13年目のエコキュートを交換する話 (その3)
■止水栓、とは?
さて、現地調査の日が9月2日と決まって、それまで中3日。
そもそも水漏れに気づいて既に1週間が過ぎている。
なんの対策もなくずっと漏れっぱなしだ。
何とかできないものか、そのダイキン紹介のリフォーム会社(以下A社とする)に相談メールを投げかけた。
この内容、同じトラブルを抱えた人の少しでも役に立てば。。
ということで、日中ほぼ誰もいないわが家の場合、湯切れになる可能性はほとんどなく、日中にヒートポンプが作動して空焚きになる恐れがないので、日中は止水栓を閉め、夜間開けておく、というこの対策を取ることにした。
ところが。
送ってもらった取説のコピーを参考に、前パネルを開けてその「止水栓」を探してみてもそれらしきものが見当たらない。いや、実際には形が似ている部品がある。なんとなく菱形の手で回せそうな部品が取説に書いてあるような位置にある。しかしこれが一向に回らない。ひねるようにはできていないようだ。
これでは水が止まらない。
いや、もう一つ水道栓の形のものがあるのを見つけた。エコキュート本体につながっている管のずっと手前。水道管につながる元栓のような形のものがある。
これが止水栓か? ひねれば確かに水が流れたり止まったりする音や感触がある。
とりあえずこれを閉じてみよう。
洗面所で実験してみると、水は出るが、お湯だけが止まるようになっている。
これでOKなのか? 何とかなったのか?
ところが(2回目)。
その止水栓を閉めてから3時間は経過している。しかし「小川のせせらぎ」がまだ聞こえる。
タンクからの音は止まっていない。しかし、流れ出ているのはお湯ではないようで、やはり水の供給を止めるというこのしか対策はないようなので、取り敢えず「止水栓対策」は続けて行くことに。ほとんど気休めに近い感じだが。
■現地調査
9/2月曜日19時。仕事からの帰宅を待ち、立ち会うためこの時間にしてもらう。この日同時に購入・設置の契約と補助金申請の書類を作成することになっていた。
エコキュート本体と設置場所の写真を撮って、水漏れ箇所の確認のため前パネルを開ける。もう相当に暗くなっているので懐中電灯で。。と思ったらスマホのライトで確認作業。イマドキのひとだ。
後ろからこちらもスマホライトをかざして明かりのヘルプをしながら作業を眺めていると、どうやら「止水栓」を探しているらしい。
以前私も「これではないか」と思った形状のレバーを回そうとしているが、一向に動かない。
で、事務所に電話をかけ、どうやら先輩か技術のひとに聞き始めたようだ。私も「あるいはちゃんと別の場所に止水栓があるのかもしれない」と思い始めていたので、「ヘルプが来る」という言葉を受け、到着まで、自宅内で契約書面作りの方に移った。
宅内に入ると、キッチン側とお風呂側のリモコンの写真を撮り、あらかじめ契約内容が書かれ、名前と印鑑を押すだけになっていた書類にサイン。
ほどなくして別の担当が現れた。
この担当者も止水栓探しに入り、タンクの裏面までチェックしてまわるが、わからない。
いや、早く言ってあげれば良かったと後で思うのだが、その時は「プロだし、見つかるのだろう」と信じていたので、
ひと通りチェックを終えたらしい雰囲気のところで、
「これって止水栓かな」
と本体から離れた場所にある、今しがた開け締めしている水道栓を指差すと、
「ああ。。これですね」
・・・
書面も交わした。用事はそれで全て終了。おつかれさん。
「9月発売の新機種で、日本全国で取り合いになっている。納期はかなり先になりそうだが、事情が事情なので早めに入るよう手配する。でも最悪ひと月は覚悟してください。」
おおお。
怒ってるいる様子ではなく、むしろ恐縮されているようなので、この話は本当なのだろう。
「吉報」を待つしかないようだ。
(続く)
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