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ビジネスが急成長する時に起こるトラブル

私は個人事業主としてスタートしましたが、3年間でチームは20名になり、今期は最高益を見込んでいます。個人起業家の顧客コミュニティも累計400名を超えました。日常的なお金のことを気にしないくらいは経済的自由を手に入れましたが、この3年間トラブルもありました。私の場合は、大きなトラブルはありませんでしたが、それは対応の仕方がよかったからだと考えています。もし、対応を間違っていたら、一つ一つが大きなトラブルに発展していた可能性があります。

今回は、私が経験したトラブルを振り返ってみます。

・詐欺師やパクリ師のような人間が集まってくる
ビジネスが成長すると、お金の流れが良くなります。すると、そのお金の流れを掴みたいと思って、いろんな人が近寄ってきます。弊社も、顧客コミュニティを荒らさせるような出来事があったり、古い知人から儲け話が寄せられたり、色々ありました。

ちなみに「未来のある人間にしか投資しないよ」と言ったら、二度と連絡がなくなりました(笑)。かつ、『泣いて馬謖を斬る』という諺のとおり、見せしめとして大々的に処分すると、組織やコミュニティのモラルが向上します。一見、厳しいように聞こえますが、モラルの低い人を許容することで、組織全体のモラルが低下してしまうのは避けるべきです。それによって被害を受けるのは働くメンバーやお客様なので、その人たちを守らなければなりません。パクリ師についての対処法は別途まとめます。

・初期メンバーが事業成長について来れなくなる
初期メンバーのおかげで事業成長があることは間違いないのですが、組織が拡大するにつれて、求められる役割も変わってきます。わかりやすいのは、今まではプレイヤーとして数字を上げていればよかったけど、組織が拡大すると、マネージャーとして数字を上げられる人を育成したり、人が成長する仕組みを作る必要があります。求められる役割が変わるということは、必要なスキルも変わってきます。過去の成功体験を手放し、継続的に学び続けることができない人は離れてしまいます。

・家庭のバランスが崩れる
私の場合、妻が取締役に入っているので、気をつけないと家族ではなくビジネスパートナー化してしまいます。ビジネスは生産性を追求しますが、家族は、ある意味、非生産的なことを追求します。例えば、旅行に行ったり、ガーデニングをしたり、こういったことは生産的ではありませんが、幸せなことです。家族に生産性を求めると、おかしくなります。私たち夫婦は、知識があったので、極端にバランスが崩れることはありませんでした。

・健康を害する
ビジネスは課題解決の連続です。気づかぬうちに、肉体的・精神的なストレスがかかります。私たち夫婦は、健康のパーソナルトレーナーがいたり、定期的に断食リトリートに通ったりしています。私の周りでも、年に1、2名は過労で倒れたり、亡くなってしまう人もいます。優秀な人たちなので、いかに自分では健康のアラートに気づけないのか痛感します。だからこそ、外部のメンターの存在や、健康のモノサシを持つことが大切です。チームに対しても、健康第一を価値観として共有し、成果より健康を優先することになっています。健康を犠牲にしてビジネスを伸ばそうとするのは本末転倒だからです。

これ以外にもいろんなトラブルがありますが、リスクを知り、対応策を考えておけば、うまく乗りこなすことができます。

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