
あなたの人生とビジネスのステージを上げる!講座型ビジネス 成功哲学 2025年版
THE ONEの小林正弥です。僕たちは、夫婦で子育てをしながら、THE ONE株式会社を共同経営しています。

講座型ビジネスを長期的に成功させていくために、僕たちが挫折と成長を繰り返しながら掴み取った考え方をnoteにまとめました。15,000文字ほどの長文にはなりますが、読んでいただけると幸いです。
2025年は「本当の自分」に生まれ変わる年
2025年は巳(へび)年です。へびは「新しい自分に生まれ変わる」という意味があります。裏を返すと、「偽りの自分を演じていたらうまくいかない」とも考えられます。望むと望まざるとにかかわらず、人生とビジネスをステージアップさせていく重要な1年です。
多くの人は、「あれもやりたい、これもやりたい」「リスクを分散させれば安心・安定が手に入る」と考えます。
そういった願望は、大抵周りの目を気にしたり、誰かに刷り込まれた偽物の価値観によって作られた幻想であることが多いです。
THE ONEとは、自分がまだ自覚できていないかもしれない、自分の中のもっと純粋で本質的な部分。本当の自分が心から強く願っているもの。それが【THE ONE】です。多くの人は、無理して嘘の自分を作り、大変な思いをして、身も心もボロボロになってしまいます。しかし、2025年は、嘘の自分を手放し、本当の自分へと脱皮していくタイミングなのです。
『THE ONE』につながるだけで、無限の豊かさが溢れてくる
僕はこれまでに4冊の書籍を執筆し、700名以上の経営者コミュニティを運営してきました。おかげさまで、この10年は年間数億の収益を生み出せるようになりました。本にも赤裸々に書きましたが、それ以前の僕を知る友人からは、「別人になったようにビジネスが進化してるけど、一体何があったの?」「なんでそんなに次から次へと独自のメソッドを生み出せるの?」と不思議に思われます。今からお伝えする【THE ONE】につながるだけで、油田を掘り当てたように、豊かなアイデアが溢れてくるのです。僕自身、自分のほんとうのTHE ONEを知ることによって、どんなにパソコンやノートと向き合っても何もアイデアが出てこなかったのに、ある日突然、伝えたいメッセージがとめどなく溢れてきたのです!

偽りの成功に縛られていた過去
とはいえ、最初からビジネスがうまくいったわけではありません。僕自身も、誰かの定めた『成功』を追いかけ、偽りの人間関係に振り回され、自分を見失うことがありました。「経営者とはこうあるべき」という男性性優位の成功像に囚われ、男性性バリバリで強い自分を演じようと頑張った時期があります。
男性性とは、目に見える価値を重視する性質です。いつの間にか、THE ONEとは「ナンバーワンになろう!」という偽りのメッセージに書き換えられてしまい、「もっとナンバーワンになるために人をたくさん雇用して、もっと会社を大きく、売上を大きくしなければならない。数字で負けるなんて許されない!」と強迫観念にかられ、数字で人を裁き、最後は組織が崩壊してしまった過去があります。
本来の願いは、THE ONEを通じて人と繋がりたかったはずが、人が次々と離れ、孤独という意味の『lonely one』になってしまったんです。
本当に求めているものは何か?
