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マユは涼しいところを知っている
どうやら床がとても涼しいようだ。
いたずらをしたときもここに隠れる。
僕の布団なのだが、一緒に寝ようと横に行くとガウと言ってさる。
僕が出張のときは夜はゲージに入れられていた。出張の間のご飯は作っていったのだ。
僕の椅子の上に丸まる。ここもお好きなようである。
枕もお使いになっていることがある。
寝床でキャベツは食べないでほしい。
「長いお別れ」という小説の中でベッドに残された髪の毛を見つけて「別れるというのは少しだけ死ぬことだ」とマーローはつぶやくのだった。
いつか「長いお別れ」の時が来るだろうが、その時までは楽しくやろうな、相棒。向こうは食事作る下男程度にしか思っていないのだろうか。
身体というコロニーを統べるマイクロバイオームにとっては、種の違いもコロニーの隔ても関係ない。だから、顔舐められても汚いと思わない。
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