私たちが自然体で生きる組織であるための行動指針SKY WAYとは
スカイベイビーズは「自然体で、生きる。」という理念を掲げ、メンバーや周囲の人々が自分らしくいきいきと、自然体な働き方や生き方を実現することを目指しています。
そして今年は、その理念を実現していくための行動指針として「SKY WAY(スカイウェイ)」を定めました。
今回は、その「SKY WAY」について書きたいと思います。
2つの視点からアプローチすることで定められたSKY WAYの各項目
スカイベイビーズでは組織全体で"自然体"というキーワードに何となくの共通認識は抱くことができていたものの、もう少しわかりやすく、私たちなりの定義を決めて、スカイベイビーズが組織で何を目指しているのかを明確にしていこう、といった考えから生まれたのがSKY WAYです。
私たちはSKY WAYを「行動指針」と呼んでいますが、すべてを「やらなければならない」というわけではありません。あくまでも自然体でいるための「道しるべ」として捉えるもので、自分にとって何が必要かを見つめ直し、振り返りや内省に活用するものです。
ではさっそく、SKY WAYの項目を見てみましょう。
SKY WAYでは、私たちが大切にする価値観である「MIND」と、それを支えるために必要な「SKILL」に分けて項目を定めました。このように2つの視点からアプローチしたことにより、行動指針を定めるときにありがちな「精神論に偏りがち」といった問題を克服でき、行動に移しやすくなったり、評価に活用しやすくなるといったメリットが生まれました。
ここからは、それぞれの「MIND」についても解説していきます。
WILL
「WILL」については、メンバーが互いのWILLを理解し合うことが、それぞれの価値観を知り、尊重していくためにも重要だという意見が多く聞かれました。先日社内で行われたワークショップでは、単なる目標設定ではなく、それぞれが自分の価値観を深掘りし、実現したい生き方を再確認したうえで、そのためにどのようなスキルを身につけ、どんな仕事をしていくべきか……といった視点でそれぞれのWILLを決めていきました。
オーナーシップ
「オーナーシップ」については、自己決定のスキルや課題を明確にする力が重要だと感じています。特にスカイベイビーズはフラット組織で特定の「トップ」や「決定者」がいないため、油断するといざ意思決定が必要になったときに戸惑い、物事の進みが悪くなるといった課題がありました。
特に意思決定力は、メンバー全員が当社においてもっとも必要と考えたスキルでした。
「自然体で自分らしく生きる」という言葉から、「何も持たずに自由に生きられる」と勘違いする人もいますが、実際にはそう簡単ではありません。自由に生きたければ何らかの「武器」、つまりスキルを身につけることが必要だと考えています。
全体性と互助
「全体性」と「互助」については、個々が自分らしくあるがままでいるためには、他者との共存や、周囲との相互理解や助け合いが不可欠だという考えに基づいています。そして周りの助けを受けるには、自分自身も他者を助け、関わり合う姿勢が重要です。
個の力が求められてきた現代社会では、「人は一人では生きられない」という現実をつい見失いがちです。スカイベイビーズにも個人事業主としての顔を持つメンバーが多く、まさに個の力を磨いてきた人たちが集まっていますが、だからこそ互いに支えながら「みんなで生きる」といった意識を持ちながら全体性を大切に働く必要があると考えています。
探究
「探究」については、SKY WAYの中でも"スカイベイビーズらしい"項目だと感じています。「自然体」には明確な答えがないということを受け入れ、それぞれが自分の自然体の生き方を模索していこうという意図で「探究」という項目が生まれました。
SKY WAYの活用方法
当初はSKY WAYを社内の評価制度に活用していこうといった意図がありました。スカイベイビーズはフラット組織であるため360°評価(メンバー同士が対等な視点で互いを評価し合う)の導入を目指し、SKY WAYの各項目に沿って評価しようということで、試験的に実践もしてみました。
まだまだ評価への活用方法についてはバランスを見ながらどのような形がベストか模索しているところですが、SKY WAYを活用した360°評価については互いを理解し合い、自己を振り返るための手段として手応えを感じています。今後、評価の結果を社内表彰に活用するなど、ポジティブな形で取り入れていけるよう、引き続き検討していきたいと考えています。
SKY WAYの活用により、私たちが考える「自然体」がよりわかりやすくなったり、実践がしやすくなったり、メンバーの意識向上やモチベーションアップにつながることを期待しています。