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社内表彰の場を通じて見えた「全体性」
先日、スカイベイビーズでは社内表彰の機会を設けました。この取り組みは、会社が大切にする価値観である「SKY WAY」を体現する行動をしたメンバーを称えるもので、ノミネート者が自身の取り組みをプレゼンし、全員の投票によって順位を決めるという形で行いました。
今回は、初めてこの取り組みを実施してみての手応えについて書きたいと思います。
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全体性を体感できた場
まず、今回の表彰の機会は、単なる成果発表の枠を超えた、非常に意義深いものだったと感じています。
印象深かったのは、この取り組みがメンバー個々の「全体性」を見事に発揮した場だったということです。プレゼンの中で多くの人が、仕事だけではなくプライベートや自身の課題について触れ、自分らしい言葉で思いを語っていました。「仕事の成果」だけにとどまらず、「自分自身の成長」や「殻を破るための挑戦」、そして自身の「バリア」を「バリュー」に変えた経験などを共有する場になったことに、大きな喜びと驚きを感じました。
そして、そんな個人的なエピソードの発表をメンバー全員が優しく、そして楽しそうに聞いていたことも感慨深かったです。安心して自己開示できる空気が会社に育っていること、それを自然に受け入れるメンバーの姿に、「全体性」が根付いていると実感しました。世の中の多くの企業が苦労している全体性の実現を、ここまで自然な形で体現できているのは本当に素晴らしいことだと思います。
通常の仕事の成果発表では、どうしても「何を達成したか」が中心になります。しかし今回は、「どのような行動をしたか」「どんな価値観に基づいてそれを行ったか」にフォーカスした内容が多く見られました。評価の基準も、仕事の結果を中心に語った人よりも、自分自身の挑戦や価値観を語った人に票が集まる結果となりました。これこそが「SKY WAY」の体現だと思いますし、自然とそのような流れになったことに、会社の文化の成熟を感じています。
次回に向けての課題
今回は、一部のメンバーだけがプレゼンを行う形でしたが、できれば次回は全員が発表する場も設けたいと考えています。また、さらに「SKY WAY」を瞬間でなく日常的に意識し、実践する機会を増やすことも重要です。
さらに、私たちが大切にしている「全体性」を育む土壌は整いつつありますが、その先のステージとして、対話や意見交換を通じて「磨き上げる力」を身につける必要があると感じます。現在は、お互いの個性を尊重し合う風土が強い一方で、意見をぶつけ合い、混沌を乗り越えながら新しい価値を生み出すような過程は、まだ十分に発揮されていません。これからは、対話力や議論を重ねるプロセスも強化していきたいと考えています。