IPアドレスの基礎知識

そもそもIPアドレスとはネットワークのネットワーク。ここでいうネットワークとは、企業や組織のネットワーク。つまり、組織ネットワークを相互に接続するというネットワークがインターネットなのです。

IPアドレスはネットワークアドレス部とホストアドレス部によって構成される。ネットワークアドレス部はインターネットに接続されている各組織を識別するために使われる。ホストアドレス部は、組織ネットワーク内部で、各コンピュータを識別するために使われる。

IPアドレスは使用するネットワークの規模によって三つに分けられる。
クラスA：0.0.0.0 ~ 127.255.255.255
ネットワークアドレス部：8ビット
ホストアドレス部：24ビット
割り当てホスト数：16,777,214台
大規模ネットワーク向け

クラスB：128.0.0.0 ~ 191.255.255.255
ネットワークアドレス部：16ビット
ホストアドレス部：16ビット
割り当てホスト数：65,534台
中規模ネットワーク向け

クラスC：192.0.0.0 ~ 223.255.255.255
ネットワークアドレス部：24ビット
ホストアドレス部：8ビット
割り当てホスト数：254台
小規模ネットワーク向け

ホストアドレス部が「全て0」となるアドレスをネットワークアドレス
「全て1」となるアドレスをブロードキャストアドレスという。

サブネットマスクとは
IPアドレスの32ビットのうち「どこからどこまでがネットワーク部でどこからどこまでがホスト部であるか」を示すもの。
サブネットマスクの利点としてクラスアドレスでは3パターン（8ビット・16ビット・24ビット）しかネットワーク部とホスト部の切れ目を設定できなかったが、この縛りがなくなる。

サブネットマスクを用いた場合のネットワークアドレスの求め方
IPアドレスとサブネットマスクを2進数変換してAND演算して求める。