背信的な人たち
何をするにしても、とにかく「習慣」に出来るかどうか…ここがカギだ。
最初は誰しもキツいし面倒臭い。
でも続けていくうち、やらないと何となく気持ちが悪くなってくる。寝る前の歯磨きと一緒だね。
なので、何かを極めたいのであればノウハウ云々に着目するだけではなく、「とにかく続ける事」が大事なのだ。
天才ほど、寝首を掻かれる。結果、努力した凡人が天才を追い越す。まさに「イソップ物語」のウサギとカメ。この世ではそれが往々にして起こる。
「行動しなければいけない状況」に、自分から自分を誘導する覚悟も大切だと言えるだろう。
言うは易く行うは難し。結局、ほとんどの人は何かしらの言い訳を元に、習慣化する前に辞めてしまうんだけどね。
それにしてもこの世は本当によく出来ている。
どのような分野においても必ず一定割合の天才と、一定割合の凡人が生まれる。
それは動物や虫たちの話だけではない。人間社会においても、だ。
そう考えると、間違いなくこの世は全てがプログラミングされており、最初からストーリーが描かれている…という解釈が可能なのだよ。
天才と凡才も両方必要で、その割合こそが地球を回している…大体の人はその程度しか考えていない。
つまりその結果に「第三者の意志」などなく、「偶然発生した出来事」だと思っているわけだ。もしくは、「自然の力って不思議だなぁ〜…」と、何となくぼんやり思っているだけ。
よく考えるとそれって超・背信的だ。
まぁ、宗教に入っていないなら背信もクソもない…と思うかもしれないね。
でも結局、自分中心の宇宙しかこの世には存在できないし、私もそこのあなたもそれ以外では「宇宙」というやつを説明(表現)できない。
そして…自分の視点で見たこの宇宙こそが、真の自分=神だ。
ならば…そのような宇宙否定的な背信論だと、結局は自分の存在すらも否定する事になってしまうのかもしれない。
…ってまぁ、そこまでの考えに至ること自体が稀だけどね。
ほとんどの人は、その現象を「自然現象」と勘違いしながら死んでいく。
アリたちですら、常に一定の割合で社会形成しているというのに。働きアリの数もそれ以外の役割を果たしているアリも、その数の割合が崩れない。誰にも教わっていないのに…だ。これも「自然の力」ってやつで片付けるのか?
この世は作られている。
そして…その「製作者」は偉い存在でも何でもない。
ヘタをすると、その存在はあなたとイコールであり、すぐにでも接触できる距離にいるのだ。
私たちはそんな重要な事も忘れながら…今日という日を生きている。