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給与計算の計算設定を効率よく行うポイントとは?

社労士事務所でのスキル評価、どうしていますか?

社労士事務所内で、手続きや給与計算のスキルを測る基準、どのように設定していますか?
多くの場合、定性的な判断に頼りがちではないでしょうか。確かに、労務管理手続きや給与計算は「正確にできて当たり前」の業務。数値化しにくい分野かもしれません。

しかし、事務所が組織として成長していくフェーズでは、一定の評価基準を設けることが必要になってくると感じています。

私は、新規顧問契約時の初期設定を 「短時間で正確に登録できるか」 を一つの指標としています。

普段使っているシステムで業務を回すためには、

  1. どのようなデータを回収する必要があるか

  2. そのデータを効率よく登録する方法

  3. 登録後、その会社の労務管理にどんな課題があるか

この3点を意識することが大切です。

給与計算の設定、スムーズにできていますか?

給与計算においては、これまでの計算結果と同じになるよう設定することが求められますが、これが意外と難しいですよね。
給与計算のしやすさは ソフトの設計次第 で大きく変わります。

例えば、一般的な給与計算ソフトでは、手当項目ごとに

  • 残業に含めるか

  • 課税・非課税の区分

  • 社会保険の対象額

といった詳細設定を行います。

一方、FORROU  では、手当項目ごとに細かく設定するのではなく、全手当項目を表示させて全体を俯瞰して見ながら労保対象額や課税非課税の設定を行い、計算手当のみ詳細設定を行う仕様です。
これにより、複数の手当を柔軟に組み合わせて計算式を作成できる ようになっています。

計算手当のポイントは「単価設定」

給与計算の手当項目は大きく 3種類 に分けられます。

  1. 固定手当(毎月一定額支給)

  2. 変動手当(顧問先から毎月、金額の連絡を受けて支給)

  3. 計算手当(顧問先から毎月、計算に必要な情報を得て計算して支給)

この中でも 計算手当(残業手当など) の設定は難しいですよね。

  • 時給者・日給者で計算方法が異なる

  • 部門や役職によって計算方法が変わる

  • 条件分岐が増えると、設定ミスが発生しやすい

FORROUは、これを解決するため、まず単価を計算し、その単価を呼び出して計算式を組む 方法を採用しました。

例えば 固定残業手当 の場合、

  • 人や部署によって 30 時間分だったり、40 時間分だったりする

  • そのため、個人ごとの固定残業分を単価として設定 し、計算式に組み込む

こうすることで、
✅ 設定がわかりやすい
✅ 計算式が短くなり、メンテナンスが楽


FORROUの給与計算設定をもっと使いやすく!

現在、FORROUでは給与計算の初期設定 UI を見直し中 です。
「もっと効率よく計算式を設定できるには?」をテーマに、手当項目の名称登録の導線などを研究中です。

事務所内の業務効率向上に貢献し、社労士事務所内での評価UPにつながる設計 を目指しています!


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