何をやってもうまくいかず、底を打った時、「改めて自分は何を求めているんだろう」ということを夫婦でとことん話し合いました。僕の場合は、共同経営者である妻の存在によって、ギリギリのところで立ち止まることができたのです。
決して、売上だけをどんどん増やしたり、勝ち負けのナンバーワンを目指したり、会社を無理やり大きくしたり、そんなことを求めていたわけではないことに気づいたんです。本当の僕には、男性性だけでなく、女性性もあったのです。
女性性とは、目に見えないものに価値を感じられる性質です。これは、妻の存在によって取り戻すことができました。目先の数字に囚われず、自分と他者の人間成長を尊び、美しい暮らしを探求したり、ゆったりした時間の中で目の前の人と深い関係を育んでいくことができるようになっていきました。
THE ONEが目指す未来
僕のたった1つの願いとは、感謝と安らぎに満ちた人生であり、愛する家族や仲間がいて、帰宅すれば安らげる家があって、そのような家族というコミュニティの最小単位がTHE ONEのチームメンバー、THE ONEの受講生、その先の受講生へと連鎖が広がっていくことを心から望んでいます。
THE ONE受講生はこれまでに700名以上いますが、そのような価値観に共感してくださる方も多いのです。本当は、『ただTHE ONEに気づき、表現するだけで全てが手に入る』のです。
本当のTHE ONEに気づいた時、誰の目も、評価も気にせず、心の底から伝えたい想いを素直に熱く表現するだけで、共感する人が集まり、THE ONEという道を探求する仲間ができていきます。
お金や時間の自由よりも大切なもの
THE ONEでは、週休3日、年収3,000万以上の時間的・経済的豊かさを実現している人が多くいます。けれども、それは結果でしかありません。
例えば、FIRE(経済的自立と早期リタイア)を実現したら、人生にFIRE(燃えるような情熱)を持てなくなった人たちもいます。それは、目に見える自己満足に浸って、人生という壮大な映画のクライマックスを見れないようなものです。
FIREした友人たちは「これでもう大丈夫だ」と言います。これは、正確には「(自分の生活だけは)もう大丈夫。」という意味です。あなたの本来の可能性と比べたら、そんな小さいスケールで終わってほしくありません!
あなたの創り出す講座型ビジネスによって、「もう大丈夫、安心できる」とみんなが思えるようなビジネスを創っていきませんか?
僕が人生をかけて叶えたいたった1つの願い(THE ONE)
遡ること30数年前、僕が小学三年生の時に、願いの種が植えられました。当時、小林家は非常にネガティブな関係にありました。両親は不仲で別居し、せっかく建てたマイホームには誰も住んでおらず、僕は母方の祖父母の家で一時暮らしていました。ある日、母から「ママとパパは離婚するから、もうパパとは暮らせないよ」と告げられました。小林少年にとって、それは天国から地獄に突き落とされたような感覚でした。
子供ながらに「じゃあパパについていくよ」と言えば、離婚問題は収まるのではないかと考えましたが、そうはなりませんでした。母は「じゃああっちへ行け」と言い、父も微妙な顔をしていました。計画では「じゃあ家族4人(弟もいる)で仲良く暮らそう」となるはずだったのに。僕のたった一つの願いは、父と母をつなぐこと、家族をつなぐことでした。しかし、その願いは叶わず、家族は一時バラバラになり、小林少年の心もズタボロになってしまいました。
闇落ち(ダークサイド)でパワーを手に入れる
そこから小林少年は、人が自分から離れていく恐怖を克服するため、パワーを手に入れたいと願いました。パワーさえあれば、両親や家族はバラバラにならなくて済むと信じたのです。今思えば、これは間違ったTHE ONE(たった1つの願い)でしたが、必要なプロセスだったと解釈しています。
少年の時は「学力こそ価値」だと信じて、勉強に打ち込みました。学年成績は1位、県内で最も高い偏差値の高校に進学し、そのまま大学まで進みました。両親はどちらも大学進学していなかったため、勉強に自信が出てきた頃から、特に父に対して学歴がないことを見下していました。父とつながりたかったのに、父に勝つことを目標にしてしまったのです。
