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消費期限切れのフィルム

最近のマイブーム・・・

フィルムで写すこと。

何が楽しいかって,写真を見るまで時間と手間がかかることかな。

現像が出来上がるまでの時間,ネガを取りに行く時,受け取ってお店で簡単に写りを確認した時の「ああ,なんか写ってる!」という喜びと安堵感,そして自宅に持ち帰り,食事もそっちのけでスキャンしてどう写っているかを確認するその瞬間,そうしてよく写っていた時とか想像以上の写りだった時の喜びや驚き,「あれれ・・・」という写りを見ても「そうきたかー!」と何だか喜んだりして。そうした写真を見るまでの,そうした一連の営みのワクワク感。たまらなく楽しい。

さらに楽しみを増させる要素として使っているカメラもあるかな。使っているカメラは距離計はついているけど露出計はついていないので,手持ちの露出計や本などに載ってる情報を目安にするけれど,あとは,その時にそういった情報を元に判断する自分の感覚のみ。

さらにさらに今回は,使っているフィルムが7年前に期限が切れて家に放置してあったものということもあるか。

このフィルム,なんだか捨てるには持ったないないし,ということで置いておいたものですが,さあて使えるのか・・・といってカメラに詰めてみる。

写りはというと・・・

なんだか黄色っぽい。この日使ったレンズも古いもので,こうした特性があるということもあるのだけれど・・・。

次の瞬間こう写る!

こうなるとレンズの特性だけとは言い切れないものがあるかも。やはり期限が切れてから7年も経っているせいか。

とかいうふうに,写りに関して考察していく自分や,写真そのものの予想外の写りへの驚きがなんとも楽しい。

今のデジタルカメラって,どれで写しても本当に破綻がなく綺麗。でも,なんだか最近は、というかデジタルカメラにもそれ以上が欲しいといつも思っているんですよね。

その「それ以上」が意外と身近にあることを発見。

そのフィルムもあと1本となりました。

さて,なにを写そうか、この熟成フィルムで・・・。

Leica M2 Lack
Leica Summicron 35mm2.0 8elements
Fujicolor iso100 記録用カラーフィルム

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