タイでのエピソード・その40
—その39の続き—
サイアム・パラゴンは、私にとって休日を充実させてくれるとても貴重な存在だ。
ほとんど買い物をしないが、時折、食べ物をつまんだり、コーヒーを飲みながら仕事をしたりする。また、バンコク内でも人気の定番スポットという事で、タイの有名人が来ている事も多い。
何らかのお祭りを行っていたりするので、部屋に篭って気が滅入っている時なんかは、元気を貰えるのだ。
パラゴンを冷やかした後、すぐ隣にあるサイアムセンターに入っていくのが私の定番の過ごし方。
サイアムセンターは、それこそタイの学生御用達なモール。多くのタイ・ファッションブランドが入っており、スイーツ屋さんなども多く、いかにも学生ウケしそうな内容。
値段的にもパラゴンよりずっと学生向け。…まぁとはいえ、カネ持ちの子供たちの遊び場である事に変わりは無いが。
中も、そこそこ広い。
NikeやらAdidasやら、普通にスポーツウェアのブランドもあったりするので、私にとってもありがたい場所。パラゴンにもあるが、あまりにも店内が広すぎる為、こちらの方が買い物をしやすい。
一回にあるスイーツ屋さん「Bake A Wish」が、私のお気に入りだった。注文すると、ものすごいスイーツがやってくる。
トレーニングで思いっきり腹を空かせ、わざわざここまで食いに来たっけなぁ。懐かしい。
親日のタイ。勿論、タイ人は皆、日本が大好きだ。
Bake A Wish期間限定で行われたコナンくんコラボ。私の知り合いのタイ人も、コナンくんが大好きだった。今はどうか知らないが、どうせ絶対、鬼滅の刃好きも多いだろう(笑)。タイ人は、日本人以上に分かりやすいのだ。
こう見ると、「過ごしやすそう」って思うでしょう?その通りだよ。日本人にとっては過ごしやすいんだ、本当に。皆が魅力を感じるのも分かる。他のアジア圏に比べて、ダントツで気軽に住める場所だね。
一応、私はファッションも好きなので、色々なお店を見て回っていた。
ハッキリ言うがズバリ、タイ人はダサい。毎回冷やかして見て回るが、ぶっちゃけ欲しいと思った事は一度も無い。
タイ人は、「こう言うものを作れ」と言われると完コピ出来たりする。でも、とにかくゼロから物を生み出す「創造力」が無い。ここも他外国人との大きな違い。クリエイティヴな能力がほぼ無いのだ。自国力だけでは賄いきれず、外貨に頼る彼らの気質&能力の限界が窺える。
タイのファッションブランドを見ていると、その彼らの特徴をいつも思い出す。ちなみにこれも、S氏から習ったこと。その通りだなぁと思う。
そして、歩き回ってお腹が空くと、だいたいサイアムセンターのフードコートへと足を伸ばす。これも私の休日の定番。
タイのデパートでは、概ね地下、もしくは最上階に必ずと言っても良いほどフードコートが設置されている。おかげで、食べる場所を探す分には困らない。
勿論パラゴンにもフードコートは入っているが、高級デパートという事で、他に比べるとやはり高い。故に、私はいつもお昼をサイアムセンターのフードコートで済ませていた。
パラゴンは地下にあるが、ここのフードコートは最上階にある。
値段的にお安い(とは言え、他のデパートよりは高い)ので、気軽に来れる。学生の姿もちらほら。タイ料理がイヤなら、ペッパーランチなんかも入ってるし、便利。
さらっとサイアムセンターを紹介すると、こんな感じ。パラゴンとサイアムセンターはほぼ繋がっている(隣接)状態だが、実はこのサイアムセンター、さらにもう一つの高級モールへと繋がっている。
その名も、「サイアムディスカバリー」。
個人的に、こっちの方が全然魅力的。やっぱり、サイアムセンターは学生向けといった雰囲気。というか、一箇所にどんだけデパートがあるんだよと突っ込みたくなる(笑)。デパート巡りが好きな私にとっては、とにかく好都合な場所なのだ。
次回は、このサイアムディスカバリーに触れようと思う。
—その41へ続く—