『VPRE-73』レビュー 〜NEVE 1073をお手軽に〜 [vol.031]
普段良く使うソフト・機材を簡潔にレビューしていきたいと思います。
今回はプリアンプ・プラグイン、Black Rooster Audioの『VPRE-73』の使ってみた感想を紹介します。
特 徴
・プリアンプの名機「NEVE 1073」のモデリング
・シンプル操作で使いやすい
・人気メーカー「Black Rooster Audio」のモデリングシリーズ
使ってみた感想
今までの音楽の歴史のなかで、たくさんの曲に使用されてきたプリアンプ「NEVE 1073」。
通すだけで独特な倍音、サチュレーションが加わり、いろんな種類の楽器に色付けをしてきました。
大人気の名機で「NEVE 1073」のモデリングは実機でもプラグインでもたくさんあります。
Universal Audio UAD/Neve 1073
Waves/SCHEPS 73
IK Multimedia/EQ73
Slate Digital/FG-73
Plugin Alliance/Lindell Audio 80 Series
お値段高めのものや、パラメーターがたくさんあるものなど音質もそれぞれです。
その中で、コスパ良し、シンプルでわかりやすい、それがBlack Rooster Audioの『VPRE-73』です。
そんな「VPRE-73」ですが、1073の雰囲気を味わいたいならおすすめです。
「VPRE-73」はすごく使い勝手が良くて、とても便利なアイテムです。
僕はギターやベースでもう少し音に腰が欲しい時は、原音にかける場合が多いです。
キック、スネアにもとても良い倍音が加わり、「1073」ならではの存在感が増します。
右の大きなツマミは左に振る(時計回り)とハイが持ち上げられ、右に振る(反時計回り)とローが持ち上げられます。
アンプ後のポスト側に挿して、このつまみでいい感じでギターの音抜けを良くできるので、重宝してます。
TRIMは「–」にも「+」にも設定できて、ここでも歪みを加えることができますが、インプットゲインで歪みの調整をしてTRIMで音量の調整をするのが良いと思います。
プリセットは少しだけ用意されていますが、このプラグインに関しては音作りを聴きながら作っていくので、プリセットはあまり使わないと思います。
好きなところ
・シンプルで使いやすい。
・コスパがかなり良い。
気になるところ
・中域の処理がたまにしたくなる。
こんな方にオススメ
・お手軽に73系のプリアンプを使ってみたい
・ベース、ギターの音をキャラクターつけたい
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