2024年9月11日(水)「漁師料理(ではないけれど)・くじら汁」
今日の豊田は晴れ。
朝方の最低気温は25℃、日中の最高気温は36℃超。9月も中旬に差し掛かってますが、まだまだ暑い日が続くモンですねぇ。この先の予報も見てみても、アト10日後位からやっと最高気温が30℃割れする予報のようで、中々秋らしい気温にはならぬようです。さて、
昨日は「醗酵食品・唐辛子のイロイロ」についてお届けしましたが、本日は「漁師料理(ではないけれど)・くじら汁」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。
くじら汁。
お恥ずかし乍ら、そんなお汁があるなんて知りませんでした。早朝の水泳仲間に新潟出身の方がおられて、そのお方の実家では夏になるとスタミナ食としてくじら汁なるモノを食す習慣があるのだと教えられました(そのお方の実家は新潟でも海側ではなくて山間部だったようですが)。
調べてみると、この塩皮クジラを使ったくじら汁ってのは、新潟だけに止まらず、北海道(道南)・青森・秋田・山形など、結構広範囲な地域で食べられているモノだったのですね(ホント、知らなかった(恥))。
チト面白いなと思ったのは、北海道と青森は冬(正月頃)に食べるモノであるのに対し、秋田・山形・福島・新潟等では夏に食べるモノ(スタミナ食)となっていること。塩皮鯨は保存の効く食材なので、いつ食べても良さそうなのだけれど、食べる時季が土地によって異なるのには何か理由があるのだとは思いますが、コレもオモシロいモノです。
もしかしたら、ですが。北海道や青森にはかつて捕鯨基地があったコトが関係しているのかも知れませんね。そして、ソレ以外の地域は捕鯨基地が無かったのだけれども、下関辺りで揚げられたクジラを北前船で北に運び、その寄港地或いはソコから運ばれていた山間部で保存食として食べられていたコトが関係しているのかも知れないな、とも思った次第。ナンで夏に食うのかってのは良く分かりませんが、夏にスタミナ付けられるような保存食がソレ位しか無かったからか(飽く迄も個人的な邪推です)。どうなんだろ?
で、その作り方については至ってカンタンであり、大抵はスライスした塩皮鯨(本皮)に大根・ニンジン・ごぼう・ネギ等の野菜を入れて出汁と酒・味噌で煮るだけ。地方によっては夏野菜である茄子なんかも入れるようですね。
自分ではまだ作ったコトは無いけれども、日本の伝統的な鯨食文化を担う食べモノの一つでもあるので、今度やってみないとイカンな。マズは塩皮鯨をお取り寄せしないと(笑)。
明日は「開業準備・創業計画/事業計画」について書いて行きたいと思います。