僕の当時の交友関係はユニークでした。中学生の時、学年1位の成績でありながら、地元の不良と仲が良かったのです。パワーの本質は、両親との分離感でした。孤独感を埋めるために勉強に打ち込むか、非行に走るかの違いでしかなかったので、非常に馬が合いました。僕は勉強しすぎて目が悪くなりましたが、不良たちはシンナーを吸いすぎて歯がなくなっていました。パワーを求める対象が勉強でよかったと、今では思います。
社会人になると、「経済(お金)こそ価値」だと信じて仕事に打ち込みました。紆余曲折ありましたが、ひとり社長で1億円を稼ぐことができるようになりました。
闇落ち(ダークサイド)で望むものを失う
小林少年、小林青年にとって、パワーの象徴だった「学力」「経済力」を手に入れたら、当時欲しかったものは手に入ったのでしょうか? 人というのは、こんなに単純で愚かなのかと思うくらい、本当に大切なものほど、両手からこぼれ落ちていきました。
某有名私立大学を卒業した僕ですが、卒業式はなんと一人で帰宅しました。卒業の高揚感を共有できる真の仲間は一人もいなかったのです。社会人になり、一定の修行を経験し、経済力をつけましたが、無理な急拡大を目指してしまい、一時的にビジネスがコントロールできなくなりました。せっかく集まってくれたチームメンバーも離れてしまい、不採算部門のメンバーには申し訳ないながらも辞めてもらうことになりました。
初めての大敗で心身を病んでしまいました。健康診断の結果が悪すぎて、妻から「1ヶ月療養しなさい」と言われ、やっと立ち止まることができました。家族やコアメンバーはそばにいてくれましたが、自信を失い、一人になる時間が多くなりました。そのとき、あの時(両親の離婚問題)の孤独感、無価値感が倍増してやってきました。
努力して、パワーを手に入れて、幸せになるはずだったのに。何もかもどうでもいいやと、自暴自棄になりかけました。
様々な学びの中で、真のTHE ONEに気づく
スターウォーズのジェダイマスターのような視座の高い人たちとの出会い(そもそもTHE ONEの受講生は各分野のプロフェッショナルで視座が高く、僕の先生でもあります)もあり、自分の人生物語はどんな動機で描かれていたのか? そもそも何を求めていたのか? 小学3年生の両親の離婚問題をきっかけに、「本当は両親、家族をつなぎたかった」という、たった1つの願い(THE ONE)に立ち返りました。
悲しみの感情の表層は怒りの感情と言われますが、僕の前半の人生は、怒りと分断のエネルギーで描かれていました。これが、「No.1でOnly1」というTHE ONEの定義です。これは強力なエネルギーですが、全体性に欠けるものでした。長期的な繁栄は難しかったのです。なぜなら、No.1になる人がいれば、No.2、No.3になる人もいるからです。勝つ人がいる一方で、負ける人も出てくる。THE ONEという小さなコミュニティ(世界)としては成立しても、大きな広がりは望めない。誰もが賛同できるコンセプトではなかったのです。
真のTHE ONEは「人と人をつなぐこと」
当時、両親と家族をつなぐために、勉強に打ち込んだのは、決して人を打ち負かしたかったわけではありません。どうしたら人と人が手を取り合い、幸せにつながるのか、真理(心理)を探求したかったのだと思います。
真のTHE ONEを動機として人生物語を歩んでいけば、講座コミュニティビジネスを通じて、あなたが大切だと思う学びを、一緒に歩む仲間が広がっていきます。あなたの理想世界(ビジョン)をコミュニティで実現できるのです。

後日談として、僕の両親は結局、離婚することなく、趣味のダイビングを楽しむ仲になりました。父の孫に対する愛情表現を見るたびに、「その1/10でもいいから出してくれたらよかったのに」と思うこともありますが、僕自身も未熟な父親であり、経営者になり、当時の両親の大変さが分かるようになりました。今は、無邪気な孫をきっかけに、家族が1つにつながっています。小林少年の願いは叶ったのです。
200坪の土地に家族が1つになる自宅を建設中

孤独と分断を経験した実家の思い出、愛とつながりを経験した祖父母の思い出、この両方とも僕にとって大切なものです。コミュニティの最小単位は家族です。最近200坪の土地を購入して、家族が1つになる自宅を建設中です。これからの10年間は、子供が小さいうちにかけがえのない思い出を育むこと、いつかはいなくなってしまう両親との最後の思い出を育むこと、何より、夫婦であり共同経営者である妻との思い出をつくっていくこと、そのために最高の自宅を建設したいと思っています。
