3.ループ:掛け算を発見しよう
以下のページでは、プログラムの基本的な処理ループと条件分岐を学びます。また、処理をくくり出してプログラムを読みやすくする関数や、リストというデータ構造についても学んでいきます。
この章では、掛け算を用いて、ループ(繰り返し処理)について
[例題]
1から10までの数字を表示してみましょう。
上のように書くこともできますが、繰り返し(ループ)を使うと、もっと簡単に書くことができます。
まず、「ループ」から「くりかえし」のブロックを選択します。
次に、表示する変数nを用意します。
n = 0
そしてnを1ずつ増やして表示します。
n = n+1
これを10回繰り返します。
[例題]
1から10までの整数の合計を求めましょう。
問題をよく読んでみましょう。
求めるものは「合計」です。
でも、なにを足した「合計」なのでしょうか?
問題をよく読むと「1から10までの整数」を合計する、と書いてありました。
では、1から10までの整数はどうやって作ればよいでしょうか。
先に見たように、1から10までのループを使えば、「合計」に足していく「1から10までの整数」を作ることができます。その方法は、日本語で次のように書くことができます。
1から10まで繰り返す
足す数をnとする
「合計」にnを足す
ただこれでは、最初にnがいくつなのかわかりません。
そこで、次のように書き換えてみます。
最初にnを0にする
最初に「合計」を0にする
1から10まで繰り返す
nに1を足す
「合計」にnを足す
これをMackecodeで書くと、例えば次のようになります
では、次の問題を解いてみましょう。
[問題 3-1]
くりかえし(ループ)と足し算を使って、3×5を求めるプログラムを作ってください。
まず、掛け算がどのようなものかを思い出して、掛け算を足し算として計算してください。
この問題も、考え方を書き出して、どのようなプログラムを作るればよいのかを考えてから始めてください。