フォトグラファーへの道のり Vol.001
<私は未来のフォトグラファーを応援致します>
フォトグラファー Masayaです。
カメラ歴30年余り。現在でも現役のフォトグラファーとして活躍している「フォトグラファー Masaya」が、未来のフォトグラファーを応援するため、私の経験を面白く感動的に書きながら発信して行きます。
さて、Vol.001が始まります。
ワクワクしますね。僕だけでしょうか・・・
幼少期の頃
1970年5月20日生まれ。
生まれも育ちも奈良です。そんな奈良県育ちの僕ですが、自分でも本当に良い環境に育ったなぁと思うことがあります。
それは、父はサラリーマンでしたが、非常に絵が上手だという事です。
趣味にしては、凄すぎる!!って感動するレベル。
あまり自慢話をする父では無いのですが、僕がまだ小さい頃こんな話をしてくれました。
「お父さんが、小学4年生の時描いた絵。上手だったから、スイスに行ったんだよ。今はその絵、今ではどうなっているのかなぁ」
そこかって突っ込みたくなる話ですが、父は小学4年生の時には既に絵が上手かった。という事になります。
僕も、父親の勧めで水彩画や油絵を描いてはみたものの、せっかちな僕の性格には向いていない事がわかり、描くのは諦め、父の応援をすることに決めました。
応援というより、いつまでも元気で描いてね。という思いです。
今でもそうですが、父は自分が描いた絵をよく見せてくれます。だいたい描きにいく場所は決まっているので、どこで描いたかは大体わかるのですが、いつも「これは、当麻寺の東塔」「これは、当麻寺の西塔」「これは、二上山」と色々説明をしてくれます。
僕は、描いた場所よりその描いている情景の話が聞きたいのですが、その辺は何も語ってくれません。
そんな多くの父親の絵を見ることで、自然と構図がうまくなったのかなぁと思います。
初めての自分のカメラ
僕が中学1年生になった年の誕生日に、父は僕にフィルムカメラをプレゼントしてくれました。レンズの交換は出来ないけれど、ある程度現場の明るさを計算して撮影してくれるカメラでした。
でも、僕はそのカメラが好きにはなれませんでした。と言うのも、当時父が持っていた別のカメラはペンタックスSP。
レンズの交換も出来、望遠レンズも付いていて、なにしろめちゃくちゃカッコ良い。それに比べると、プレゼントして頂いたカメラは、見た目からして、オモチャ。
男性は、形や大きさから入るって言うけど、特に僕には非常に当てはまると思う。だって、今でも僕はそう言う傾向にありますので。
そんな傾向がある話です。
以前シグマのボケマスターを出張撮影用に購入!!
ボケマスターと名前が付くほどよくボケる。
SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art
なんたって、レンズの口径が焦点距離と一緒の105mmあるんだから、やたらと大きい。大きいのは全然大丈夫。
当然重たい。でも大丈夫。
そしてボケが綺麗。何も言うことは無い。文句の付け所が無い。
でも、仕事では、使うことが出来ませんでした。
なぜなら、ピント合わせが非常に難しかったのです。
ボケが綺麗=ピントの合う範囲が狭い。
動き回る七五三のスナップ写真には、全く向いていませんでした。
モデル撮影が趣味の方には、メチャクチャ良いレンズなので、オススメします。
仕事で使う、35mmという画角(焦点距離)について
さて、先ほどのレンズの話に戻りますが、今でこそ単焦点レンズは素晴らしくフォトグラファーとして仕事で使っているのですが、そのカメラは35mmの単焦点レンズがついていました。
超広くもなければ、望遠でもない。だからと言って、目の画角よりは広い。
う〜ん。どうしようかなぁって今でも思うのが、35mmの画角です。
オモチャのようなカメラだったし、付いているレンズが35mm。
だから、好きになれなかったと思います。
そして、もう一点。
これも、後の話に出てくるのですが、興味を引く餌(ニンジン)が無かったというのも、大きな原因だったと思います。
もしこの時、父親が一冊の風景写真家の写真集を買ってきて、僕に見せていれば・・・
竹内敏信さんみたいになっていたかも知れません。知らないかなぁ
さて、フォトグラファーとして、35mmの画角を意識して撮影する時。
それは、集合写真を撮影する時くらいです。
集合写真では、キッチリと撮影しないといけませんので、ほとんどの撮影は、35mmから50mm間の焦点距離を意識して撮影しております。
ほぼ、この焦点距離で撮れば間違いは無いでしょう。
こんな感じで、このような撮影のノウハウ系も入れて行ければと思います。
最後に・・・
※35mmの画角については、単焦点レンズとしての私個人の意見です。
またスナップ撮影でズームレンズを使った時は、35mmの画角を多様していると思われますが、それとは全く別の話となります。
ご理解下さいませ。
今日は、このへんで。おやすみなさい。
フォトグラファー Masaya