人生を変えた劇的ストーリーは面白い
ある編集者は、「コンテンツとは、人の心を動かすもの」と定義しました。THE ONEでは、心を動かすだけでなく、「人の思考と行動を変え、結果を変えるもの」としてコンテンツを進化させていきたいと考えています。
THE ONEでは、これまでに700名以上が、唯一無二の人生ストーリーから世界に1つだけの講座型ビジネスを構築してきました。順風満帆なストーリーもあれば、悪戦苦闘のストーリーもありますが、どれも映画以上に人を感化させるものばかりです。感化とは、人に影響を与え、心や行動を変容させることです。一人ひとりの人生ストーリーこそが、生成AIには決して作れない、生きたコンテンツなのです。
メソッドはオンラインで体系化しつつ、人生を変えたストーリーで語るべき時代へ
先ほど「感化(人に影響を与え、心や行動を変容させること)」という言葉が出てきましたが、人を感化させる最も強いエネルギーは、人生を変えたストーリーです。一方で、メソッドでしか語れない人は、残念ながら淘汰されてしまうでしょう。なぜなら、メソッドだけであればAIに置き換えられるからです。
メソッドが不要というわけではありません。メソッドはオンライン上に体系化しつつ、自分の人生体験や受講生の人生体験による唯一無二のストーリーで人を感化していくことが必要です。これが、2025年以降の集客・セールス・コンサルティング・コーチング・コミュニティ・チーム作りにおいて最も重要です。
2025年以降、メソッドだけを価値として活動してきた人は、軒並み集客や売上が下がると予想されます。彼らは「もう講座ビジネスはダメだ」と自己弁護するかもしれません。しかし、講座ビジネスがダメなのではなく、人生を変えたストーリーで人を感化できない講師やコミュニティ運営が時代に求められなくなってきただけなのです。
あなたの専門分野で、受講生のステージアップを
僕たちがやるべきビジネスの本質は、こうした人々に対して「嘘の自分を演じて頑張る必要はありません。本当に望む方法で、もっと楽に結果を出せる方法がありますよ!」と提案していくことです。そして、確実に結果の出る講座型コミュニティビジネスという仕組みを構築することで、受講生を無理なく次のステージへと導いていくのです。
さらに、講座構築や出版など社会的に認められやすい形を整えることで、あなた本来の魅力を活かしながら人とつながり、社会的な評価も高まり、出会う人が変わるビジネスモデルを構築する。それがTHE ONEで実現するビジネス構築です。

THE ONEには、各分野で人生を変える教育メソッドを発揮して、成功している仲間が全国から集まっています。お互いの実践事例をシェアし、時には男性性の性質を活かして力強く行動をサポートし、時には女性性の性質で共感し、寄り添う。このように、バランスの取れたコミュニティを大切にしています。
THE ONEに隠された本当の意味
ONEという文字を見つめてみてください。
ONEを上から読むと ON(恩)
ONEを下から読むと EN(縁)
つまり、ONEとは 「人への恩と縁」 なのです。どちらも目に見えないものですが、それこそが最も価値のあるものです。AIには決して理解できない領域でしょう。
これからAIは加速的に進化し、人間を超えた超知性になっていきます。だからこそ、私たち人間はAIを超えたもの、AIにはできないものを目指すべきです。それが、目に見えない恩や縁を感じ、育むことです。
過去の僕は「自分だけが頑張っている」「自分だけが価値を生み出している」と傲慢になり、何度も失敗してきました。目に見えるものだけが世界の全てだと思っていたら、数字中毒になってしまうのです。人の恩を感じられなくなると、被害者意識が生まれます。ご縁を大切にしなくなると、平気で人を痛めつけたり、傲慢になって人が離れ、孤独になります。
だからこそ、目に見えないものを感じる 女性性を統合することが大切なのです。今、僕はお金の「円」よりも、ご縁の「縁」のほうがよっぽど価値が高いと確信しています。正確に言えば、持っている円を縁に変換していくことが大切です。
