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13年目のエコキュートを交換する話 (その3)

■止水栓、とは?

さて、現地調査の日が9月2日と決まって、それまで中3日。
そもそも水漏れに気づいて既に1週間が過ぎている
なんの対策もなくずっと漏れっぱなしだ。
何とかできないものか、そのダイキン紹介のリフォーム会社(以下A社とする)に相談メールを投げかけた。
この内容、同じトラブルを抱えた人の少しでも役に立てば。。

Q1
9月2日(月)の19時、承知致しました。
当日はどうぞよろしくお願いします。

ところでお知恵を拝借できれば、なのですが、
9/2以降も納入までさらに時間を要すると考えられ、
その間も漏水は続きますので、こちらでできる
それを止めるか抑制する、何等かの方法は
ありますでしょうか。

電気を落としてそもそもの水栓を止める、となると
生活に響きますので、
中を開けてこれこれの栓、レバーをひねってみるなど
の方法があればお教えいただければ有り難いです。

よろしくお願いします。

A1
早急な対応が出来ず申し訳ございませんが、当日よろしくお願いいたします。

工事のものに確認したところ、エコキュートの給水止水栓を
閉めていただくしかないかと思います。(添付資料参照)
給水止水栓を閉めた場合、ご家庭のお水は問題なくご使用いただけますが、
お湯が使用できなくなります。
お湯を使用される際(お風呂を沸かすなど)は、給水止水栓を開けていただき、
それ以外は閉めていただくような対応になるかと思います。
恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

Q2
度々のメールですみません。
あとひとつ質問をお許しください。

エコキュートが作動状態のときに
止水栓を閉じた場合、ヒートポンプが空焚きするとか
不具合が起きる可能性とかないでしょうか。

例えば、普段止水栓を閉じているとして、

バスタブ・シャワーの給湯・利用の際には
止水栓を開ける。

もし止水栓が閉じていた状態のときのまま、うっかり
台所で使用するなどしてお湯を使ってしまったときに
貯湯タンクの量が少しでも減り、それを感知して
ヒートポンプが動作しだして空焚き状態になり、不具合がでる、
そういう可能性はありますか?

当面の間、朝自宅を出るときに止水栓を閉じ
夕刻家族の誰かが帰宅したときに止水栓を開ける
この運用で行くつもりですが、
たまたまだれかが在宅でお湯を使った場合、
などを想定しています。

よろしくお願いします。

A2
いつもお世話になっております。

エコキュートが作動してしまうと空焚き状態になってしまいます。
ただエコキュートは溜まっているお湯を使用するため、
日中は湯切れにならない限りはヒートポンプが作動することはございません。
その為、リモコンに表示されるタンクの残量をご確認いただきながら
ご使用いただければ問題ないかと思います。
深夜料金にてお湯を沸かすため、夜23時以降は止水栓を必ず開けた状態に
していただきますようお願いいたします

ということで、日中ほぼ誰もいないわが家の場合、湯切れになる可能性はほとんどなく、日中にヒートポンプが作動して空焚きになる恐れがないので、日中は止水栓を閉め、夜間開けておく、というこの対策を取ることにした。

ところが。

送ってもらった取説のコピーを参考に、前パネルを開けてその「止水栓」を探してみてもそれらしきものが見当たらない。いや、実際には形が似ている部品がある。なんとなく菱形の手で回せそうな部品が取説に書いてあるような位置にある。しかしこれが一向に回らない。ひねるようにはできていないようだ。

これでは水が止まらない。

いや、もう一つ水道栓の形のものがあるのを見つけた。エコキュート本体につながっている管のずっと手前。水道管につながる元栓のような形のものがある。
これが止水栓か? ひねれば確かに水が流れたり止まったりする音や感触がある。
とりあえずこれを閉じてみよう。
洗面所で実験してみると、水は出るが、お湯だけが止まるようになっている。

これでOKなのか? 何とかなったのか?

ところが(2回目)。

その止水栓を閉めてから3時間は経過している。しかし「小川のせせらぎ」がまだ聞こえる。
タンクからの音は止まっていない。しかし、流れ出ているのはお湯ではないようで、やはり水の供給を止めるというこのしか対策はないようなので、取り敢えず「止水栓対策」は続けて行くことに。ほとんど気休めに近い感じだが。

■現地調査

9/2月曜日19時。仕事からの帰宅を待ち、立ち会うためこの時間にしてもらう。この日同時に購入・設置の契約と補助金申請の書類を作成することになっていた。

エコキュート本体と設置場所の写真を撮って、水漏れ箇所の確認のため前パネルを開ける。もう相当に暗くなっているので懐中電灯で。。と思ったらスマホのライトで確認作業。イマドキのひとだ。
後ろからこちらもスマホライトをかざして明かりのヘルプをしながら作業を眺めていると、どうやら「止水栓」を探しているらしい。
以前私も「これではないか」と思った形状のレバーを回そうとしているが、一向に動かない。
で、事務所に電話をかけ、どうやら先輩か技術のひとに聞き始めたようだ。私も「あるいはちゃんと別の場所に止水栓があるのかもしれない」と思い始めていたので、「ヘルプが来る」という言葉を受け、到着まで、自宅内で契約書面作りの方に移った。

宅内に入ると、キッチン側とお風呂側のリモコンの写真を撮り、あらかじめ契約内容が書かれ、名前と印鑑を押すだけになっていた書類にサイン。
ほどなくして別の担当が現れた。

この担当者も止水栓探しに入り、タンクの裏面までチェックしてまわるが、わからない。

いや、早く言ってあげれば良かったと後で思うのだが、その時は「プロだし、見つかるのだろう」と信じていたので、
ひと通りチェックを終えたらしい雰囲気のところで、
「これって止水栓かな」
と本体から離れた場所にある、今しがた開け締めしている水道栓を指差すと、

「ああ。。これですね」

・・・

書面も交わした。用事はそれで全て終了。おつかれさん。

「9月発売の新機種で、日本全国で取り合いになっている。納期はかなり先になりそうだが、事情が事情なので早めに入るよう手配する。でも最悪ひと月は覚悟してください。」

おおお。

怒ってるいる様子ではなく、むしろ恐縮されているようなので、この話は本当なのだろう。

「吉報」を待つしかないようだ。

(続く)


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