股関節114 人工股関節置換術と術後骨折
おはようございます。
ペン回しが意外に得意な塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と術後骨折です。
人工股関節置換術を受ける患者さんは、60代を中心に中高年がメインになっています。
50代の患者さんはまだ骨折リスクは高くありませんが、70代以降の高齢者の場合は、既に骨粗鬆症になっていることが多く、骨折のリスクが高い状態です。
人工股関節置換術を受けた場合、術後に人工股関節周囲の骨密度が低下しやすい傾向があり、そのため万が一転倒してしまうと、人工股関節の周囲で骨折をする可能性があります。
特に大腿骨のステムの周囲で骨折してしまうことが多いです。
うっかり転倒して、もし骨折をしてしまった場合には、再手術になる可能性が高くなります。
そのため、手術前に骨粗鬆症があることがわかっている場合には、術前からしっかりと骨粗鬆症の治療を行うべきでしょう。
骨粗鬆症は放置しないようにしましょう。
本日のまとめ
骨折しての再手術は避けたいですよね!
滅多に転ばないけど、たまに転ぶ整形外科医の塗山正宏でした。
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