ただTHE ONEを表現するだけでいい
本当のTHE ONEに気づいた時、誰の目も、評価も気にせず、心の底から伝えたい想いを素直に熱く表現するだけで、共感する人が集まり、THE ONEという道を探求する仲間ができていきます。それがチームやコミュニティとなるのです。
古い時代は、誰かの作った成功の仮面をかぶり、偽りの人生やビジネスを演じる時代でした。しかし、これからの時代は、 偽りの仮面を脱ぎ捨て 、『一人ひとりが人生で叶えたい、たった1つの願い』に向かって集い、人生とビジネスのステージを上げていく時代だと確信しています。

THE ONEとは、さまざまなものを統合していく
『男性性と女性性』『自力と他力』『円と縁』『見えるものと見えないもの』『与えることと受け取ること』。これらを分離するのではなく、統合し、循環させることで、人生とビジネスは次のステージへと次元上昇していきます。その中心にあるのが、『一人ひとりが人生で叶えたい、たった1つの願い』、つまりTHE ONEなのです。
「人生にゴールがある」というのは幻想
人生は、100m走のようにゴールテープを一番に切ったら終わりではありません。ゴールテープを切った後も、人生は長く続いていきます。もし、ゴールテープを切ることが人生の終わりだとしたら、そこには冷え切った体と退屈な日々が待っているだけです。
僕は30歳の時に、自分の価値を体系化した社外CMO(Chief Marketing Officer)を販売することで、一定の収入と時間を確保しました。その結果、平日の午前中2時間だけ働けば、ビジネスが回るようになったのです。数ヶ月は、好きだったテニスを引退したオジ様たちと毎日プレーし、夕方になると居酒屋でどうでもよい話をしてゲラゲラ笑っていました。はじめは自由を得たように感じましたが、空虚な毎日に、最後はゴハンの味も分からなくなっていました。「命を使う」と書いて「使命」と読みますが、その使命を忘れ、真剣勝負から逃げて、挑戦にビビって動けなくなっていました。
円(お金)も大切ですが、縁(人との深いつながり)が欲しいと思い、僕はTHE ONEをスタートしました。もしTHE ONEを始めていなければ、今のチームメンバーや全国・全世界の専門プロフェッショナルの受講生とのご縁をいただくことはできなかったでしょう。円と縁のバランスを取らなければ、お金だけのつまらない人生になってしまいます。
お金と縁のバランスが必要
具体的には、目先の数字(お金)を追いすぎて、自分や顧客の成長をおざなりにしてしまう人がいます。しかし、講座型ビジネスでは、成長が先で、数字は後からついてくるものです。「人脈をお金に換える」と言う人がいますが、僕はこれは半分だけ正しいと考えています。本来は、「稼いだお金を人に再投資する」ことで循環させなければ、ビジネスは続きません。
THE ONEでも、皆様からいただいた売上を、人のご縁を育むためにリアルイベントや合宿に再投資してきました。また、僕やチームメンバーの学び(自己投資)にも使っています。財務諸表だけで考えれば、利益を最大化することが正解のように思えますが、ストック(お金を貯める)だけでなく、フロー(円を縁へと使う)も大切なのです。
長期的に成功するために
数年でビジネスが衰退してしまう人の特徴は、これまでのスキルや人脈をお金に変換することだけに注力し、2〜3年で稼ぎの元となる無形資産(スキル・人脈)を枯渇させてしまうことです。特に、メソッドやコンテンツだけで契約していた人ほど、顧客の離れ方が早いのが現実です。深いご縁を育めなければ、新しいノウハウに流れてしまうのです。SNS起業家と言われる人たちの多くが、このような理由で陳腐化しています。
特に日本人においては、 内面の成長が先で、目に見える成功は後からついてくる という考え方があります。これは、日本の漫画や神話を見ても明らかです。一方で、西洋(例えばディズニー)の物語では、 「モノを手に入れれば、すぐに変身できる」 という価値観が根付いています。ガラスの靴を履くだけでプリンセスになれる。魔法のランプを手に入れるだけで夢が叶う。そこに内面の葛藤や成長は必要ありません。
