ゴルフコースに目土がある理由。
みなさんは目土ってご存知ですか?
ゴルフ場のフェアウェイって、いつもキレイで気持ちよくて、とにかく初心者ゴルファーの自分はあのフェアウェイを歩くだけで心が癒されるという体験を毎回しています。芝は綺麗に刈られ、均一に整っています。その開放感あふれるフェアウェイを歩いているとき、なぜか気持ちがスーっと落ち着きます。
それは、まるでいつもここに当たり前にあるかのように。
ただ穴を空けてしまった時の自分
ここからは私の体験です。
その日は休日ということで、気の置けない仲間とのラウンドでした。
それはもう朝から張り切ってゴルフ場に乗り込んだ初心者ゴルファーは、パター練習場から観えるいつものフェアウェイの開放感に気持ちも盛り上がります。
いざコースに出ると、やはりフェアウェイは日常にはない体験を与えてくれます。
たまたま2打目を運よくフェアウェイ上で打てる事となり、素振りをした時に思い切り穴を空けてしまいました。
その穴を自分自身で見た時、なんとも残念な気持ちになっていました。
ジュニアゴルファーと学んだ『コース上の保護』
ある日のゴルフ教室で先生が小中学生に以下のようなお話をされていました。
『ゴルフのエチケット基本3大原則の1つにコース上の保護があります。
フェアウェイの至る所に穴が空いていたらどんな気持ちになりますか?
とても残念な気持ちになるでしょう。ゴルフは自然があるからこそプレーができるので綺麗なゴルフ場を保てるように積極的に目土をしましょう。人間の傷口と一緒で芝も早い処置をすることが大切です。土が乾く前に行いましょう。すると早く芝が回復します。スコップで砂を多めに入れてから周囲の芝と同じ高さになるように均等に均しましょう。マナーの良いゴルファーを目指していきましょう!』
目の前がどんどん変わっていく瞬間
そのお話の後、みんなでコースに出てラウンド練習をします。来たるハーフゴルフ大会に向けて、このラウンド練習は貴重な時間でした。
ジュニアゴルファーはコースで思う存分何かを身につけようと必死でした。
それと同じくらい頑張っていた事は、コース上にできた穴に一生懸命目土をしていた事。私の目の前でどんどんフェアウェイの穴が修復されていきます。
みるみるうちにいつもの綺麗で均一に整ったフェアウェイが目の前に広がり、そこにいるだけでまた気持ちを落ち着かせてくれます。
当たり前の事だけど、当たり前にあるわけじゃないんだと痛感した体験でした。