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タイでのエピソード・その80
友人がハビトモール内に、アプリでタクシーを呼んでくれた。
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今はもう、こいつのおかげで旅行先の移動も困らずに住むね。私もタイ以外の国なら使ってるだろうな。
ただ、海外旅行ってのは私の中でキャンプの様なものでね…「不便を楽しむもの」だと思っているのだよ。
旅先にトラブルはつきもの。これが面倒でその都度イヤな顔をする人は、そもそも旅ってやつが向いてないのかもしれない。
通じない現地の言葉。やっと通じたと思ったら、違うところに連れて行かれた(通じてなかった)…こんな事を私は何度も何度も体験してきた。これぞ、旅行の醍醐味なんだけどね。
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そんな「ヒヤリ」としたシーンに何度も遭遇するからこそ成長し、後で美味しいお酒が飲める様になるのだ。これが実は、旅の一番の醍醐味なんじゃないかな?
さて、我々を乗せたタクシーは…
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心の故郷、ラチャダピセーク通りへとやって来た。私にとって「〜の故郷」ってのが、バンコクにはたくさんある(笑)。
※ちなみに今回、ラチャプラロップ地区には行きませんでした(セントラルワールドには行きました)。
私が以前住んでいたのはラチャダーのソイ7。通称、ソイナトーン。
相変わらず、いかがわしいお風呂屋さんがそこかしこにある。
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コロナ以降、この辺はどうなることかと思ったが…無事、再開できているようで何より。この辺の収益がショボくなればなるほど、タイは沈んでいくからね。
さて、私が住んでいたアパートは…
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あった!JPRラチャダー!
あぁ、懐かしい…。一階にはクリーニング屋があったはずなのに、今はカフェに変わっている。
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なるほどな…。今ならさらに快適に「おうちワーク」できそうじゃないか。
あの時はパニック障害を起こし、その後数年間は本当に酷い目に遭った。それも含めて、懐かしい。
そしてアパートの目の前には…
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出た!何百回と足を運んだセブンイレブン。こちらもご健在である。
しかも少し歩けば、ビッグCをはじめとした大型の店舗がゴロゴロ。あの有名な「ザ・ワン・ラチャダー」(旧・鉄道市場)も近い。
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ザ・ワン・ラチャダー今回は行かなかった。またゆっくり時間を作れたら行こうと思う。
その後、カナヤンとラチャダー名物「お風呂屋さん」をいくつか「見学」した。ちなみに、こちらでは「マッサージ・パーラー」と言う。
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…まぁ当然、こんな真っ昼間(ていうか朝)から出勤しているタイ人女性など、いるわけがなく。
とりあえず友人に中の様子を見せ、システムだけ紹介して退場。遊びたい人は夕方以降にどうぞ。
さて、実は私が今回ラチャダーに来た目的は、思い出を拾う事だけではない。
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バンコクに数店舗ある、超有名な高級飲食店「ソンブーン」。そのうちの一つが、このラチャダピセーク通り「ホイクワン駅」の目の前にあるのだ。
私たちが着いたのがちょうど11時ころ。既に開店待ちの客がいた。開店もジャスト11時からという事で、非常に素晴らしいタイミング。まるで合わせたかのよう。
暑い中歩き、熱った体にガンガン効いたエアコンがありがたい。
我々は早速ビールを頼み…
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この店のメインである「プー・パッポンカリー(カニのイエローカレー)」を注文した。これだよ、これこれ…。私も一度食べた事はあるのだが…その時の味が忘れられず、また来てしまった。
写真からは想像も出来ないと思うが、イエローカレーの中に「これでもか!」と言わんばかりにカニの肉が埋まっている。
味は辛くなく、むしろ甘い。だがこの味は…本当に表現し難い。味の深みもあり、唯一無二と言っても良い。多少大袈裟な話、ここに来れればとりあえず、チケット代は取り戻したと言えるだろう。
要はそれほどまでに美味い…ってことだ。
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友人のカナヤンも、その味に心からびっくりしていた。こいつはあまりにも、美味しすぎる。
加えて、トムヤムクン。
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エビがあまりにもデカい!スープも辛いが、辛さより遥かに美味さが勝るので、汗をかきながら飲み続けてしまう。
ソンブーンの魅力を思う存分堪能し、私の気持ちはすっかり「旅行者」になってしまった。友人もソンブーンの美味しさに大満足してくれた。
…ただ、私の気持ちは相変わらず静かだった。
久しぶりのタイ旅行は面白すぎる。
だが…今までのどの渡タイよりも、気持ちが「普通」なのだ。それは良くも悪くも…と言えるだろう。
あの頃は本当に、右も左も分からなかったからね。
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「暑さに耐えられない?料理が美味しくない?タクシーに乗れない?タイ語が分からない?…バカ言っちゃいけない、これからここに住むんだぞ!」…そう自分に言い聞かせ、乗り越えて来た。
その時に比べれば、今の方がずっと幸せ度数は高い。
でもこうして振り返って考えるに…それらの経験もまた、私にとって本当に大事な経験だったのだ。
——ソンブーンで腹を満たした我々は一旦ホテルに戻り、小休憩したのち、Sさんとの待ち合わせ場所に向かった。
—その81へ続く—
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