現代においても、「メソッドやテンプレートさえ手に入れれば成功できる」という安直な“最先端”プロモーションが目立ちます。しかし、それで長期的な成功を収めることはできません。ちょっとは結果がでるかもしれませんが、「スキル倒れ」ですぐに市場から消えていくでしょう。僕たち教育リーダーは、そうしたノウハウコレクターを、自分の講座で止めて、 成長と成功へと導く役割を担うべきです。
THE ONEは求道者の集まり
だからこそ、THE ONEは 日本的な求道者(ぐどうしゃ) の精神を持つコミュニティとしました。人生を探求し続ける道には終わりがありません。講師も受講生も、自分が心から望む人生、 たった一つの道 を描き、自分の足で歩んでいく。それが 講座型ビジネス だと確信しています。
僕たち教育リーダーは、自分自身の成長はもちろん、関わる人たちに対しても全人的な視点を持つべきです。ただ短期的な結果を出すだけでなく、それをあくまで通過点として 内発的な動機づけ を行い、視座を高め、人生を変える成長を作り出すことが求められます。
成果を超えた志が、人を動かす
結果として、あなたが人生をかけて歩んできた道が、 茶道や華道のように次世代へと受け継がれるものになるかもしれません。それは物欲や名誉欲を超えた、志によって実現されるものです。
この考え方を踏まえて、まずお金と時間から自由になることを全力で目指すのが良いでしょう。
僕の10年来の友人に『骨格ボディメイクセラピスト養成講座』を主宰する三木まゆみさんという方がいます。「全ての人にカラダのパラダイムシフトを届ける」というビジョンの元、出版した本はベストセラーとなり、数百名が所属する講座コミュニティを主宰し、圧倒的な成果を叩き出しています。昨年から、年2回、1ヶ月間のスクール休暇も作ったそうです。本当に素晴らしい成果ですが、これだけを見ても、彼女の本質を理解することはできません。

三木まゆみさんは、単に出版や講座型ビジネスをしているのではありません。彼女はボディメイク道、セラピスト道を探求し続けてきたのです。10年以上前は、今ほどの売上はなかったと思いますが、お金があってもなくても、求道者としての在り方にはブレがありません。
メソッドも素晴らしいですが、彼女の在り方やビジョンに共鳴して、全国から受講生が集まっているのだと僕は考えています。
役割は不自由、心は自由へとアップデート
僕の周りで、常にアップデートし続けている人たちがよく使う言葉があります。
それは、「お役目」です。
お役目とは、ある意味で不自由なものです。なぜなら、自分の役割が固定されているからです。僕自身も、経営者、著者、講師、夫、父という役割を持っています。かつて、ひとりフリーランスで自由に動いていた時期と比べると、スケジュールもある程度固定されるようになりました。
しかし、役割は固定されていても、心は自由です。
それを言葉で表すと、「有難い(ありがたい)」という言葉に集約されます。
「有ることが難しい」と書いて「有難い」です。このような役目を担わせていただいていることに、心から感謝しています。
自分のためだけではなく、受講生のため、家族のため、子どものため、そして社会のために役目を果たしていく。それは決して犠牲ではなく、「自分が活かされている」ことそのものなのだと感じています。
なぜ結果だけを追求する講座型ビジネスは崩壊してしまうのか?
それは、「フラクタル」という概念で説明できます。
辞書を引くと、「部分と全体とが同じ形となる自己相似性を示す図形」とあります。THE ONEコミュニティに当てはめると、僕(代表講師)の心のあり方が、時間差でコミュニティ全体に反映されると考えられます。
正直に言うと、僕が「THE ONE(Only1でNo.1)」という価値観を強く打ち出した背景には、過去のコンプレックスがありました。それは、いわば「核分裂的なエネルギー」で、過去の自分を強烈に否定し、過去と決別するようなものです。核分裂が原子力発電として実用化されている一方で、約10万年もの処理時間を要する「放射性廃棄物」を生み出してしまうように、僕自身も、大切な人との関係の中で強烈な分断を引き起こし、「放射性廃棄物」のような負債を生み出してしまっていたのではないかと考えるようになりました。
具体的には、「自分はダメだと切り捨てられたように感じた」「売上は伸びているのに、怒り中毒のようになっている」という相談を受けたこともあります。瞬間的にはお金を稼げても、その代償として、処理しきれない負債が心や人間関係に蓄積されていくのです。
