個人的にはこの2銘柄は不動のフルーティ系焼酎であるのですが、昨今ではコレら以外にも(流行に乗って?)色んなフルーティ系焼酎が出されていて、コレは焼酎をオヤジ臭いと敬遠していた若い女性等を始めとした新規顧客(?)獲得には良い流れになっているんじゃないのかな?と思ってます。
例えば、濱田酒造さんの「Daiyame」。コレはライチのような香りを前面に出してて、コンビニなんかで安価に手に入る割にはホントにフルーティで美味いと思いますよ。他にも黒霧島で有名な霧島酒造さんの「茜霧島」、小正醸造さんの「小鶴 the Muscat」・「小鶴 the Banana」、田苑酒造さんの「Den-en Flavorまるでリンゴ」・「同 まるでマスカット」・「同 まるでバナナ」等があるようです(田苑のモノは未飲)。
やっぱ、コレらの焼酎は女性受けを狙って(?)、スッキリ爽やかでフルーツ系を感じさせる味わいを(意図的に?)造り出しているので、初めてのヒトでも飲み易いモノとなってますね。この間の宴会でご一緒した焼酎デビューの姐さんにもGLOW EP05をおススメして飲んで貰いましたが、全く抵抗なくお召し上がり戴き、気に入って貰えたようだったので、一安心でした(笑)。
と言うコトで、焼酎世界のハードルは下がりつつあります。が、焼酎世界も中々の沼世界でありまして、クサもの系焼酎(要は伝統的どっしりとした芋や麦の原料臭いヤツ)もまた味わい深いもので、マズはフルーティで慣らし運転を終えたら、コチラの世界にも是非足を踏み入れて貰いたいと考えている、アホな酒呑みのオッサンです(笑)。
明日は「内臓料理(動物)・モンゴル遊牧民の内臓料理」についてお届けしたいと思います。