シールドケーブルとは?〜シールドでギターの音質が変わる〜 [vol.091]
シールドケーブル(Shielded Cable)
ノイズを遮(さえぎ)りながら導線を用いて音信号を送るケーブルのことをいいます。
「シールド線」「シールドコード」とも呼ばれます。
いろんな楽器、歌の音を伝えるDTMにとっても、大変重要なアクセサリーです。
あまり気にしていない人も多いですが、ものによって音質が変わります。
せっかく良いギターがあっても、シールドケーブルによって100%の音質で信号を送ることができません。
音質を追求する人はシールドケーブルにもしっかり目を向けることをオススメします。
シールドケーブルの構造
シールドケーブルのことをみんな略して「シールド」と呼びますが、シールドとなると役割が全く変わってきます。
シールドは「盾」という意味で、シールドケーブルの中のシールドは、ノイズから音信号を守るという意味があります。
一般的なものは4層でできています。
芯線で音信号を送り、その外側のアミアミの導線が盾になってノイズを防いでくれます。
そしてこの芯線が2つある「2芯ケーブル」にはステレオケーブルなどがあり、3つ穴があるジャックに合うマイクケーブルは「3芯ケーブル」になります。
「S」タイプ「L」タイプ
プラグの部分は「S」ストレートと「L」L字のものがあります。
どちらもストレートの場合はSSタイプ、どちらもL字の場合はLLタイプ、どちらもの場合はSLタイプ、になります。
コンパクトエフェクター同士をつなげる場合は邪魔にならない、LLタイプの短いものを使用する人が多いです。
この短いシールドケーブルを「パッチケーブル」といいます。
シールドケーブルによる音の違い
シールドケーブルによって高音がよく出るもの、中域がしっかりしているものなど、特徴があります。
品質によっても変わってきます。
使用用途よりあまりにも長い物などは余計なノイズが入るので、用途に合わせた無理のない長さを選ぶのが良い選び方です。
<CANARE>
CANAREは大定番で楽器屋にたいてい置いてあります。
リーズナブルで色のバリエーションも多く、値段の割に質も良いです。
<BELDEN>
こちらも定番の老舗メーカー。
リーズナブルで愛用しているギタリストも多いです。
<Ex-pro>
プロアマ問わず人気のあるシールドケーブルです。
<MONSTER CABLE>
やや高級ケーブルといて有名ですが、メタルやハードロック、ベーシストに人気があります。
<SOLID CABLES>
高級ケーブルで持った感触からして高級感が伝わります。
しっかりした作りをしています。
<ANALYSIS Plus>
最高級ケーブル。
こだわりたい人はこちらのケーブルで。
ANALYSIS Plusは、こんな高額なケーブルまであります。
メンテナンス
プラグの部分は直接手で触ると手アカがたまり、汚れもたまりノイズの原因になるので、定期的にメンテナンスが必要です。
専用のものできれいに汚れを落とすことをオススメします。
よくある金メッキが塗られているものは、汚れがたまりにくくて、さらにサビにくくなっています。
保管もちゃんと「八の字巻き」で一方の方向にだけねじれないように巻いて保管しなければ、寿命が縮んでしまいます。
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