「分断」を生むエネルギーと「融合」を生むエネルギー
ある日、僕はこう考えました。
「……ということは、自分自身が分断や競争を生み出す核分裂的なエネルギーを発している限り、自分と関わる大切な人にも影響が及んでしまうのではないか」と。
このことにリアリティを感じて、ゾッとしました。分断のエネルギーでビジネスを進めると、うまくいっている間はメリットで人が集まりますが、ひとたびうまくいかなくなると、一瞬で人が離れていきます。そして最終的には、誰もいなくなり、孤独に陥ってしまうのです。
僕の知り合いにも、晩節を汚し、孤独になった経営者がいました。かつては大勢の人に囲まれていたのに、メリット以上の「信頼」や「愛」を築くことができず、最後には、家族や仲間までもが悲しそうに離れていく。その姿を見て、心が痛みました。
そこで、核分裂的なエネルギーとは別のエネルギーが必要だと考えました。それが、「核融合」です。
核融合の技術はまだ実用化されていませんが、実現すればクリーンなエネルギーを生み出せるといわれています。僕自身のビジネスやコミュニティ運営における「核融合」とは、「誰も否定しない、全肯定のエネルギー」です。過去の自分や他人を否定するのではなく、すべてを肯定し、過去・現在・未来をつなげていく。この経験があったからこそ今の自分があり、未来の自分へとつながっているのだと捉えることが大切です。
繰り返しになりますが、だからこそ、THE ONEの新たな定義は「道(ロード)」なのです。
「人生には無駄なことも失敗もなく、すべての道はつながっている」
この考えを持てば、無駄だと思って手を止めたり、失敗が怖くて歩みを止めたり、人と競争して落ち込んだり、逆にマウントを取ることもなくなります。チームに対しても、受講生に対しても、ある瞬間だけを見て判断するのではなく、「その人の道を伴走する」ことができるようになります。
自分が変われば、受講生も変わる
この世界がフラクタルであるならば、自分が変われば、受講生も変わる。受講生が変われば、世界も変わる。人生を変える学習体験が、内側から外側へと広がっていく。
すると、KGIやKPIといった「比較の地獄」に陥ることなく、目の前のたった一人のお客様に集中できるようになります。「今、ここ」に集中することで、自分の道を切り開くことができ、結果として、あなたにしかできない唯一無二の能力を活かして、この世界をより良いものにしていくことができるのです。
その願いを叶えられるのは、「役割は不自由で、心は自由」な生き方をしている人です。
THE ONEは、そのような教育リーダーが学び、成長し合うコミュニティです。THE ONEの皆様とともに、僕も成長していきたいと考えています。
旧THE ONEの否定ではなく、進化
新しいTHE ONEは、旧THE ONEを否定したものではありません。むしろ、旧THE ONE(Only1でNo.1)はあくまで「通過点」であり、それを一段進化させたものが新THE ONEだと考えています。
受験に例えるなら、単に「受験に合格すること」がゴールではなく、「その先に、どのような自分として社会に貢献していきたいのか」という視座で受験に臨めたら、合否に関わらず立派な大人になれる、という考え方です。
知識や情報の無料化は、AI時代にますます加速していきます。あなたのメソッドやプロモーションも、うまくいけばすぐに真似され、価値を失ってしまうかもしれません。
しかし、人が盗みたくても盗めないものを、丁寧に育んでいくことが重要です。
それが、「円を縁に変えること」「円を成長に変換させること」「自分と受講生の成長ストーリーを作っていくこと」です。
ノウハウだけでやっていたら、THE ONEはとっくに終わっていたはずです。THE ONEが続いているのは、皆様との「学びと成長のコミュニティ」があるからこそ。だからこそ、この価値を大切にしていきたいと思っています。
結果コミット型の講座と、道を探求するコミュニティの両輪
結果にコミットする講座と、道を探求するコミュニティ。この両輪があってこそ、長期的な成長と成功が生まれます。
ぜひ、求道者・ご同行として、それぞれの道を歩む素晴らしい講座コミュニティを、あらゆる業界に広げていきませんか?
