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10/11 イギリス旅日記: ノルマンの古城と廃線跡の大鉄橋を探索するオークハンプトンOkehampton

私は2022.9〜2023.1の間、英国南西部のエクセター大学に交換留学しました。今シリーズは、エクセターを拠点にした英国内の様々な場所への旅行記です。コロナ後の鮮度が高い情報・長期滞在でなければ中々行かないような場所の情報も沢山掲載していますので、英国訪問を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

このシリーズについて 

今日は全休日なので、昼からダートムーア国立公園の北端にあたるオークハンプトンの街へ向かう。エクセターから40km、GWRのDartmoor Lineの終着駅である。

列車は綺麗な牧草地の真ん中を突っ切る。イギリスの田舎は本当に綺麗だ。

オークハンプトン駅着。実はこのDartmoor Line、一度休止されたのを2019年に復活させたもの。駅は再開に合わせて綺麗にお色直しされている。

まず向かうのは街中心部にあるMuseum of Dartmoor Life。あまり期待してなかったのだが、3階建てで色々な展示があり盛り沢山。
3階には先史時代の住居などの展示。

2階にあった手工業の展示。

こちらは錫鉱山(Tin Mine)の再現。

中心部には小型のアーケードもある。なかなか洒落ている。

アーケード正面も煉瓦ですごい。

続いて向かうのはダートムーア城。ノルマンコンクエストの時代の古城跡である。English Heritage。日本の石垣も凄いが、この目地材たっぷりの煉瓦積みもなかなか良い。

今立っているところと山頂部の2階層に建物がある。屋根は全て崩れているが、壁は結構残っており間取りも判明している。

上層からの景色。写真左の部屋には集会所、右の部屋チャペルがあったそう。オケメント川を監視・掌握できるこの場所は地政的に重要だった。

窓に腰掛ける。

続いて少し歩いて、Meldon付近の廃線跡へ。かつてはDartmoor Lineがここまで伸びていた。ところどころに煉瓦のアーチがあって碓氷峠みたい。

そして今回の目玉、先程言及したオケメント川にかかるMeldon Virductという鉄橋。強度の不安から鉄道は廃止されてしまったが、人や自転車が通るだけなら全然大丈夫。

ダートムーア国立公園の中なだけあって、周囲は絶景である。大きな谷川を跨いでいる橋なので見晴らしも良い。右の方にメルドン貯水池というダムも見える。

対岸へ渡り切った。やはりここにも自○防止ダイヤルが…(ブリストルの記事参照)

そしてこの橋は下から見ると凄い。巨大なトラス構造の橋桁を何本もの鉄骨柱で支えているのだ。まさしく産業革命期の遺産である。この景色を見に来た。

かつてはこの上を蒸気機関車が走っていた。

周囲はハイキングコースが整備されており歩きやすい。想定外に1.6万歩も歩いた一日になった。

オークハンプトン駅の跨線橋が素敵。

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