日本人の才能
「この世は上手く出来すぎている」
…真理探求をすれば、嫌というほど思い知る事実だ。
例えば、鳥は魚を食べる。
…なぜ?
なーんて、ここに疑問を持つ人など皆無だろう。
虫や木の実も食べるが、どうして彼らは特に魚を好んで食べるのか。
雑食ならばその辺のネズミ、場合によっては猫なんかもターゲットに出来るはずだ。
確かに猛禽類は大型の肉食動物、時として人間をもターゲットにするが…
やはり鳥といえば魚だ。私の近所によくいる鴨の親子たちも青鷺も、川で魚を獲ろうと常にスタンバイしている。
「鳥と魚」…この組み合わせだけでも、私の考察との関連性が見られるだろう。
石板上部のトライアングルと、イクトゥス。そして3枚目はオーストラリアの先住民族、アボリジニーの壁画「Wandjina」だ。
カトリックではこのトライアングルを「聖霊」などと表現し、やはり鳥の姿で主張している。イクトゥスを「救世主のシンボル」などとしているが、それも所詮、本質を真似たカモフラージュ。
先述したが、鳥は魚だけではなく、もちろん虫も食べるね。
今度は「鳥と虫」の組み合わせだ。
やはりこれにも、覚えがある。
ホルスとスカラベ。そこには大きな両翼が描かれている。これも結局は、例のトライアングルを表していると思われる(込めている意味合いとしては、恐らく本質的解釈に比べて逆転しているが)。
鳥に翼が生えている理由。
鳥が虫や魚をターゲットにする理由。
…そんなところに疑問を持つなんて、普通に考えればどうかしている。
だが…
その「なぜ?」を大切にしてきたからこそ、今の私がある。この世における生態系すらも、私に向けられた真理探求のためのヒントだった。
つまり、恐らく私は普通の人よりも、疑問を持つ時のハードルを極力下げているのだ。
「知らぬは恥。知らぬは罪。」
…この人間社会にはどこかそんな類の戒めがあるから、みんな恥ずかしがったり、時にプライドを振りかざして「知ったふり」をする。
そんな態度でいるうちはきっと、この世の本質は見えてこない。
己の無知を理解し、同時に「知」に対して貪欲であれ。
知らぬは恥ではない。但し、新しい「知」に対して常に感謝せよ。
その時…あなたは賢者へと近づく。
それが出来るのはきっと、世界一「謙虚」な日本人だけだ。
なぜ、日本人は謙虚なのか。
…その答えがまさに、ここにある。
物事をズバズバ言う外人の背中など、見なくてもよい。
あなたの「謙虚」は「才能」なのだ。
もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。