講座型ビジネス成功の3段階
一番大切なことは、ずばりスターを輩出することです。スターが生まれない講座コミュニティは停滞し、衰退していきます。ここで、講座型ビジネスを進化させていく3ステップをお伝えします。
第1ステップ:まず講師自身が圧倒的なスターになること
このフェーズでは、ワークライフバランスなど考えず、自ら定めたコンセプトにおいて、圧倒的なスターになるまでやり切るべきです。THE ONEで言えば、2018年に本格スタートした際、僕自身がTHE ONEのコンセプトを最も体現するスターになる覚悟を決め、講座売上や出版に全力投球しました。

それまでは裏方のコンサルタント業、プロデュース業が中心でしたが、セルフイメージを「教育リーダー」とアップデートし、苦手意識を抱きながらも振り切りました。その結果、過去最高売上、決定版となる出版により、毎年100名を超える受講生が集まり続けています。しかし、ここまでだと講座型ビジネス1.0(情報を売る)で止まってしまいます。
第2ステップ:スター受講生を輩出すること
THE ONEでは、講座売上3,000万、億越え、ベストセラー出版、コミュニティ人数といった実績が生まれ続けています。

講座開始から1年以内にスター受講生が誕生しないと、正直厳しいです。その覚悟を持って、目の前の受講生と深く向き合っていただきたいです。
スター受講生が生まれず、自分だけがスターとしてコンセプトをコロコロ変えているだけでは、ビジネスは伸びていきませんし、そもそも掲げているコンセプトが嘘になってしまいます。講座ビジネスは虚(コンセプト)に始まり、実(実績)として完結すべきなのです。しかし、ここまでだと講座ビジネス2.0(結果を売る)で止まり、講師が疲弊してしまいます。
第3ステップ:スター受講生に感化され、次々とスター受講生が輩出されること
THE ONEで言えば、毎月の実践レポート、成功事例研究会、人生を変える教育アカデミー賞といったコミュニティイベントを通じて、単なるノウハウの伝達を超えた感化(人に影響を与え、心や行動が変容すること)が起こります。
そのためには、結果を出すメソッドを体系化するだけでは不十分です。講師や受講生の成功体験を切り取って創るコンセプトメイクを超えて、みんなが共鳴できる進化したコンセプトを打ち出すことが重要です。THE ONEであれば、個人の自己実現としての「Only1でNo.1」から、社会全体の繁栄としての「教育リーダーとして探求していく道、温かい人間関係を取り戻す輪(コミュニティ)」へと進化させました。これにより、競争から共創へとコミュニティのベクトルを変えたのです。

THE ONEの社会的な役割
僕たち教育リーダーは、自分の価値を最大限に顧客に提供するのですから、経済的自由を達成することは当然です。その上で、人と人をつなぐ輪(コミュニティ)を作っていくことが求められています。唯一無二の人生体験を経て、独自のメソッドを磨いてきたあなたには、それだけのリーダーシップを持っています。それを遺憾なく発揮していただきたいです。
これからは個人戦ではなくチーム戦の時代に
若い世代よりも、昔の世代のほうが根拠なき自信を持っていたと感じます。戦後の焼け野原を開拓してきた僕の祖父母を思い出しても、「大丈夫!なんとかなる!」と確信し、それを実現する姿を見てきました。
これは「コミュニティ効力感」があったからこそだと思います。「自分一人ではなく、みんなで同じ志を持ち、あの人ができたのだから、自分もできる」と思える力です。
都心に住んでいると、人間関係は分断され、ストーリーも共有できません。分断と孤独の中、それぞれが孤軍奮闘している状態になりがちです。しかし、THE ONEにおいては「一人一人の道はつながり、共鳴し、コミュニティ効力感が強まっていく」という価値観を大切にしています。僕も含め、一人の力や意思はとても弱いです。しかし、共通の概念を共有したコミュニティは、互いに支え合い、励まし合い、しなやかな強さを持つのです。
そして、SNS、生成AI、など次から次へと新しいものが生まれてきています。あなたの専門分野を磨きつつ、それら全ての知識や技術を習得するのは不可能です。ですが安心してください。THE ONEには、各分野の専門プロフェッショナルが集い、お互いにサポートし合う実践コミュニティです。
2025年は、日本的なコミュニティが復活する
古くて、懐かしく、温かいコミュニティと関わり、自らもコミュニティ作りをスタートすることこそ、2025年飛躍の鍵です。THE ONEにはすでに累計700名以上の仲間が集まっています。ここまで読んでくださったあなたには、関わる人たちの人生のステージを上げる素晴らしい講座コミュニティを構築する力があるはずです。ぜひ、あなたの感想を聞かせていただけたら嬉しいです!
最後に、こちらから各業界で活躍するTHE ONEの仲間のストーリーをご覧ください。
THE ONE株式会社
代表講師 小林 正弥
代表取締役 小林 麻祐子
