9月21日(木)「有害鳥獣・ハクビシン」
今日の豊田は曇り、一時雨。
最低気温は23℃、最高気温は予報通り30℃程度(割れなかったようではありますが)。
まぁ、殆ど太陽が出ていなかったので、30℃程度で済んだのも当然でしょうかね。来週半ば頃迄に掛けて最低気温20℃、最高でも28℃なんて気温に低下して行くようです。さて、
昨日は「未利用魚・ソトイワシ」について書いてみましたが、今日は先週の「有害鳥獣・アナグマ」に比較的近いお仲間の「有害鳥獣・ハクビシン」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。
ハクビシン。
最初に申し上げておきますが、この動物については獲ったコトもなければ食ったコトもありません。写真でしか見たコトありません。まぁ、有害鳥獣のアナグマの紹介をしたモノなので、その続き(同じムジナ繋がり?)と言うコトで書いて行こうと思います(従い、今回に関しては実体験部分は皆無で、ネット情報等に頼り切りです(汗))。
ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科ハクビシン属の哺乳類で、その額から鼻に掛けて白い線があるコトから「白鼻芯」と言う名が付けられたのだとか。元々は東南アジアや中国南部を原産とする小動物なので、今日本にいるヤツらは外来種と言うコトになるのでしょうが特定はされておらず、明治期以降に毛皮用として中国から持ち込まれたモノが野生化したのでは?との説が最有力なのだそうです。
この小動物は基本的には雑食性であるものの、特に糖度の高い果物や野菜を好物としており、中国では「果子狸(guo3 zi li3:ぐぉつりぃ)」(果物の狸)と呼ばれてます。中国では2003年のSARS流行時に、その媒介者としての嫌疑が掛けられて徹底駆除された苦い経験がありましたが、その後の調査ではシロであるコトが証明されたようです。
また、中国では「野味(ye3 wei4:いぇうぇい)」(野生の味)として珍重され、高級食材にもなってます(ソレでも、SARS以降はやや敬遠されがちのようではありますが)。
ただ、果物大好き小動物なので、日本では果樹園に侵入して果物を荒らして農業に深刻な被害を齎したり、民家の屋根裏や床下に棲み付いて足音による騒音・糞尿による悪臭等の生活被害を出したりしているコトもあり、有害鳥獣指定されています。
この動物の捕獲方法については、アナグマと同様に夜行性であるコトから銃猟では捕獲出来ない為、殆どがくくり罠か箱罠等の罠猟で獲られているようです。
調理方法としては、焼肉・すき焼き・シチュー・ポトフ等が主流のようです。
で、カンジンのお味の方はと言えば。
矢張り果物を好物としている動物らしく、とっても美味いらしいのです。ネットから拾ったハクビシンに関する味の評価としては以下の通り。
・ 小型哺乳類の中ではトップクラスに美味しい部類。肉が美味いけど、脂はもっと美味い
・イノシシと地鶏の良いトコ取りのような感じ
・そもそも赤身が美味い。濃厚で旨味が強く、ジビエ特有の獣臭さが殆ど無い
・肉はクセや匂いが少なく、アライグマやタヌキと比べて非常に上品で食べ易い
・秋から冬にかけて狩猟された個体は甘みのある脂をたっぷりと蓄えており、とてもジューシーで美味
・「牛肉」が一番近いのかも。牛肉のホルモンみたいな食感。ぷりぷりで、こりこり、それでなお脂身もある。脂身がとにかく美味しい
食べたヒト皆さん、絶賛ですね。こりゃあ、いつか食わねばなるまい。また、キチンとした保健所認可の解体処理施設でバラしたお肉が手に入るのならば、コレからやろうとしてるお店でも是非出してみたいモノですね。なんせ、自分が可也美味いと思っているアナグマよりもさらにお上品と評すヒトもいる位なので。売ってる業者さん、探さなきゃ。
明日は、「醗酵飲料(日本酒)・ひやおろし」について書いて行こうと思います。
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