形見が増えました
今更ながら、私はずーっと真理探求をして来た。
あらゆる側面から、この世について観察をして来たつもりだ。
「この世自体にそこまでの意味も価値もない」
「物理的領域下において『自由・ランダム』など存在しない」
「全ては、ただの出来事である」…
これらの考察結果は間違いなく、今回のおふくろの死を乗り越えるきっかけとなった。
大体の人は、ここまで急に先立たれると、気持ちの整理なんてつかないだろう。
実際、親父はまだまだ信じられない様な思いで過ごしている。朝起きても、何となくぼーっとしており、「あれ?母さんがいない…」的な雰囲気を感じる。まぁ、ね…無理もない。
私はある種、かなり悟っていたのかもしれない。だからこそ、人工呼吸器やら透析機やら色々体に繋がれ、変わり果てた姿になったおふくろを見ても、常に冷静でいられた。
おふくろが生命活動を終えるその瞬間まで冷静であり、全てを伝える事が出来た。あの時を思い出してみると、まるで私の様で私ではない感じ。
いくらワクチンが原因とはいえ…死んでしまったものは仕方がない。まず、やるべき事をやらなければ。
今日はとりあえず、おふくろの携帯の解約手続きをしてきた。
死亡した証明として、死亡届のコピー、もしくは葬儀執行証明書が必要となる。無事に済ませる事ができた。
それから市役所へ行き、後期高齢者医療保険の解約手続き、それから払い戻し分の振込先の申請をした。
おふくろの保険証を返納し、やはり葬儀執行証明書を提出する必要がある。振込先は親父のゆうちょ銀行の口座。
「死亡した方との続柄」の欄に「本人」と書いていたので、爆笑した(笑)。これじゃあ、あんたが死んだ事になっとるよ。
やれやれ…私が書き直して提出し、無事完了。
年金関連の手続きに関しては、役所に死亡した事実が記録として残ってから。今月の10日には完了になる見込みなので、それ以降にまた来る必要がある。
あとはおふくろの遺影作成をし、炉ばた将来の店内の物をある程度片付けて終わり。酒も大量にあるので、とても一度では終わらせられない。後日、何回かに分けて済ませるつもり。
そうそう、電気タイプのろうそくも購入しておいた。これで、火の元の心配もない。完璧だ。
ゴミ袋を大量に買って来たので、明日以降は家の中の清掃に励む。遺品整理、ってやつだね。あぁ、忙しい。まったくもって、次男坊の仕事ではありませんがな。
…まぁ、こうして体と頭を動かしていれば、少しは気持ちも楽になるからね。
そうそう、おふくろの店の看板となった「炉ばた将来」の赤ちょうちん。家に持って来た(笑)。
うおーーーーーー最高かよ!!カワイイ!普通にインテリアとしてアリだぞ…。
ともかく、形見が増えた素敵な一日でした😊
一生大切にするよ、母さん。
もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。