デスクメッセのリラックマ07
私の推しはリラックマ
私の推しは、リラックマなの。そうね。年間10万円以上、グッズを買ってるんだ。え?ハマりすぎ?えっそんな筈ないって。このリラックマ愛を言葉で伝える事は、出来ないので、こっそり、部屋の写真を見せてあげるね!
どやぁあ!君もハマったでしょ?
って誰に言ってるねん笑。
では、紹介するね。だから誰に笑。
先ず、リラックマは男の子なんよ。で、コリラックマが女の子なの。
その友達はさ、チャイロイコグマなのよね。
でね。赤ちゃんは、ベビーリラックマなのよ。
どうよ。君も、少しハマってきたでしょ?
だーかーら、誰に言ってんのん🤪
私はね、ものすごく嫌な事や辛いことがあったときにはね。リラックマパワーで、いつも、乗り切ってきたのね。なので、リラックマのお話をこれだけしたらさ、もう大丈夫さ。ネガティブ晴香退散。ポジティブ晴香召喚。よし。
私は、彼の問いに答えないで、1行メッセをおうむ返しして、昨日は、帰宅したのね。もしかしたら、彼の身に何か、起こったのかも知れない。1行しか書けない理由があったのかも?自分のことより、彼のことを考えながら、お守り用の小さなぬいぐるみ。リラックマとコリラックマを制服のポケットに入れて来たの。そして今、学校の門をくぐって、教室に来たんだよ。
よし!
「いないないばあぁあーーー」
「こんばんは、俺さ、クラスの子に、デスクメッセが見つかってしまい。1行しか書けなくて、つらかった。話せば長くなるので、簡潔明瞭に言うとさ、頑張って危機を乗り越えたんだ。このやり取りは、すごいスリルがあって、楽しいけど、お互いの事情で、突然、文通ができなくなる危険もあるからさ。一日も早く、君に会いたいです。」
デスクメッセを読んでると、恥ずかしい位耳まで、赤くなったの。
私もね、本当に会いたいんだよね。でもさ、名前も知らない。顔もわからない君に、会う前に、もう少し、知りたい事が山のようにあるのよ。なので、ごめん。
確かに危険だらけの文通だけど。もう少しだけ待ってほしいな。あっでも、タイミング良く持って来たお守り用のぬいぐるみ。いつか君と出会える日が来ますようにと願いを込めて、机の物入れにコリラックマを入れたの。
そして、下校前に、鉛筆を握って、返信を書こう。
(続く)
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