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『TR5 Saturator X』レビュー 〜 10種類のタイプから選べるサチュレーター〜 [vol.126]
普段良く使うソフト・機材を簡潔にレビューしていきたいと思います。
今回はIK MultimediaのT-RackS 5に収録されているサチュレーター、『TR5 Saturator X』の使ってみた感想を紹介します。
特 徴
・10種類のサチュレーションを選べるサチュレーター・プラグイン。
・いろんなタイプのサチュレーションをシンプルな操作で再現できる。
・IK Multimedia「T-RackS 5 MAX」のバンドルに収録。
使ってみた感想
今回紹介するのは、IK MultimediaのT-RackS 5に収録されている『TR5 Saturator X』というプラグインです。
サチュレーション効果をつけたくて、「プリアンプ」「EQ」「コンプ」「ディレイ」などで作っていきますが、この『TR5 Saturator X』は、真空管、テープ、変圧器、アナログ録音機器のような、いろんなタイプのサチュレーッションをこれ一台で作ることができます。
使い方もとても簡単で、タイプを選んで入力を上げてサチュレーション効果を高める、それだけです。
簡単には作れるのですが、やはりそれぞれタイプがなんの機材のサチュレーションなのかが分かると、より効果的に使用できて楽しく音作りができ、このプラグインのありがたさもわかると思います。
しかし、サチュレーションの種類をあまり知らない人でも、好みのサウンドを見つけて音作りができるので、初心者の方にもオススメできます!
音選びの他にも、クリッピングレベルを自動で監視してくれる「Brickwall」が付いているので、レベル上げすぎの不自然なデジタル・クリッピングを回避できます。
オーバーサンプリング機能によって、音質を損なうことなく倍音のパターンが変化する処理をすることも可能です。
「TR5 Saturator X」タイプの種類
タイプも10種類の中から選べます。
❶「Tape 1」
アナログ・テープ・サチュレーション。
❷「Tape 2」
Tape 1よりローファイなアナログ・テープ・サチュレーション。
❸「Master +6dB」
マスタリング向きの「太い」サウンドのサチュレーション。
❹「Master + 12dB」
Master +6dBより強いマスタリング向きの「太い」サチュレーション。
❺「Tube 1 – Push Pull」
パンチのある真空管サチュレーション。
❻「Tube 2 – Class A」
暖かみのあるパンチのある真空管サチュレーション。
❼「Solid State 1 – Push Pull」
Tube 1より分離の良いパンチのあるサチュレーション。
❽「Solid State 2 – Class A」
Tube 2分離のアグレッシブなサチュレーション。
❾「Transformer – Iron」
変圧器の微妙な効果が狙えるサチュレーション。
❿「Transformer – Steel」
Ironとはまた違った変圧器のサチュレーション。
好きなところ
・理想のサチュレーションが見つかる。
・シンプルで扱いやすい。
気になるところ
・少量のサチュレーションは、質感を作りきれない気がします。
こんな方にオススメ
・ビンテージロックサウンドが好き
・いろんなサチュレーションを知っている
・T-RackS 5が好き
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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら
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