半世紀に向けての助走
2021年1月14日、もりたまは、45歳になりました。毎年、たくさんのお祝いありがとうございます。
今までなんとなく目の前にあることを熟しながら、年を重ねてきましたが、50という数字が目の前きて、いろいろと考えるようになり、5年後、どんな人間になりたいかを考えた結果、2021年は、個としての成長と、組織としての成長を、分けて取り組んでいくことを決めました。
組織の中にいると組織の成長=個の成長として自己評価してしまいがちなのですが、実際に本当に個として進化しているのか、自分が能力的にではなくても、自分の我を通すことで、組織の成長を妨げてないか、お荷物になっていないのかなど、わりと考えさせられることがここ数年ありました。
僕はヒトメディアという『ひとの成長に、かかわる。』という理念を掲げた会社を15年ほど経営してきました。おかげさまで関係会社を入れると、20社を超えるグループにまで成長し、たくさんの新しい取り組みを組織としてやらせて頂いています。
ヒトメディアという会社は、それなりの規模にも関わらず、営業がいない希有な企業です。僕が面白いと思うものをたぐり寄せて、それをみんなで実行する。ある意味、『もりたまと愉快な仲間たち』的な会社であり、それが強みだったりするのですが、本当に次の10年、20年もこのスタイルが組織の成長において正解なのかは正直、悩むところでした。
そして悩んだ末、分社化によって、2021年1月4日をもって、ヒトメディアを二つにわけることにしました。一つは従来の『ヒトメディア』という社員(メンバー)が所属する組織であり、メンバーたちと組織の成長にコミットする企業。もう一つは、『バンクロフト・アンド・テレグラフ』という企業名にしました。スタートアップとして、もりたま個人の力で我を通し、やりたいと思うことだけ続け、自分の成長にコミットする企業。『もりたまと愉快な仲間たち』が『もりたま』と『愉快な仲間たち』にわかれることになりました。
新会社において、何をしていくかは、正直、まだ輪郭がふわふわしており、あらためて、名前の由来から説明したいと思っていますが、この分社化によって、ワクワクとドキドキが僕の中で生まれたことは間違いないでしょう。多分、分社化しなければ、それなりにゆとりがあり、それなりに楽しく、それなりにストレスがあり、それなりに責任感のある50歳を迎えていたはずが、あらためて人生の半世紀に向けてどんな自分でありたいかを考える機会をこの分社化は僕に与えてくれたと思っています。
ヒトメディアにおいても、組織の成長が全てと捉えることで、今まで考え得なかったことが、実現することができそうです。こちらもあらためてご報告させて頂ければ幸いです。
とりあえず、2021年は、もりたまの45歳は、新しい航海の始まりとなりそうです。
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