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2024年10月7日(月)「未利用魚・サンゴイワシ」

今日の湯河原は晴れのち曇り。
朝の最低気温は21℃、日中の最高気温は28℃近く迄上昇。昨日から湯河原の温泉に来てます。偶には温泉も悪くないっすなぁ。ただ、週末の東京のお天気はあまりスッキリしてませんでしたが、湯河原は昨日は結構晴れてました。さて、

先週末は韓国の「醗酵食品・チョングッチャン(清麹醤)」について書いてみましたが、本日は「未利用魚・サンゴイワシ」についてお届けしたいと思います。

サンゴイワシ。
コレは見たコト、聞いたコトのあるヒトは相当なマニアですね~。一般の方は全く知らないだろうと思われるような、珍しいおサカナなのです。
自分も、過去に2回しか見てません。何れも、実家のある愛知で。一度は何故か、そのヘンのスーパーの魚屋さんで、二度目は実家帰省時のホームグランド市場の一色さかな村で。一回目に買って食べてみたら非常に美味しかったので、この間二度目に見付けた時には即買い。

このサカナは、深海性の魚で大体200~1,000m程度のトコロにお住まいでありまして、深海魚らしく腹の下側には規則正しく並んだ(?)発光器を持ってるんですね。深海にいる時のお姿がどんなんだかは知りませんが、この発光器を付けてる時の姿はさぞキレイなのでありましょうねぇ。日本だと駿河湾~東シナ海に掛けての大陸棚の縁辺海域に棲息、世界的にも暖海域ならば大抵いるらしいです。
深海性のおサカナであるが故にドコでも水揚げがあるワケではなく、深海底引網漁をやってる静岡や愛知、高知、鹿児島なんかで水揚げがある程度なのだと思われます。だから、地元のスーパーやら市場で偶~にではあるものの、見掛けるコトがあるのですね。東京ではお目に掛ったコトはありません。

お腹の下側の発光器。こうして見ると、ややキモチ悪いですね(笑)。

このサカナはハダカイワシ目ソトオリイワシ科に属する魚なので、以前ご紹介のハダカイワシと同様に美味いんですね。多分、深海性の魚なので脂もたっぷり蓄えてて。
身は柔らかめ。今回は刺身と塩焼で。刺身の方は、ややフニャフニャ感あるカンジ。でも、コレはコレで美味い。ほんのりと甘い。塩焼の方は、矢張り美味い。干して食っても美味いようです。

サンゴイワシの姿造り?身は柔らかめ。でも、甘みもあって美味い。
塩焼。コレは絶品!皿の色と同化しちゃってるな(汗)。

まぁ滅多に手に入るサカナではありませんが、入手出来たら出したいモノです。

明日はまたしても新たな節気に入りますので「二十四節気・寒露の時季のメニュー(案)」についてお届けしたいと思います。

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