見出し画像

「意味」について(2)

前回、次のように書いた。

ある言明に意味がある、強い意味がある、というのは、僕の定義では、

ある言明が、解決できない問題あるいは謎につながっている。

ということである、と。

ここから考察を再開しよう。(ツイートを元にして、加筆する。)

何か「問題」や「謎」に触れている、と感じさせる言明が、人をハッとさせる。まったくの意味不明では機能しないが、わかるようでいて、わからないものを含むような文を、逆説的に、人は「わかった」と感じるのではないか。

深いところに届いたような感じ。問題に触れた、という感じである。

ここから先は

1,788字
日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書くこと」の後押しになればと願っています。更新は月3回以上を目標にしています。

生活の哲学

¥500 / 月

生活から浮き上がってくる考察、執筆・仕事の方法、読んだもの見たものの批評などを連想的つながりで掲載していきます。Twitterでは十分に書…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?