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私たちの経営哲学『THE ONE』を深めていく

会社を経営して13年目に入り、「何を元に意思決定していくか?」がとても大切だと考えるようになった。損得勘定だけでは人との長期的なご縁は育めない。感情に振り回されて意思決定していては何も積み上がらない。いろんな失敗を経験して、改めて僕たちTHE ONE株式会社の経営哲学を深めていこうと決めた。

そもそも「経営における哲学」とは、経営者が意思決定をするときの根本的な価値観や考え方のこと。これは経営戦略よりも上位概念で、「何を大切にして経営をするのか」「自分は何のために事業をするのか」といった、経営の根本にある信念のこと。僕自身、色んな課題に直面し、心が折れそうになったこともあったが、持ちこたえることができたのは、自分なりに信念があったからだと思う。当時は、今よりも言語化できていなかったが、どうしても諦められない気持ちがあって、経営の土俵に立ち続けられたと思う。

成功している経営者が「経営には哲学が大切」と言う理由は、哲学が経営のあらゆる決断の基準になるからだろう。哲学が明確であれば、どんなに環境が変化しても、ブレずに意思決定ができるし、社員や顧客からの信頼を得やすくなる。みんなが一丸となって大きな課題にも立ち向かえる。

たとえば、歴史に名を残すような以下の3人の経営者は、

  • 松下幸之助(パナソニック創業者):「企業は社会の公器である」

    • 企業は単なる利益追求の場ではなく、社会に貢献する存在であるという考え

  • 稲盛和夫(京セラ・KDDI創業者):「動機善なりや、私心なかりしか」

    • すべての判断は、動機が正しいかどうかを基準にする

  • スティーブ・ジョブズ(Apple創業者):「最高のものを作る」

    • ただ儲かるものを作るのではなく、世界を変えるようなプロダクトを作る

こうした哲学があるからこそ、大事業を成し遂げ、次の世代に事業を繋ぎ、さらに事業が発展しているのだろう。僕たちTHE ONEも、自分たちなりの成長を目指していきたい。

THE ONEにおける経営哲学を一言に集約させるなら、まさに『THE ONE』である。

ONEという文字を見つめると、

ONEを上から読むとON(恩)
ONEを下から読むとEN(縁)

THE ONEとは、ご恩とご縁を循環させる、という考え方になる。

世界に1つだけの講座型ビジネスを構築するTHE ONEの実践会では、受講生にまずご自身の人生体験を振り返っていただく。つまり、人生で受け取ったご恩を思い出すということ。これまでに掴み取った考え方やスキルを言語化して、講座として体系化していく。つまり、THE ONEの考える講座型ビジネスは、『恩返し』なのだ。

私はお仕事の関係で、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー博士のお別れ会に出席させていただいたことがある。2012年7月16日にコヴィー博士が逝去された際、葬儀で「第9の習慣」として以下のメッセージが紹介された。

「生まれた時より、より良い世界にしてこの世を去っていく」

これは、スティーブン・R・コヴィー博士の人生哲学を象徴するものとして、葬儀の際に紹介された。僕は大変強い影響を受けて、「自分もそのような生き方をしていきたい!」と願ったのを覚えている。

自分が培ってきた考え方やスキルを講座型ビジネスとして体系化して、世の中に『恩返し』していく。

そうすると、新たなご縁が育まれていく。THE ONEの経営哲学は、ご恩(ON)とご縁(EN)を循環させること。この考え方を経営の最も大切な考え方として深め、実践していきたい。

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